とりあえず始まる新しいトシ。 

いずれの御時にか、で始まるのは『源氏物語』だが、いくつになったのか、で始まるのは今日がわたしの誕生日だから。
会社の同期の同僚は大学も一緒で、始めから互いを見知っていたので、互いのカレイによる変化がわからない。人の出入りの少ない会社なので後輩も変わらないから、みんな時間の流れがよくわからない。肉付きはみんな最初から(たいへんに)よいので、これで実感するのも無理。
付き合う友人たちも独身が多くて、どうやらこのままらしいから、これまた変化なし。
考えたらわたしの日常と言うのは、案外静からしい。
甥っ子がいるけど、遠い信州住まいなので成長の実感もわからない。←まだ三歳半。
日常の小さな喜びを積み重ねることが、日々の幸せなのだけど、わたしにそれはあるのか?
ちょっと疑問な生活してるよな、と言うと「そんなけ遊んでてよく言うぜ」と呆れられた。
うーんうーんうーん。
とりあえず好きな歌と映像で作られたyoutubeを2本ばかり挙げることにする。
お気に入りに入れてないから、ここに挙げとけば見たいときにすぐ見れるな、とニヤ。
本当は好きな絵を色々集めるつもりだったけど、今日出歩きすぎてユトリがなくなりましたのさ。その内容は明日挙げます。
明日から十日まで首都圏潜伏ハイカイします。だからお返事とか遅れます。

谷山浩子『王国
すばらしい名曲に、きたのじゅんこの優美な絵が添えられているのが、とても綺麗。

一方『まもるくん』 
最初に聞いたとき、椅子からこけそうになった。
このどちらもが谷山さんから生み出された、そのこと自体がすごい。
全く様相の異なる二曲。二極化。わたしも二極化が好き。
新しい齢のわたしも、がんばろー。

天神祭の夜に 

今日は天神祭の船渡御。昨夜は鉾流し神事があった。
花火も打ち上げられる。御霊信仰はにぎやかに行われる。
こちらは江戸時代の天神祭の様子を描いたもの。
長谷川貞信『天神祭船渡御図』mir750.jpg

それと北斎の『諸国名橋奇覧』から天神橋。
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陸渡御と船渡御が描かれている。

この橋を渡って伸びる天神橋筋商店街は、日本一長い商店街。わたしも時々ぶらぶらする。なんとなく楽しいところ。

大阪の夏祭りは6月末の愛染さんから始まるが、やはり天神祭が一番メジャー。
ちなみに最近は中村勘三郎が得意演目にしている『夏祭浪花鑑』は天神祭ではなく、高津神社のお祭が背景にある。
この芝居は歌舞伎でも文楽でも人気演目。わたしもたいへん好きな芝居。
人気演目だからよく上演され、それが芝居絵にもなる。
上方の浮世絵師もそれぞれ『長町裏の段』を絵にする。
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今は知らぬが、ちょっと昔の大阪では高津界隈の育ちやと言うと、「ええ氏」やということになった。
ジマンのネタになる土地だったのだ。
何しろ大昔は朝廷もありました。
高津宮から仁徳天皇がぐるり見渡して「カマドの火が立ってない」と驚かれて、三年間免税処置がとられたのだ。
今なら免税どころか「民も痛みを受けろ、ガマンしろ」になるところですかな。

大体毎年夏は祇園祭・天神祭を楽しみに出かけるが、今年は家に引きこもった。
花火も見たいが諦めていたが、TVでどでかい<花火>を見た!
中日戦の初日、我らが阪神タイガースの関本選手が満塁ホームランを打ったのだ!
野球のプレーの中でもホームランは打ち上げ花火と同じ興奮がある。
ああ〜嬉しかった!応援しすぎてコーフンしすぎて、試合終了後わたしはぐったりしてしまった。
嬉しいしんどさにへろへろな、天神祭の夜でした。

休みの予定とか 

明日明後日の予定を書く。実行する・出来ないは別問題。
まず明日。
石切神社参拝――奈良博――奈良県美術館――大阪歴博――東洋陶磁――上方浮世絵館――大阪近代美術館(仮)――スパワールド
早朝から出かけて、割りと遅めに帰宅することになる。
去年も出かけた尼辻の喜光寺に蓮を見に行くのも良さげと思ったが、やめた。
今年は祇園祭にも出かけなかったし、蓮も寝てたし、ちょっとタイミングが合わないので、違うことをしよう。行けたら高津宮の夏祭にも行く。
石切さんへは、会社の上司が入院加療中なので、拝みに行く。でも御札が高価なら買い控えるだろうな、わたし。ええオッチャンなので早く帰ってきてほしい。
石切さんは特定疾病のカミサマ。

明後日。
京博――周辺散策――河井寛次郎記念館――六波羅界隈散策――京都市美術館――お見舞い。
しかしここ二、三日ほかの同僚たちが出かけてるから、却って間を空けた方がよいのかもしれない。
なにしろあんまりお見舞いと言うのをしたことがない。
上司の入院先の某大学病院は駅前なので行きやすいが、ここには先月別な上司というか先輩が糖尿で入院していた。(既に退院して会社にいる)
昔はトライアスロンでもたいへん有名な人だったのだが、いつの間にこんなことになったのか。糖尿はお見舞い品にも困るし、緊急入院だったからか、そんなにみんな心配もせず見舞いにもあんまり行かなかった。ゆっくり休ませる目的もあった。
しかし一人ひどいのがいて、『これでも食って元気出せよ』とカリントウをお見舞いに持って行ったそうな。おいおいおいおいおい・・・知らんかったらしい・・・、糖尿が甘いお菓子禁止と言うのを。

