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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「作品版・少女漫画経験値」

昨夜、京都で見た『少女マンガ』展の感想文を挙げたところだが、なんとなく消化不良だった。
ところがlapisさんの記事を見て、「おおっ」と喜んだ。
何しろ展覧会の感想文といえども、途中で「あ゛ーもっと他の漫画家さんのことも書きたい」と思ったりしていたので、丁度良かった。
とはいえ、ラインナップを見ると少し残念なところもあるのだが。
以下、ナガナガと続きます。

ルール
●知らない:×、知っているが未読:△、読んだ事がある:○、購入した事がある:◎
上の基準に従ってチェックしていってください。
その後でそれぞれの作品や、同じ著者の好きな作品、連想などについて語ってみると、見る人は一層楽しめるかも…?
1 愛田真夕美『マリオネット』◎
かなり好き。それも前半が特にいい。この作者の中では随一だと思う。
唯一心優しいナギのキャラもいいが、実は女たちの心根の恐ろしさがいい。

2 青池保子『エロイカより愛をこめて』◎
考えたら少佐やエロイカ、ジェームズ君らとのお付き合いも30年近いのですよ。
今度新作はプリンセスGOLDで始まります。

3 赤石路代『P.A.』○
赤石さんは『AMAKUSA1637』がベスト!今の『暁のARIA』もハラハラしている。
『P.A』より『永遠かもしれない』『夜が終わらない』の方が好き。

4 秋里和国『それでも地球は回ってる』○
『TOMOI』「JAZZ-TANGO」の方が好き。

5 あさぎり夕『なな色マジック』×

6 あしべゆうほ『悪魔の花嫁』◎
熱心に読みふけったし、先般の新作も面白かった。でも『クリスタルドラゴン』の方が好き。デイモスは素敵だったなぁ・・・

7 有吉京子『SWAN-白鳥』○
今は二世の話に移っているけれど、やっぱり面白いし絵の綺麗さにはときめく。
『ニジンスキー寓話』の方が好きですが。

8 いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』◎
アニメと原作の最終回が確か同日だった。今読んでもやっぱり面白いし、時々思い出すことも多い作品。

9 池田理代子『オルフェウスの窓』◎
前半より後半のロシア革命篇にハマリすぎていたあの頃。わたしは今でもミハイル・カルナコフとユスーポフ公を見るだけで心臓が苦しくなる・・・

10 池田理代子『ベルサイユのばら』◎
やっぱり面白かったが、今某新聞で連載の4コママンガも可愛くて楽しい。

11 池野恋『ときめきトゥナイト』△

12 一条ゆかり『砂の城』○
買う気はないが、リアルタイムに読んでいた頃、本当に苦しかった。大変好きなキャラが多い一方、嫌いなキャラも多い作品だった。読みながらいつもイライラしていた。

13 一条ゆかり『有閑倶楽部』 ○
初期は読んでいたが、大メジャーになってからは読まなくなったなぁ。

14 樹なつみ『OZ』△
初期の『マルチェロ』や『朱鷺色』シリーズが好きでした。

15 樹なつみ『花咲ける青少年』△

16 今市子『百鬼夜行抄』○
連載をずっと読み続けているが、やっぱり面白い。しかしこの人はBL系の方が好き。

17 内田善美『星の時計のLiddell』△
タイトルを思い出せないが、ひぐらしが鳴いている話が好きだった。綺麗だった・・・

18 羽海野チカ『ハチミツとクローバー』△
正直に言うと、同人時代の頃は熱烈なファンだった。今でもあの頃の本を読むたび、せつなさにふるえる。だから逆に今は、全く読まない。

