美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

2017.2.東博で見たもの その2

仏画、絵巻断簡、浮世絵まで。

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わりと表情がはっきりと写りましたな。

羅漢図。可愛い所だけ。
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天神様、大怒り
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役行者ご一行様
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灯籠もある。
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こんなお湯のみで一休みしたいわ。
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ちょっと早いけど春らしくしよう。
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つつじ。(それこそ早いな)
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梅もあるよ。
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田中抱二 春はいいなあ。
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寿老・牡丹に猫・芙蓉に猫図 3幅 土方稲嶺 猫がなかなか。
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春信の春
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まだちょっと寒い。
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猫もぬくぬく
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国芳。


絵も調べられてよかった。




どついてる!…わけではない、というところで終わり。
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2017.2.東博で見たもの その1

聖心女子大学蔵 の旧久邇宮御常御殿障壁画が展示されていた。いずれも1926年。
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紅梅 1面 荒井寛方

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水芭蕉 1面 小川芋銭

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椿 1面 北野恒富

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雪松 1面 中村岳陵

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桔梗 1面 堅山南風

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椿 1面 安田靱彦

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紅梅 1面 前田青邨

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牡丹に雀 1面 下村観山

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枇杷 1面 速水御舟

他に大観描く襖絵もあるがそちらは撮影禁止。
素敵でしたよ。

洋画もちょっとばかり。
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少女と犬 浅井忠  わんこ気持ちよさそう。

・奈良・金春家伝来の能面・能装束
さて金春家伝来品を見よう。
金春禅竹以来今日まで綿々と続く能の家系。
瓦解のあおりでたいへんな目に遭い、散逸させないようにと守られた人々がいたのです。


仲良くしてくださる脚本家・金春智子さんのご家系。

更にこんなのみつけました。



縫い取りの美。
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どちらもいい表情。
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コレクターの眼 @サントリー美術館

サントリー美術館の今期の展覧会は、同館に新しく仲間入りした美術品のお披露目だった。
末永く愛してねということで今回は撮影可能。
ヨーロッパ陶磁と世界のガラスを皆さん適度にパチパチしたりじぃっと眺めたり。
わたしもツイッターに挙げたりしましたわ。



まずはヨーロッパ陶磁 野依利之コレクションから。

伊万里をお手本にした風なのもある。
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色絵楼閣山水図大皿
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オランダでお手本を見ながら拵えたのか、ちょっとビミョーなところが却っていい。
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トルコブルーと花柄と。

マヨルカの明るさはいいなあ。

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ライオンは何処へ向かうのか。てか、なんかポヨンとした顔つきでいいなあ。

意味不明な柄がけっこう多いな。
何故か踊る悪魔もいる。
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小さいのがずらずら。
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欧州にしか生まれえない顔だち。




続いて世界のガラス 辻清明コレクションへ。
古代ローマ、オリエント、近代ヨーロッパ、そして和ガラスへ。

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ガラス片も素敵だ。
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陶器の欠片もガラスのかけらも、そこには物語と歴史がある。

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これはあまりに綺麗でどきどきした。カメラとスマホとどちらも撮った。


透明ガラスの美。写り込む影もまた綺麗。
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多くの良いものを味わわせてもらった。
美意識のすぐれたコレクターの眼を、経験を、喜びを追体験させてもらえたように思う。
今後も多くのお客さんが今後もこれらコレクションを愛してくださるように…

松岡コレクションを楽しむ

東洋陶磁、近代日本画、現代彫刻、古代の神仏像などを蒐める松岡美術館。
久しぶりにカメラでパチパチ。

まずは東洋陶磁から。
愛する高麗青磁。シアワセそうな鳥と柳。
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掻き落としもいい。元気そうな魚たちが回遊。
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美人画へ。
「美しい人びと」という副題がついている。
小西國葉 二上山奉楽
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松室加世子 竪琴
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時代が移っても奏楽を愛する心は同じく。

