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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

やっぱりハイカイ・シンガポール篇?

それからわたしらはナイトサファリに向うことになった。
夕方の高速道路にはオートバイを飛ばす人々がいる。
マレーシアからの通勤者。シンガポールは淡路島くらいの大きさだから、マレーシアは感覚的には対岸の神戸みたいなものなのかもしれない。
驚いたのはトラック。荷台にいっぱい人が詰まれている。出稼ぎのインド系の人々。
シンガポールは車を所持すると大変高くつくというが、それでも車がないと困る人々もいる。友人の旦那もチャンギ空港内に勤務しているので、毎朝高速を飛ばしているそうだ。

シンガポールは朝7時でもまだ暗いが、夜は7時半まで明るいままだ。
IMGP5607.jpg
ナイトサファリは世界初の夜だけのZOOで、広大な自然環境の中に多くの動物たちが暮らし、その姿を我々は見て回る。
隣接する動物園は昼間の開園で、夜は仕舞う。
わたしたちはここで夕食を食べた。インド人シェフの女の人が、わたしがラム肉を選んでいると、作ったのは自分だと話しかけてきた。
わたしはタドタドシイ英語で答えた。
“I like it, but トリカレー、nonono・・・”
これで通じるから、向うの人はえらい。
辛いものがニガテなわたしだが、彼女のススメで選んだココナツ煮込みと、ナマのライチはおいしかった。

さていよいよナイトサファリに足を踏み入れる。
まずは歩くコース。空はまだ明るさが濃いけれど、林立する木々は闇に纏いつかれ始めている。
こんな状態、たまらなく好きだ。
IMGP5625.jpg
アンコールという水牛を見る。巨大なツノの水牛。おとなしそうな顔をしている。
IMGP5611.jpg

スナドリネコというのを見る。これはスナドリ、つまり漁師さんな猫なのだ。
イリオモテヤマネコの親戚筋らしい。
猫も野生化したやつらは、なかなか凛々しい。
IMGP5618.jpg

いよいよトラムに乗ってgo!
友人からの情報でトラムに乗るときは右側で、ということを守る。
ノーフラッシュ撮影を幾度かしたが、それは無駄な行為のように思えてきたのでやめる。
写真を撮ることより、自分自身がこの楽しみを味わわなくては。
IMGP5621.jpgこのワニは魚しか食べない。

様々な動物を見る。見たものの名前や順序はリーフレットをみればわかることだが、何がどう・かにがどう、という次元で括れる話ではない、と思った。
青みの残る空の下、暗い塊に変わった木々と、ナマナマしく息づく生きものたちと。
その空間を共有するわたし。
隣同士で暮らすのに不適合ではないか、と思うような組み合わせもあるが、それでも共存している。
キリンやシマウマやオリックスが同じゾーンなのは理解するが、近い種のご近所さんというのは、容易に混ざり合ったりしないか。食い合うこともないのだろうか。
そんなことを思いながら、トラムに揺られる。
IMGP5615.jpg寝る熊猫。

わたしはトラムに乗っているが、歩くコースもある。歩いてはいけないコースもある。
質感のある闇に寄り添う明るさ。密林。樺島勝一の絵の世界。
そうこうするうち、トラムが水の上を走る。水陸両用車。いきなり現れる人間。
歩くコースと交差した道を渡ったのだ。突然動物が現れるより、この方がコワい。
ちょっと昔の映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を思い出す。
どきどきしているのを感じる。
こんな空間に来たかったのだと思う。このまま帰らなくてもいいような気持ちになる。
しかしトラムは終点(始発駅)に帰還した。
わたしは降ろされ、ヒトのクニへ帰る。
動物ショーは見なかった。むしろ見たくなかったので、よかった。
見ればこの広大な空間がマガイモノでしかないことを、はっきりと気づかされる。

火を噴くショーを見た。これはヒトの仕事。わたしはけっこう見世物が好きなので、楽しいような気がした。
IMGP5628.jpgごぉぉぉぉぉぉぉ??