19 遠藤淑子作品(『ヘヴン』『マダムとミスター』など)×

20 逢坂みえこ『永遠の野原』△
『火消し屋小町』はかなり好きなのだが、こちらはあまり関心が湧かない。

21 大島弓子『綿の国星』 ○
フワフワしていて、そのくせせつなくて、ちょっと泣きたくなる。
『七月七日の夜に』などの短編もそうだが、ほんとうにせつない。

22 岡野玲子『陰陽師』◎
別記事でも書いたが、ちょっと後半はついてゆけなくなった。

23 小川彌生『きみはペット』△

24 神尾葉子『花より男子』△

25 河惣益巳『ツーリング・エクスプレス』○
リアルタイムに読んでいたが、この頃から『花とゆめ』が変わったのを感じる。
設定は大きかったが、絵柄と個々のキャラがニガテだった。

26 川原泉『笑う大天使』 △

27 川原由美子『前略・ミルクハウス』△

28 木原敏江『摩利と新吾』◎
リアルタイムに読み続けた。今でも好き。だから旧制高校、関東大震災と言えばわたしはすぐにこの作品を思い出す。軽くは語れない。

29 木原敏江『夢の碑』◎
短編の方が巧いし面白い。長編は途中でエグミが出てきた。
元々初期の短編が途轍もなく好きなので、この作品はその最後の蘇りとでもいうか、そんな味わいがある。近年の作品には関心がない。

30 くらもちふさこ『いつもポケットにショパン』△

31 くらもちふさこ『天然コケッコー』△

32 CLAMP『東京BABYLON』△

33 高河ゆん『アーシアン』△

34 小花美穂『こどものおもちゃ』×

35 さいとうちほ『円舞曲は白いドレスで』 ×

36 佐々木倫子『動物のお医者さん』 △

37 佐藤史生『夢みる惑星』○
この人のSF以外の作品も好き。『亡き王女のパヴァーヌ』など。

38 椎野鳥子『クローバー』×

39 市東亮子『やじきた学園道中記』○
面白かった。わたしは特にやじさんのファン。二人の女の子のライバルではなくコンビ、と言うのはここから始まったのではないか。・・・『炎の転校生』にならないのは女の子だからか?

40 紫堂恭子『辺境警備』△

41 篠原千絵『闇のパープル・アイ』○
面白かった。後輩が持っているので時々会社で読んでいた。

42 篠原千絵『天は赤い河のほとり』△

43 清水玲子『輝夜姫』△

44 清水玲子『月の子』△

45 庄司陽子『生徒諸君!』 ○
今の続編もずっと読んでいる。でも庄司陽子は苦い話の方に惹かれる。『聖域』『分水嶺』など。

46 鈴木由美子『白鳥麗子でございます』△

47 惣領冬実『3-THREE』△

48 高尾滋『ディアマイン』×

49 高口里純『花のあすか組!』○
ASKA創刊の頃、読んでいたな・・・『花とゆめ』の頃の破壊的ギャグが好きだった。

50 高屋奈月『フルーツバスケット』△

51 竹宮恵子『地球へ・・・』◎
わたしはソルジャー・ブルーが好きだ。今のアニメは見なかったが、彼が現行の作より長生きで、それが作者の意図だと聞いたときには、ちょっと驚いた。

