FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

祈りの美・かざりの美 ─仏教美術と工芸─

10周年記念特別展?─Classic Age─
  「祈りの美・かざりの美 ─仏教美術と工芸─」
細見美術館も十周年を迎えたか・・・
建物を前にしてそんな感慨にふけった。

この十年の間、わりと気軽くここの展覧会を楽しんできたが、もうそんなに経つのかと思うと、展示物にも建物にも、改めて愛情が湧き起こる。
しかし今回の展示は所蔵品のオンパレードではなく、借り物もあった。

東寺所蔵の仏画がそれ。
最近は少しばかり仏画にも感興を覚えるようになったから、ジーッと眺めた。
仏画も良く見るとなかなか艶かしいし、インテリアと言うか小物もファンシーなものが多い。
修復もされているのだろう、剥落もなく、綺麗な彩色だった。
如意輪観音はどのタイプもひどく艶かしい。仏画も木彫も。
多手は他にも色々な仏がおられるが、この如意輪さんほどうっとりするのは他にいないのではないか。
というようなことを思いながら眺める。
花を生ける花器もトロフィー型で、そこはかとなく東西文化の交流、文明の伝播と言うのを思う。

細見自慢の春日神鹿御正体も鎮座ましましている。
何かの時には必ず現れる神鹿。

以前から好きな仁清風の陶器の釘隠しも色々集められている。
mir708.jpg

わたしも釘隠しや引き手が好きで、見ているだけで嬉しくなる。
手桶に水仙、夕顔、桜一枝、扇・・・

しかし今回眼を惹いたのは羽黒鏡だった。
羽黒山の御手洗池から出土した平安後期の鏡を総称する。
菊・松・山吹・橘・水草、鶴・雀・鷺・千鳥・など花鳥風月が刻まれた優美な鏡。
花喰鳥の意匠や小菊の懸崖などのほか、菊水もあり、見ていて飽きなかった。
鎖国したが故に成立した和の美が、そこにある。
細見の映像はないので、文化財オンラインで同様のものが見れるので、どうぞ。

中国の銅鏡は同じ京都の泉屋博古館で楽しめるが、和の鏡は意外と見る機会が少ない。
いいものを見れて嬉しい。
展覧会は7/27まで。



関連記事
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア