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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

やっぱりハイカイ・シンガポール篇?

インド人街から今度はモスリムの街へ向かう。
シンガポールは宗教・信条ではもめない。
友人S曰く「一種の社会主義・共産主義みたいなもんやからね?。
政治もフハイはしてないけど、反対も出来へん感じよ?」
観光用に開かれたイスラム寺院ではなく、ジモティ・モスリムのための寺院へ入る。
IMGP5711.jpg
わたしは長袖カーディガンをすばやくかぶったが、同行二人は捕まる。
でも捕まったおかげで、可愛い柄のモスリムワンピースを貸してもらえる。
着せ替え人形。茶色系と青灰色の二色ワンピースには、それぞれ可愛い刺繍があって、いい感じ。(でも化繊だからメチャ暑かったらしい)
記念撮影もした。しかしここのモスリムのおじさんたちは皆さん親切で、優しかった。
神戸にもモスリムの寺院があるが、そこの人はパキスタン系の人で、こちらも親切だったなぁ。
モスリムとは本来「平和を愛する人々」だということですが、世界はキビシイなぁ。
ここの人々は皆さん和やかでした。

わたしは中学生の頃、片倉もとこさんの「アラビア・ノート」をまじめに読んでいた。
それから井筒俊彦「イスラームの世界」も読んでたが、それらはやっぱり映画「アラビアのロレンス」の影響ですわな。
新宿か渋谷ではデヴィッド・リーン生誕百年記念で「アラ・ロレ」のニュープリント上映をしていたな。

さて、モスリムの次は旧正月を控えて大混雑を極めるチャイナタウンへ向う。
これが凄まじい。赤色が主体の正月飾りが溢れかえっている。それを買う人々も凄い。
IMGP5713.jpg
いや?ニホンジンにはこんなヴァイタリティおまへんわ。
凄かった。
わたしは中国の爆竹が大好きなのだが、シンガポールでは爆竹は禁止されてるので、残念。
以前、横浜の中華街で双十節の日に獅子舞と爆竹鳴らしの後をついて2時間くらい歩いたことがある。硝煙の匂いを好きなだけ味わって、殆どラリッた状態で楽しかったなー。

アジア文明博物館は金曜日は九時まで開館で、七時からは無料らしいので、待つ。
表にはゾウさんの像。IMGP5644.jpg
なんとか言う白い好い匂いの花が落ちてたので、拾って頭に挿した。
S曰く「妖しい目つきのナゾの女」になった。
写真を撮ると、目が据わっている。(いつもそうか)

橋を渡った向かいには、以前は郵便局か銀行だった建物を改造してホテルにしたのがある。
IMGP5793.jpgフラトン・ホテル。

シンガポール川に掛かるいくつもの橋の一つは、吊橋型で、色んなタイプがあるのは隅田川と同じ。
IMGP5804.jpg

川遊びしようとする少年たちの群像がある。ちょっと可愛くて撮影したが、「いかにもショタスキーなヒトが撮った」写真になったので、掲載できない。
このホテルのハイ・ティーも素敵らしい。

さて七時になり博物館へ入るが、内容については別項に書くけど、この博物館は国立博物館より、ずっと好みだと思った。たいへん面白い博物館。真の意味での博物の館。
出てから元の中華街へ戻り、屋台へ。
わたしとマダムKでは絶対に足が向かない屋台。現地在住のSのおかげです。
しかしやっぱり屋台そのものがイヤだとマダムKの意見があり、Sがよく行く蘭州拉麺という店に入る。ちょっと会話の行き違いからわたしのラーメンだけ遅れたのがつらいが、おいしかった。
その後はスィーツの屋台に行き、白玉団子入ピーナツスープをいただく。これがもう絶品!
クラクラした。ああ、本当においしかった。
絶対わたしたちだけでは行けないお店。みんな相席なので、インド人のおじさんたちと仲良くテーブルをシェアするが、皆さん本当に礼儀正しい。
驚いたのは、食べ終わった食器を片付ける専門職がいること。この屋台村にはそんな商売が成り立つのだ。うーむ、感心した。わたしには出来ないな?多分、失敗する。
買い物をする根性はなかった。あまりの人混みに負けた。でも大変楽しかった。