廣田多津の女の奔放な動きはある種のコンテンポラリーダンスにも似ている。
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古い世の美女たち。綺麗な表具。
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月岡雪鼎  傀儡之図
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西宮から起こったと言われる傀儡人形。
いつしかこうした座敷での楽しみにもなる。
松園さんにも傀儡人形を楽しむ人々を描いたものがある。

その松園さんの大津絵の藤娘
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清方の保名もある。
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松岡さんはとても自在な方だったろう。
美しいものならどの時代のものでも愛したのだ。
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それは美しい女だけでなく男もまた斉しく。

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和の美を感じる人々。その美。

菊池 契月 寛永麗人
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思えば契月は同じ時代に家に来た息子の嫁をモデルに、少女が犬の散歩に興じる絵を描いている。
昭和の若い女と寛永の若い女が同じことをしている。

業平と定家
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蹄斎 北馬 三都美人
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次の室へ向かうと、現代日本画が並んでいた。

鎌倉秀雄の豪華な歴史美人たち。
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古代の弦楽器のうち、竪琴は似た形になるものなのか。
最初に挙げた日本のものは箜篌、埃及のものは呼び名は知らない。

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猫の絵が楽しい。
それぞれの画家の好む猫たち。
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最後にはジャコメッティの猫の給仕頭。
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また後期にも出かけよう。

ティツィアーノの描く膚から思い出すこと

先日、東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派」展を見た。
その感想はこちら
そこでも書いているのだが、ティツィアーノ描く女の膚の艶めかしさ・張りは本当に素晴らしい。

以前に見てきたティツィアーノの絵のうち、このブログで挙げているのは大まかなところでこの二つの展覧会。
・ウルビーノのヴィーナスを観て (2008/05/07) 感想はこちら
・カポディモンテ美術館展 (2010/07/25) 感想はこちら
ウフィツィ美術館で見たときもティツィアーノの女たちの膚にくらくらした。
今回の展覧会のコピーにも既にそのことが示されている。
「バラ色の女神の誘惑。」
バラ色の膚を称えている。

ゆったりした美人の広がる膚。触り心地の良さそうな肌。
よく肌の滑らかさは日本人のそれが第一だと言うが、それは湿潤な気候あってのことで、ヴェネツィアあたりの気候から考えると、やっぱりこの艶めかしい膚の表現というものは凄いのではないか。

彼がどのように絵の具を塗り重ねたのかは知らない。
しかし膚の美しさを出すためにはたいへんな辛苦があったろう。

これで思い出すのが水野英子と北島洋子の合作である「赤い肖像画」という1978年の作品。
「花とゆめ」に読み切り掲載された。
わたしもはるか昔の記憶なので細かいことは忘れたが、ある画家が貴婦人の肖像画を描くために自分と付き合いのある女の血をもらう。その血を使わねば貴婦人の肌の美しさは表現されないと画家は考えたのだ。
それで貴婦人は実物以上に美しく描かれるのだが、嫉妬と絶望と怒りから女が絵を切り裂いたとき、貴婦人もまた斃れる。
そして男はまた別な道を行くのだ。
今ちょっと調べると京都国際マンガミュージアムにも花とゆめの掲載号が所蔵されているようだ。
合作ものなので単行本化ができなかった、という話は水野英子展が弥生美術館で開催されたとき、美術館を通じて水野先生からお答えをいただいている。

膚を描く、ということは大変な労力である。
望月玲子「ヴァルダ―迷宮の貴婦人」もまた膚の美を描くために血が使われ、更に愛憎故に貴婦人に呪いをかけた画家の執念が貴婦人を吸血鬼にする、という恐ろしい話だった。

どちらも外国が舞台の物語となっている。
日本で膚の美を再現するために辛苦する話は知らない。
しかし、人の膚ではなくやきものの膚への執着について書かれたものならいくつか知っている。
また、谷崎潤一郎の小説にはしばしば延々と膚の美について書かれている箇所がある。
芸術家の執着。
そんなことをティツィアーノの描く女の膚を見ながら思い出した。

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