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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

シンガポールへ参ります。

今日からシンガポールに行きます。
25日早朝に帰阪。朝も早よからゴロゴロ言わせながら荷物引いて帰るわけです。
メイワク者め。
なんか向うは暑いらしいから、大寒の大阪とは温度差約20度?30度という噂が。
ところでナゾなんが一つ。
わたしは今足がシモヤケ様です。これって向うに行ったらどうなるんやろ・・・

昔々シンガポールは昭南島とか勝手に名づけられておったのですが、シンガポール陥落で日本軍の手からも離れられたようです。
その大日本帝国がのさばっておった時代、ここへも多くの日本人画家が訪れて、色んな作品を残している。
例えば東博にある今村紫紅『熱国之巻』などはインドの風景と言うが、現実にはシンガポールの農村漁村風景をも参考にしているらしい。
実風景を知らぬので、何とも言えないが、魅力的な作品である。

大観の『南溟の夜』・・・これは二種あり、東近美と足立と。
解説にはガダルカナルだと書かれていたが、シンガポールに滞在したことで描けた作品でもあるらしい。
他にも伊東深水が現地の人々の情景を小気味よくスケッチしていた。

近代のシンガポールは40年ほど前に独立してから、大規模なパラダイムシフトを成功させて、世界の中でも超一流の清潔な都市国家になった。
だから今の状況しか知らないので、そこから過去を見る旅に出かけるのだ。
それがシンガポールツアーの目的なのだった。

千年以前、シンガポールはシンガプラと呼ばれていたらしい。
澁澤の『高丘親王航海記』ではその国を「羅越」と書いている。
そこの章を再読する。
「・・・羅越というくにがあり、そこには虎がおびただしく、その虎は常に羅越と天竺のあいだを渡り鳥のように往復して、決して他の土地へはみだりに足を向けないといいます。」
(最終章『頻伽』より)
高丘親王は力尽きていて、念願の天竺へは自身でたどり着けそうにないので、旧知のパタリヤ・パタタ姫の助言によって、虎の腹中に収まって天竺へ行こうと決めたのである。
物語の最後にとうとう親王は「モダンな親王にふさわしく、薄くて軽い骨」をその地に残して、天竺へ向った。

わたしは天竺へ向う気持ちも目的もないし、骨もまだ重たいので、そのまま大阪へ帰るのだった。



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コメント
こんばんは。
お気をつけて行ってらっしゃいマシ。
虎の着ぐるみでお帰り頂けると
超、うれしいです。
骨密度高そうですし。

薬子に会ったら、よろしく~♪
2009/01/21(水) 22:24 | URL | あべまつ #-[ 編集]
遊行七恵さん、こんにちは。
今頃はシンガポールで夢の中、でしょうか。
私も以前行ったときは、澁澤も紫紅も深水も全く念頭になく、まったくおのぼりさん風の観光客でした。
七恵さんの目と知性で眺められたシンガポール、期待しています。
2009/01/22(木) 00:03 | URL | sekisindho #7JPwz3bk[ 編集]
うわ~♪シンガポールですか(^^)いいですね☆
日本からだと気温が極端に変化してしまうと思いますが、どうぞ体調に気を付けて楽しんできて下さいね♪
現地にある美術館も訪ねられるのでしょうか。
レポ楽しみにしております。
2009/01/22(木) 08:28 | URL | tanuki #s.Y3apRk[ 編集]
☆あべまつさん こんにちは
虎のキグルミは、タイガースのトラッキーか、和唐内の乗り物か、どのバージョンがエエか悩んでます♪
骨の密度ってそういうたら調べたことないんですが、「骨折の自然治癒痕」とか発見されたら、コワイです~よくアチコチにぶつかってるもんですから(笑)。
薬子も春丸にも逢えませんでしたが、ナイトサファリの虎は可愛かったです♪


☆sekisindhoさん こんにちは
時差1時間と言うのは却ってしんどいもんですね。
ただでさえ動かないアタマが、暑さも加わりいよいよ・・・
おのぼりさんツアーも楽しいですね。今回は同行者の徹底した事前チェックと、現地友人のガイドで、ナマナマしいツアーになりました。
目と知性というより、足と胃袋のシンガポールでした(笑)。


☆tanukiさん こんにちは
空港に着いた途端アヂーでしたよ。
でも基本的に夏好きなので、身体は気持ちよかったです。
美術館もいいのが多いですが、一番良かったのはアジア文明博物館でした。
それにしてもええ処でしたわ~~
つくづく自分が熱帯に向いていると感じましたよ~
2009/01/25(日) 17:27 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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