52 竹宮恵子『風と木の詩』 ○
セルジュとジルベールより彼らの父親たちや、ロスマリネとジュール・ド・フェリィの方が好きだ。『変奏曲』がベストなわたし。

53 多田かおる『イタズラなkiss』△
『ピシッとせぇよ、ピシッと』が好きだった・・・

54 田村由美『BASARA』△

55 津田雅代『彼氏彼女の事情』×

56 紡木たく『ホットロード』△

57 名香智子『PARTNER』○
面白かったが、どちらかと言えば短編の方が好き。キャラの独特の発想が好き。

58 中山星香『妖精国の騎士』○
長い連載だった。これが受賞したことは本当によいことだと思う。

59 那州雪絵『ここはグリーンウッド』×

60 成田美名子『CIPHER』○
『エイリアン・・・』でカメオ出演した(!)ときの絵がきれいだった。

61 成田美名子『エイリアン通り』○
アメリカに行きたいと思ったのは、この作品だけ。
各話のタイトルが映画のパロディなのもオシャレだった。

62 なるしまゆり『少年魔法士』△
同人時代の方が好きだった。

63 二ノ宮知子『のだめカンタービレ』△

64 萩尾望都『トーマの心臓』◎
この物語からスピンオフした『訪問者』は、いまだに読むたび泣いてしまう。

65 萩尾望都『ポーの一族』◎
『銀河荘なの!』に特別出演したのを見て、知ったのが最初。この頃の作品は全てが珠玉だった。

66 榛野なな恵『PaPa told me』×

67 波津彬子『雨柳堂夢咄』○
古き日本の面影を、ここに求めて夢を見る・・・

68 葉鳥ビスコ『桜蘭高校ホスト部』△

69 柊あおい『星の瞳のシルエット』×

70 ひかわきょうこ『彼方から』×

71 日渡早紀『ぼくの地球をまもって』△

72 藤田貴美『EXIT』×

73 細川知栄子『王家の紋章』○
やっぱり面白い。延々と繰り返されるのはマンネリではなく、音楽で言うヴァリエーションと見るべきかも。

74 槇村さとる『ダンシングゼネレーション』『NYバード』(同シリーズ)△
今連載中の『リアルクローズ!』は好きだ。

75 槇村さとる『愛のアランフェス』○
昔ぶーけで読んでいたが、あれが本連載だったかどうかはわからない。

76 松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』○
面白かったが、ちょっと趣味が違う。

77 美内すずえ『ガラスの仮面』◎
好きな巻だけバラバラに持っている。リアルタイムに読み始めたのは『たけくらべ』の頃。それ以前は別マでのホラー系短編が大好きだった。

78 水樹和佳子『イティハーサ』△

79 三原順『はみだしっ子』◎
心が苦しくなるほど愛している。軽く語れない、決して、決して。

80 森生まさみ『おまけの小林クン』×

81 森川久美『南京路に花吹雪』◎
前作『蘇州夜曲』から引き続いて本当に面白かった。上海に憧れたのはこの作品のおかげです。以前から何度も語っているので、ここでは書かない。

82 矢沢あい『NANA』△

83 山岸涼子『アラベスク』○
最初に読んだ『花とゆめ』ではノンナがピアノ伴奏が止められた中で踊るシーンがあった。
足首の鈴の根が伴奏と言うのが素敵だった。

84 山岸涼子『日出処の天子』◎
好き過ぎて、とうとう聖徳太子の後半生に興味が持てなくなった。続編『馬屋古女王』は怖いなんてものではないほど、怖かった。

85 山口美由紀『フィーメンニンは謳う』×

86 やまざき貴子『っポイ!』△

87 大和和紀『あさきゆめみし』△
『源氏物語』を知りたい、と言う友人にはこの本を勧める事にしている。

88 大和和紀『はいからさんが通る』○
面白いが、わたしの大和さんベストは『KILLA』『ヨコハマ物語』です。

89 山本鈴美香『エースをねらえ!』◎
読むと、心が真っ直ぐになる。そしてやっぱり感動する。何度でも。
『七つの黄金郷』 『白蘭青風』の続編をせつに願う。

90 由貴香織里『天使禁猟区』△

91 吉田秋生『BANANA FISH』◎
わたしは月龍とブランカのファンです。

92 吉田秋生『吉祥天女』◎
たいへん好きな作品。小夜子を応援しつつ、自分を応援もしていたあの頃・・・

93 吉田渉『ハンサムな彼女』×

94 よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』△
続編を同人誌で連載していると言うのを知って、とても好意を抱いた。

