美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。
東洋陶磁、近代日本画、現代彫刻、古代の神仏像などを蒐める松岡美術館。
久しぶりにカメラでパチパチ。
まずは東洋陶磁から。
愛する高麗青磁。シアワセそうな鳥と柳。
掻き落としもいい。元気そうな魚たちが回遊。
美人画へ。
「美しい人びと」という副題がついている。
小西國葉 二上山奉楽
松室加世子 竪琴
時代が移っても奏楽を愛する心は同じく。
廣田多津の女の奔放な動きはある種のコンテンポラリーダンスにも似ている。
古い世の美女たち。綺麗な表具。
月岡雪鼎 傀儡之図
西宮から起こったと言われる傀儡人形。
いつしかこうした座敷での楽しみにもなる。
松園さんにも傀儡人形を楽しむ人々を描いたものがある。
その松園さんの大津絵の藤娘
清方の保名もある。
松岡さんはとても自在な方だったろう。
美しいものならどの時代のものでも愛したのだ。
それは美しい女だけでなく男もまた斉しく。
和の美を感じる人々。その美。
菊池 契月 寛永麗人
思えば契月は同じ時代に家に来た息子の嫁をモデルに、少女が犬の散歩に興じる絵を描いている。
昭和の若い女と寛永の若い女が同じことをしている。
業平と定家
蹄斎 北馬 三都美人
次の室へ向かうと、現代日本画が並んでいた。
鎌倉秀雄の豪華な歴史美人たち。
古代の弦楽器のうち、竪琴は似た形になるものなのか。
最初に挙げた日本のものは箜篌、埃及のものは呼び名は知らない。
猫の絵が楽しい。
それぞれの画家の好む猫たち。
最後にはジャコメッティの猫の給仕頭。
また後期にも出かけよう。
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