不思議なことと言うか当然と言うべきか、モーレツな社長になって以来、会社にゆとりがなくなった。完全限定向けにしか働きかけてこなかったので、儲けると言うことが意識の外にあったのだ。その意識が導入されてこなかったのだ。
今の世の中、それが許されるはずもなく、追いまくられている。
それに対応できず身体が不調を来たした社員の入院が、これで五人目と言う状況。
わたしは昨夏「軽いノイローゼ」(我が社でブームの言い方)だったようだし。
それらが病気の遠因だという意見もチラホラ・・・

まぁとりあえずそんな状況です。

夏の楽しみ 

蓮を見るのはやはり早朝に限る。
毎年必ずどこかの池へ蓮や睡蓮を見に出かけているが今年はしくじった。
午前の終わりに出かけると、蓮め、寝ていた。
・・・わたしがわるいのか。IMGP4689.jpg

午前と言う文字を考える。ひる・まえ。でも時間の推移があるから6時と11時半とは意味が異なる。
莟んだ蓮。IMGP4692.jpg

突然『蜘蛛の糸』を思い出した。
「しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足のまわりに、ゆらゆら萼(うてな)を動かして、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽ももう午(ひる)に近くなったのでございましょう。」
極楽の蓮は午の前も開いているらしい。

わたしもおシャカ様をまねてぶらぶら歩いたが、歩いた先には睡蓮が咲いていた。
白と赤と。IMGP4681.jpg

花の影IMGP4682.jpg

白い睡蓮は静かに見える。
IMGP4687.jpgIMGP4688.jpg
ありがとう、睡蓮。
楽しい気分で池から離れた。

こちらは舞子ホテルの日本庭園でみかけた水色めがねのトンボ。
かわいいな。IMGP4668.jpg
トンボとセミとチョウとはともだちでいたい。

夏の楽しみが身近にあるのが嬉しい。

たまにはザレ言 

IMGP4401.jpg 家のそばの公園。

たまにはザレ言。わたしと身近なヒトビトの話です。(仮名など)

(前置詞?) 義弟は我が家ではザラ君と呼ばれている。理由については書かないが、とにかくザラ君で通っている。ザラの息子イブキの前でも「ザラ君」呼ばわりする姑と小姑。
そのザラ君の実家での法事にうちの母が出かけた。当然お膳が出る。
母は偏食のヒトで、日本人には珍しく海老をカタキとする。ザラ君は我が家に親しんでいてパクパク健啖なので、母はついついいつものようにザラ君に自分のニガテな海老を退治してと依頼しようと、声をかけた。
「ザ」
ザラと言いかけてグッと詰まった。彼のお母様やお兄さんの前でザラ君呼ばわりは出来ない。言い直してから、彼に海老をどうぞと渡した。
しかし母のカタキは海老だけではない。他にも色々お膳の上に鎮座ましましている。
そのたび母は「ザ…まさおくん、どうぞ」と呼びかけては皿を渡した。
彼の実家の人々は、自分とこの息子まさお君にいつのまにtheがつくようになったか、決して知ることはないだろう。
IMGP4398.jpg 公園に咲く白百合の群。

(まさお続編) 母は娘婿ザラ君の本名まさおの字を度忘れしていた。義姉ナナエは最初から知らない。ふと思いついて口にした。
「アンタの舅さんもまさおサンとちゃいましたかね」つまりナナエの父方の祖父。
「あっそやったわ・・・いやチャウチャウ、だいすけやったような・・・」
ママ、まさおとだいすけは『ポチたま』の旅犬の父子でんがな。
・・・とうとう漢字は思い出せないまま、今に至っている。
IMGP4402.jpg 公園の紫陽花。広島市からの寄贈。

(過去のアンタ・アタシの将来) 最近の我が家では野球見ながら、母は洗い物・娘は切り抜きのスクラップぺたぺたがマイブームになっている。
突然母が笑い出した。野球は膠着状態なので笑うような珍プレーもない。
「いややわ、ふっと『この頃オトーチャンに会うてへんわ〜』と思ってんけど、よう考えたら、死んでもう三十年過ぎたやんなー」
わたしはカッとなった。ええかげんにしろ、とノノシッた。
「アンタが今ボケてもわたし、世話看れませんねんで!それに今いきなり死なれたら、わたしみなし子ハッチになるやないの!」
IMGP4403.jpg 同上。

プンスカ怒っていたが、しばらくして機嫌よくなったわたしは母に無邪気に問いかけた。
「なーママ、ママはわたし将来どんな大人になってほしい?」
言って一瞬後ハッとなった。
大人も大人、トシだけならわたしはめっちゃ立派な大人ではないか。
さっと洗い場を見返ると、母が巨大な冷笑を浮かべ、思い切り攻撃してきた。
・・・祖父の話とか「みなしごハッチ」というのが時間を遡らせていたに違いない、と思いたい・・・
IMGP4405.jpg 昔はニガテだったが今は好きなガクアジサイ

IMGP4406.jpg 我が家の紫陽花。

我が家のシダIMGP4407.jpg シダ王と呼んでいる。