翌日。一日完全にフリー。
しかし予定は満ち満ちている。
シャングリラホテルでハイ・ティーをしようと決め、現地の友人Sが予約をしてくれた。
だから待ち合わせはホテルのロビーになる。
ランチと一緒にするから、その前に街歩きへ出た。

名前は立派だが中身はちょっとおいおいなペニンシュラ・ビルの界隈を歩く。暑い。
昨日つれて行かれた免税店はオーチャード通りにあるが、そこからタクシーで国立博物館に出かけていた。今日は夜にアジア文明博物館に行くらしい。
再び国立博物館の前を通る。中身より、ガワの方が好みだったかもしれない。

ラッフルズ・ホテルへ向かうと、さすがに立派。
中庭が完全に植民地のホテルだと言うことを感じさせる。
IMGP5677.jpg
やっぱりベランダ・コロニアル様式と言うのは、寒い国の住民が暑い国で暮らすために作り出した様式だと、実感。
IMGP5672.jpg

IMGP5673.jpg一隅に雀がいた。

地下鉄もデポジット制だというのが面倒なものの、乗りなれてきた。
しかしシャングリラ・ホテルは随分な坂の上にあるので、タクシーで向った。
タクシーはサーチャージや時間による値上げもあり、正直よくわからない。
マカオの方がタクシーはいいと思う。

友人Sと久しぶりに会う。夏以来。元気そうで何より。
ホテルの二階でランチ&ハイ・ティー。
紅茶は101種類から選ぶ、ビュッフェ・スタイル。
これが大変おいしい。トロサーモンがおいしすぎる。何回食べたか。
紅茶はわたしはピーチブロッサム・ティー。
インド人の給仕がついてくれる。
IMGP5705.jpg
ケーキも色々食べるが、一つ変なにおいのものを食べて、ウググになる。
それがドリアン・ケーキだった。ああ、あの・・・
どうもあきませんでした。

ホテルを出てからインド人街へ出る。友人がいつも行く雑貨屋さんへ向う。
目つきがコワいと思っていたが、インドの人々は親切だった。ものも安い。
会社の同僚たちに眉ペンとコロンを買う。友人は鍋をほしがった。
やっぱりこういう街へは現地住まいの人と一緒でないと、わたしではどうにもならないのだった。
IMGP5706.jpgヒンディー語の看板がある。


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コメント
ナイトサファリ、楽しそう!
それれにしても、センスのいい写真で、見ごたえがありますね!
建物の写真が、とてもいいです。さすが、建築好きな遊行さん。
このシリーズはまだつづくのかな?次回も楽しみにしています。
2009/01/29(木) 19:07 | URL | えび #-[ 編集]
夜だけの動物園!!ユニークですね。
でも、確かに、動物って夜行性のものも多いから、こういう運営方法にも納得できますね(^^)
私もやっぱりネコ科の動物に惹かれます♪

ラッフルズホテル、行ってみたいです。
文豪気分になれますかね~♪(笑)
2009/01/29(木) 20:42 | URL | tanuki #s.Y3apRk[ 編集]
☆えびさん こんばんは
ナイトサファリは行く価値大!ですよ~
楽しい空間・楽しいひとときでした。
建築の写真は他にも沢山あるんですが、向うはすばらしいのがエンドレスにあるようで・・・
わたしの手がわるくても、実物がエエので、助かってます(笑)。
シリーズは3まで。その後にミュージアムの記事があります。
本当にうろうろしてましたよ~


☆tanukiさん こんばんは
なんでもこのナイトサファリは世界初の試みで、大成功のクチらしいです。
静かぁ~にトラムが動くので、寝てる動物の邪魔にもなりません。
ライオンのオヤジは爆睡してました。
ラッフルズは内部見学コースもあるようです。
わたしは中庭でぐったりしただけですが、カフェも素敵らしいです♪
文豪気分になりたいですね~~
2009/01/29(木) 23:23 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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