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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

神戸大学見学

ちょっと前になるが、神戸大学に出かけた。
神戸大学は六甲山の山裾と言うか中腹と言うか、にある。亡くなった桂枝雀の卒業した国立大。
六甲山のケーブル駅への途次にあり、ここからまだ上に行くと、六甲山。山にはところどころトラの尾なる植物が生えているが、さすが六甲おろしの本場だけにトラなのか。
神戸大学には俳人の山口誓子記念館もあるらしいが、帰る寸前に気づいたので、行けなかった、残念。今回は大学内の文化財登録の建物を二つばかり見るために出てきたのだ。
まず講堂。IMGP4867.jpg

講堂内にはこんな壁画もある。IMGP4870.jpg
ちょっと手入れが後回しになっている感がある。

こんな状態の階段が好きだ。IMGP4884.jpg
どこかへ行くのに上る道としての、階段。
階段親柱の飾り。IMGP4891.jpg
照明。IMGP4887.jpg

ドアには船の舵が意匠化されている。IMGP4875.jpg
眼下には神戸の海がかつてははっきりと見えたそうだ。

この時計なんかは京大のそれと似ている。
IMGP4897.jpg


ここから更に登ると、兼松記念館がある。有名な商社の兼松からの寄贈。
IMGP4906.jpg

こちらは内部装飾がアールデコ風。階段の手すりもドアの意匠も。
IMGP4913.jpg

階段親柱の飾り。IMGP4915.jpg
照明。IMGP4907.jpg

格天井も素敵。IMGP4921.jpg
そしてベランダへ出るドアにはガラスがはめ込まれているが、そこにはこんな意匠が。
IMGP4934.jpg
これは透明な色ガラスなので、撮影にちょっと苦労したし、足場がよくないので全容は撮れなかった。

暗い廊下の向こうには光りがある。
IMGP4914.jpg

講堂で建物の講義など受けてる間、この建物の前で大学祭の予行演習なのか、クラブ活動なのか、凄い大音量でセリフの稽古をしていたので、講義もへったくれもなくなった。
しかしそこで面白いことがおこった。
つまり、それに参加しているある奥さんが「わたしたちの講義の間、やめるように言ってください」と言ったのだ。わたしはうるさいのは仕方ないと思っていたのだが、奥さんは講義を受ける以上は万難を排すべきだ、と考えていたわけです。
「大学を見学させてもらってる」VS「講堂使用料を払っている」の考え方の違い。
無論、奥さんの方が強い。皮肉でもなんでもなく、「うるさいのは仕方ないかと思ってました」と言うと、「あなたは甘すぎる」とたしなめられた。
講義を聴くのは大切だから、やっぱりこの奥さんの行動がないと、ダメなわけです。
なんとなく面白いと思った、実際。
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コメント
桂枝雀
いつも楽しく拝読しております。
上田文世著『笑わせて笑わせて
桂枝雀』の略年譜によりますと、
一年で神戸大を中退して桂米朝に
入門とありますが、如何でしょう。
無論そのことで師の評価が変わる
ことなどありませんが、ちょっと
事実確認の為。
2008/10/09(木) 09:51 | URL | 君の瞳は100万ボルト #-[ 編集]
さすが神戸大学、建物がおしゃれですね~。
このような美しい建築物の中で勉強すれば、私ももっとまじめに講義を受けることができたかも。。。(汗)

その奥さんの考えに激しく同意です(笑)
私も現場にいたら、おそらく同じことを言ったと思います。
せっかくの講義を聴きに行ったのに、学生どもの演技練習につきあっている場合ではないと思います。

2008/10/09(木) 14:24 | URL | tanuki #-[ 編集]
☆君の瞳は100万ボルトさん こんばんは
>一年で神戸大を中退して桂米朝に入門とありますが
あっそうなんですか。師匠は一年で飛び出されてたのですね。
教えてくださりありがとうございます。
思えば、あの世代で国立大学を飛び出して、噺家に弟子入りというのは、
メチャクチャ凄いことですね。
でも、とても「らしい」と思います♪
しかし米朝師匠も枝雀師匠をたよりに思ってらしたのに、本当にお気の毒です。
わたしは落語では、師匠の『鴻池の犬』が絶品だと思います。
主演映画『ドグラマグラ』も師匠がいなければ、成り立たなかったように思います。
師匠がこの世から飛び出されたのは、今も残念です。


☆tanukiさん こんばんは
>このような美しい建築物の中で勉強すれば
ははは、それで思い出したことがあります。
学生時代、友人らと東大に行きまして、わたしともう一人はステキステキの連発、しかしもう一人はムスッとしている。
「なんでやのん、レトロで素敵やん」
「ジブンら甘いな、雨の日なんか服汚れるで、こういう古い建物は」
・・・それで行かなかったわけでもないですが・・・(向うが来るなと言いますわな)

>私も現場にいたら、おそらく同じことを言ったと思います
そうでしょうね、やっぱりわたしはぬるいなぁ。
「今のうちだけやからなー、卒業したらそうはいかんからなー」とか思うからかな~
2008/10/09(木) 22:51 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
こんばんは。
建物シリーズ、素敵です!
蝶と花のコラボも愛らしい★
中でも廊下の光りはとくに好きな雰囲気です。
勉学に建物の環境が影響するって
もっと前に知っていれば、とは思ってみても、
学問がそれだけ美と共にあるものと思えば、うっとりです。
最近教養は美の最高の理解者だと思うようになったのです。

私の友人がいたら、絶対その奥様と声を一にして、拡声器することでしょう。
遊行さんのコメントがグレー色で、小声っぽくて、楽しめました。
2008/10/10(金) 21:11 | URL | あべまつ #-[ 編集]
☆あべまつさん こんばんは
暗い廊下の向うに光があふれているのって好きなんです。
トンネルの向う。

>教養は美の最高の理解者だと思うようになったのです
それは絶対そうだと思いますよ、特に我々「鑑賞者」には。
何も知らずとも、その美に打たれることもありますが、
知っている何かで一層、美への愛情が深まることも多いのですから。

>コメントがグレー色で、小声っぽくて
要するにわたし、根性ナシなんですよ。
「ああうるさいな」と思う半面、
「まぁがんばりなされ、どうせ今しか楽しめないんだろうから」
とか思ってしまうわけです。
しかしそれはそれで失礼な話かもしれませんね。
2008/10/10(金) 23:41 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
 こんなに 趣のある建物だったんですね。 はじめてみました。
 学費は 払いましたが 入学の手続きに行っただけです。一応 (息子)卒業しました。 
2008/10/12(日) 19:55 | URL | 小紋 #-[ 編集]
☆小紋さん こんにちは
六甲の中腹にいい建物が点在し、
とても素敵でした。
元々六甲は明治初に外国人が
開発したリゾート地なのです。
それで山上にもいいのがあります。

息子さん、こちらの卒業生の方ですか。
かっこいいです。
下界からは山登り(バスで)ですが、
涼しくていい環境ですよ。
ちょっと遠いですが。
2008/10/13(月) 10:59 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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