以下、悩んだこと。(反転してください)
この日はタクシーで帰ったが、友人Sが何から何までおカネを出すのには、心苦しかった。
わたしはマダムKからお金を預かり、二人分を支払う会計係を務めているので、余計心苦しい。(ハイ・ティーだけはワリカン)
ところがSは「本当はもっと立派なお店につれて行きたかったのに、屋台で申し訳ない」と言う。いよいよわたしは苦しい。
わたしは支払いたい。でもどうしていいかわからない。Sとわたしだけなら、「ほな日本でわたしがなんぞゴチソーするわ」ということで円満解決するが、Kは全くの他人である。
(二人は全くの初対面)
Kはあんまり物事に拘らない奥様なので「アラありがとう」で終わるが、わたしはちょっとKをにくみそうになった。それでいいのか?それともわたしが細かいことに拘りすぎるのか?素直にSの好意を受けるだけでいいのか?
・・・今度シンガポールに行くときはHISでチケットを取り、一人で行こうと思う。


いよいよ最終日。ホテルのチェックアウトは午後四時なので、それまで遊ぶ。
最後にカヤ・ジャムをパクパク、ドラゴンフルーツをハグハグ、ピンク・グァバ・ジュースをゴクゴク・・・
九時にはSがロビーに迎えに来ていた。
まずはセントーサ島へ。
巨大マーライオンタワー。IMGP5858.jpg
丁度この日からフラワーフェスティバルで、それこそまさに百花繚乱。凄かった。
季節は最早意味を成さない。
IMGP5868.jpg

公園にはガウディぽい噴水があり、楽しい。
IMGP5866.jpg
帰りはケーブルで空中遊泳、これがまた面白かった。
ついてからは地元のニョニャ料理でランチ。おいしい。
というか、なじみある味。家で造るご飯のおかずぽい。
ニョニャは娘惹と書くらしいが、実感がある。

街へ戻る。SとKの後ろを歩くことにしている。
見た建物のお浚いをし、見損ねた建物を見に行く。
ミャンマー・カフェで一休みする。ナゾなコーヒーもある。わたしはスイカ・ジュースを飲んだ。
やっぱりスイカが一番好きだ。

消防博物館へ。マカオでも入ったなぁ。新宿の消防博物館も入ったよ。
案外楽しいのだ、こういう博物館は。
IMGP5729.jpg
マカオではポルトガル語表記なので、大方意味がわからなかったが、ここだけは完全に意味がわかった。ボンバイエと読めた。ボンバイエは猪木だ。燃える闘魂だ。つまり炎関係ということは、消防だ・・・という三段論法で?中に入ったのでした。
シンガポールの消防の歴史も面白かった。係員さんも親切で明るい。色々体験コースもあり、なかなか面白かった。こういう実録的なところ、好きです、わたし・・・
IMGP5731.jpg実際の消防車。

他に切手博物館に行き、ここでも面白いものを見たが、それらはやっぱり後日詳述する。
またも中華屋台の一隅でお茶する。好みのものを拵えてくれるのがすごい。
わたしはマンゴー紅茶にタピオカ入のものを頼んだ。
こんなにおいしくて、こんなに安いのだから、やっぱり凄いな??

地元スーパーに行く。とにかくスーパーが好きなので嬉しい。
実はデパートよりスーパーの方が楽しい。
色んなものを見たが、ヘンな感心をした。シンガポールは100%近くが輸入品だが、日本からの輸入品も異様に多い。そして案外大陸ものが少なかった。台湾製はあるけど。
それにしても食品は安い。そのくせ日常品のあれこれが高かったりする。
紀伊国屋の本もみんな高かった。ちょっと面白すぎ。
Sにはお土産として丁度発売されたばかりのビッグコミックオリジナルを持っていったが、普段マンガを読まないSが夢中で読んでいたのにも、少し哀しいものを感じた。

熱帯の公園を行く。元は砦だったところへ。ああ、熱帯植物・・・その繁殖力にクラクラする。
蝉の声、鳥の声・・・みんな違う、印象に残る音の集積。
IMGP5775.jpg

公園はホテルの裏側にあった。
ホテルの隣には明治屋もあるので、そちらにも出向く。さっきのスーパーよりかなり高いが、さすがは明治屋だった。

シャワーしてからチェックアウト。リバークルーズしてからそのまま空港へ運んでもらうオプションだったので、係員さんが迎えに来る。
Sよ、さらば。来月大阪で会いましょう。

リバークルーズ前にクラークキーの水辺のレストランで四川料理をいただく。辛いけどすごくおいしい。ハフハフ言いながら食べたなぁ。ネギ味噌がメチャクチャおいしかった。
おいしくいただいた後はいよいよナイトクルーズ。
船はボンボリもあるので、どことなく屋形船風にも見える。シンガポール川をズイズイ行く。川風の気持ちよさ!!あ゛―いいキモチ。
IMGP5889.jpgライトアップ・マーライオン。
ドリアンとも呼ばれてます。IMGP5897.jpg

