美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。

三宅凰白の作品

先日、山元春挙旧邸の記事を挙げた際、三宅凰白の絵を紹介したところ、見学の際お世話してくださった凰白のご子息の方が、わざわざ絵はがきと、そしてなんと直筆の短冊とを下さった。まことにありがたいことである。本当に嬉しい。
そこでわたし一人が楽しむばかりより、辺境とは言えここで挙げるのも一興かと思い、記事にすることにした。
どうかお楽しみください。

『稚児の図』 mir982.jpg
この絵は八坂神社収蔵で、祇園祭の頃に表に出るそうだ。
洛中を描いた屏風、夏の心地よげな庭、ちんまりとした美しさを見せる祇園祭の稚児。
彼は神の依り代なので、尊い扱いを受けている。
この絵は’94年の京都近美リーフレットの表紙を飾ってもいる。

『瀧不動』mir980-3.jpg
これは変わった描き方をしている。瀧の向うに不動立像があるが、どことなく不思議な存在感がある。

『海金剛の漁婦』 これも少し不思議な感覚の絵。どこの国かもわからないような・・・
mir980-1.jpg

『琉歌』 今現在滋賀近代美術館で展示中だと言う。21日まで。
美しい琉球婦人が蛇皮線を爪弾きながら秋の野に座している。
こういう絵を見ると、南国文化の雅さを感じるのだった。
mir980.jpg

そして短冊。これは和唐内を描いたもの。国姓爺合戦。きりっとした役者絵でもある。
mir980-2jpg.jpg

わたしがこんなものをいただいてよいのだろうか、と思う一方で嬉しくて仕方ない。
本当にありがとうございました。

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コメント
やぁ、お宝ができて、よかったですね。
2008/12/07(日) 00:33 | URL | 鼎 #-[ 編集]
こんにちは〜(^^)
この画家さんのお名前も初めて知りました。過去に作品は何かの機会で見ているかもしれませんが・・・
稚児さんの絵は繊細ですね。
どの絵も尊い空気を感じます。
短冊、素敵です♪
遊行さんだからこそ、お持ちになるべきものだと思います(^^)
2008/12/07(日) 10:38 | URL | tanuki #s.Y3apRk[ 編集]
☆鼎さん こんばんは
早速汚れがつかぬように保存作業しましたが、プロでない者では、ちと難しいです。
力強い隈取が、魔除けにもなりそうです。
本当にありがたいことです。


☆tanukiさん こんばんは
知らず知らずのうちに眼と言うフィルタを通して、意識の底に記録されてたりしますよね。本当に繊細優美な絵でした。
そう言っていただくと、やはり安堵します。
2008/12/07(日) 22:31 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
遊行七恵さん、こんにちは。
どれも初めて拝見するものばかりですけど、『瀧不動』は特に面白く感じます。
『国姓爺合戦』はいちど歌舞伎で観たのですけど、家内とそろってほとんど寝むっていた苦い思い出があります。しかも桟敷席でしたから(^_^;)

でもいいもの頂戴されてよかったですね^^
2008/12/07(日) 23:36 | URL | sekisindho #-[ 編集]
☆sekisindhoさん こんにちは
あの『瀧不動』は本当に不思議な作品でした。呼ばれて滝壺に落ちてしまいそうな。
>『国姓爺合戦』は・・・
うふふ。いいお席だけに辛いところですね。
上方には「和唐内とトラ」というお座敷遊びもありましたよ。
2008/12/08(月) 12:31 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
情報源
こんばんは。
テンション高く楽しい遊行拝見しました。
さて、すみだ郷土博物館の展覧会は「梅若伝説」のことでしょうか?
HPを見た感じでは絵巻について何も紹介されていないのですが、絵巻物もあったということなんですよね。

郷土博物館の展覧会情報など、どうやってこまめにチェックされているのか、情報入手ルートを教えていただきたいです。
2008/12/09(火) 22:28 | URL | meme #-[ 編集]
☆memeさん こんばんは
>「梅若伝説」のことでしょうか?
そうです、これがかなり面白かったのです。
実物展示とパネル展示とで、絵巻を楽しみ、補足的な感じで図録を眺めると、研究論文として、とても充実した内容でした。

>郷土博物館の展覧会情報など、どうやってこまめにチェックされているのか

けっこうチラシが多いですね。それとポスターが。行く先々で必ずチラシやポスターをチェックし、あとは「以前行ってよかったところ」を中心にそこのHPを見て予測する・・・そんなところです。
来年早々には三鷹の湯浅記念館で明治の浮世絵展もありますが、それもチラシで知りましたよ。
2008/12/09(火) 23:10 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
こんにちは。

ステキなお宝到来おめでとうございます。
それにしても、お稚児さん、綺麗〜
瀧不動はどこか、版画のようでもあり、
ひかれる雰囲気です。
三宅凰白という画家のことも、
またこちらで知りました。

短冊が遊行さんの新しいコレクションとなって、また物語が生まれましたね♪
2008/12/12(金) 14:05 | URL | あべまつ #-[ 編集]
☆あべまつさん こんばんは
本当にありがたいことです。
ファンとして、もぉ本当に嬉しかったです。
近代日本画は近年はちとマイナーになっているようですので、こういう辺境地であってもこれからもがんばって応援したいなーと思ってます。

どの絵にも不思議な魅力がありましたね〜
2008/12/12(金) 21:27 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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