95 吉野朔実『少年は荒野をめざす』△

96 吉村明美『薔薇のために』×

97 羅川真里茂『赤ちゃんと僕』△

98 わかつきめぐみ『So What?』×

99 和田慎二『スケバン刑事』○
別マ時代の短編に夢中になっていた後、『花とゆめ』でこの連載を知り、狂喜したなぁ。
今連載中の『傀儡師リン』もとても面白い。

100 渡辺多恵子『はじめちゃんが一番!』×



それでもやっぱりまだまだ足りない・・・でも楽しかったです。
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コメント
こんばんは
TBありがとうございました。
佐藤史生のところで、『亡き王女のパヴァーヌ』がでてきたのはうれしかったです。基本的にSFマンガが好きなのですが、この作品には強く惹かれました。
竹宮恵子の『風と木の詩』はダメなのですが、『変奏曲』は僕も大好きです。
大和和紀の作品では、僕も『はいからさん~』より『KILLA』『ヨコハマ物語』の方が面白いと思います。
仰るとおり、まだまだ取り上げて欲しい作品が沢山ありますね。
2008/08/01(金) 21:57 | URL | lapis #e8.b9ePc[ 編集]
こんばんは。私もlapis様のところでこちらを見つけてやってみました。
でも私の場合好きなジャンルが非常に偏っているので、実際に読んだことのある作品は約4分の1でした。
>『亡き王女のパヴァーヌ』
私も本を持っています。佐藤史生の初期短編の単行本をもう一冊持っているのですが、
デビュー作はバリバリのラブコメで、絵柄が全く違うのに驚きました。
『KILLA』は大和和紀の作品としては異色作ですが、徹底して「悪」を描くというのは当時の少女漫画としては斬新だったのではないかと思います。
2008/08/01(金) 23:25 | URL | 千露 #GyvMcuCk[ 編集]
☆lapisさん こんばんは
やっぱり『亡き王女のためのパヴァーヌ』は名作ですね。
少女マンガには本当に、どんな小説も映画も芝居も敵わない珠玉の名品があると思います。
これもその一篇でした。
『変奏曲』を読んでから、指揮者に意識が向きました。
竹宮は物語もいいですが、キャラの造形の方が巧みだと思います。


☆千露さん こんばんは
歴史マンガのラインナップが少なかったですね。残念なり・・・
佐藤史生のデビュー作がバリバリのラブコメとは、おそるべし・・・
(イメージがこわれてゆくようです~笑)
『KILLA』は30年経った今でも、本当に面白いです。
今の大和和紀が続編を描いたらどんな感じでしょうね。
ちょっと怖いような・・・
2008/08/01(金) 23:39 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
No title
内田善美さんが無い!!!!
「星の時計のリデル」が好きです。
吉田秋生さんは「河よりも長くゆるやかに」が絶品。
2011/03/06(日) 10:33 | URL | 飛行鬼 #91CvM.Pg[ 編集]
Re: No title
☆飛行鬼さん こんにちは

> 内田善美さんが無い!!!!
> 「星の時計のリデル」が好きです。

ふふふ、記事の17番に以下の項目があります。

「17 内田善美『星の時計のLiddell』△
タイトルを思い出せないが、ひぐらしが鳴いている話が好きだった。綺麗だった・・・」


> 吉田秋生さんは「河よりも長くゆるやかに」が絶品。

ああ、わかります。わたしも好き。だから今の四姉妹の共同生活の話も好きです。
2011/03/06(日) 18:00 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
No title
見落としておりました。すみません。
鏡花からみで「草迷宮・草空間」という作品もありましたね。
80年代以降の大判作品は値が高くて手が出せません。
吉田秋生さんにはもう一つ映画にもなった「桜の園」。
マイナーなところで、高野文子「絶対安全剃刀」、一ノ関圭「らんぷの下」、やまだ紫「しんきらり」。
メジャーでは杉浦日向子さんの「百日紅」「百物語」となるともうとっくに少女漫画の範疇を越えてますが。
2011/03/07(月) 14:35 | URL | 飛行鬼 #91CvM.Pg[ 編集]
Re: No title
☆飛行鬼さん こんばんは

この「少女マンガ経験値」は別な方が作られたので、こちらから作者選択ができないのが残念でした。

一ノ関圭さんは近年の「鼻紙写楽」の続きが読みたくて苦しいです。
雑誌が廃刊になったのが口惜しくてなりません。

杉浦さんは好きな作品が多い方でしたが、少女マンガからは遠く離れた方でしたね。
近藤ようこさんは少女マンガも描かれてますが、思えば「少女マンガ」の定義もムツカシイものです。
2011/03/08(火) 00:19 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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