船はいいなぁ!IMGP5903.jpg

空港でチケットを取るときに、往きでe―チケットを取ったと言われて、そんな用紙を持ってたかと焦った。見つけたから良かったが、コワいことですな。
乗り場で会いましょうということで、単独行動。
免税店で買うものもないので、日本円に換金すると、百円玉までくれた。やっぱり日本の円は強いんですね!コインを貰ったのは今回が初めて!
残った小銭は2ドル55セント。何か買えるかなと薬局をウロウロ。ありました、これは使える。ふふふ。
化粧も落として、機内ではぐったり。往きは『スターウォーズ』の『クローンウォーズ』を見たけど、帰りは何も見ずに半分起きたまま寝ていた。
朝五時半、関空到着。熱国から寒い国へ帰還。すぐ着替えた。
梅田までのバスは始発が6:35なので待つしかない。
Kは60歳なので、荷物を無料で送ってもらえるらしい。バスを待つわたしに笑いながらさっさと電車へ向った。
わたしは知らない奥さんと「寒いですね?」と言いながら旅行の話で盛り上がった。
それでバスの中では完全に寝ていた。
大阪は雪だった。積もってはいないが降っている。
コロコロ荷物を運びながら、近所のコンビニに入って立ち読みして、おやつを探したが何もないので、家へ向った。
日曜の早朝でよかった。とりあえず意識をなくしていていい。
こうしてハイカイは、終わった。

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コメント
いや~♪ 密度の濃い記事、堪能させていただきました!!!
日本に似た懐かしいような景色あり、完全にエキゾチックな空気あり、カジュアルな屋台あり、セレブなナイトクルーズあり、と、シンガポールの色々な顔を見ることができて楽しかったです(^^)
ご案内係のSさんさまさまですね♪
グルメの内容が・・・食べたい食べたい食べたい~~!!(笑)

お勘定の件・・・色々難しいですね。
Kさんも年長者なんだし、もうちょっと気にしてほしいな~と思いました。
あと、韓国とか中国って、割り勘の習慣がなくて、招いたほうが全部払う、っていうのを聞いたことがあるので、シンガポールでもそうなのかな?と思ったのですが・・・もしそうなら、お言葉に甘えちゃっていいと思いますよ(^^ゞ
親しい人でも、一緒に旅行すると色々な面が見えてきて、うう、、、ってなることありますよね!私も経験あります。なので、旅行は一人が気楽ですね。心細くなることもありますが・・・

ご無事で戻られて何よりです。おつかれさまでした!!
2009/01/30(金) 08:48 | URL | tanuki #s.Y3apRk[ 編集]
ミシマ!
タイまで行ったことあります。(三島が好きで~)

澁澤も好きです。 ‘高岳親王’は、今だに 心の整理が、つきません。‘アンタの博物的なところが、イインダヨ!’と、タンカを切れば笑うだろうナ。ミシマが、‘三島由紀夫の・キンカクシ・が好き’といわれて、大喜びしたそうナ~。
2009/01/30(金) 14:49 | URL |  Baroque #-[ 編集]
☆tanukiさん こんばんは
シンガポールは住みやすいだろうな~と実感しました。
面白い国です。でも日常品のうち、日本製品は関税の関係でとても高いです。
Sは明後日帰国するので、11日に丹波篠山に一緒に遊びに行きます。
ふふふ、こっちの国の食べ物はみんなtanukiさん好みやと思いまっせ~~
>お勘定の件
そうなんです、ほんとうにムツカシイ。
でも皆ニホンジンなんですよね、芦屋婦人Kに物申す、という気分です。


☆Baroqueさん こんばんは
タイでミシマと言えば「暁の寺」ですね。
タイもたいへんに良いところだそうですね。
タイ、ベトナムにはいつか行きたいものです。

高丘親王は一篇一篇が珠玉のようで、本当に好きな作品です。
シンガプラが親王終焉の地(というか、虎タクシー乗車地)と言うのが、忘れられません。

2009/01/31(土) 21:02 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
↑のBaroqueです。字を間違えました。ありがとうございます。
2009/01/31(土) 22:51 | URL |  Baroque #-[ 編集]
☆Baroqueさん こんばんは
資料によっては高岳と表記されてるのもありますから。
シブサワの小説では丘ですが、昔の人の名前はムツカシイです。
2009/01/31(土) 23:44 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
No title
毎度参考にさせてもらってます。ブログ応援してます。
2011/03/08(火) 15:11 | URL | #sPJE478s[ 編集]
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