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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

ひさかたの天二上・・・當麻寺に行く

スルッと関西3daysチケットも今日で使い終り。大和の二上山そばの当麻寺に行った。梅田に出ないと始まらない旅だが、それにしても遠い、遠すぎる、余りにfar longだ。
天王寺まで小一時間かかり、徒歩で近鉄阿部野橋に出て、そこから橿原行き準急でのんびり走る。
目とアタマの疲労回復のために寝るが、単線ちゃうかと疑うほどにシィンと走ってたなあ。
駅前には中将姫がイメキャラの草餅屋があった。多分この蓬は地元のもの。
二上山はよく見えなくなった。IMGP6204.jpg

マンホール蓋には寺の名物の牡丹が描かれている。
IMGP6174.jpg
カラーマンホール鉄蓋の構図を集めたサイトもあるそうだが、実はわたしは、マンホール鉄蓋には多少詳しいので、そこのサイトに「こんなのありました?」と報告できない事情がある。ちと残念。

当麻寺は旧字で書く方がステキなんだが、このワードでは字が出るのか?
當麻・・・でました。タイマです。
参道には築二百年の民家なども残っていたりする。(手入れされているから、せいぜい百年前までのものに見える)古い家々には大黒さんやえべっさんのオブジェが飾り瓦として立っている。
珍しく鏝絵もある。IMGP6175.jpg

ソメイヨシノは散ったが、まだまだ八重桜は今からが本番。
當麻寺の門をくぐり、境内の桜を眺める。
いろんな種類がある。IMGP6178.jpg
丁度大阪でも造幣局の通り抜けが始まっている。造幣局の通り抜けほどの種類はないが、今日は沢山の八重桜を見た。すごい嬉しい。
中之坊に入る。よく知らないが真言宗らしい。
ここは中将姫伝説のお寺なのだが、その一方折口信夫「死者の書」の舞台でもある。数年前、川本喜八郎が映画化した。そのときの感動について書いてもいる
当時、その感想文を読んでくださった映画スタッフの方が、死者の書のサイトにわたしの記事を掲載してくれはったが、今見ると、まだ残っている。嬉しくありがたいことです。
そのときのありがたさを忘れず、初心に帰る気持ちで、今回このお寺に来たのでした。
IMGP6180.jpg當麻寺本堂
牡丹園に行かずとも、咲き始めた花を多く見た。他にも可愛い花が多い。
IMGP6195.jpg
みごとだなぁ。

わたしの大好きなシャガ。IMGP6190.jpg
塔は緑に包まれている。
この庭園は大和三名園の一つで、池泉回遊式兼鑑賞式庭園。心地池で桃山時代の作庭。池には睡蓮の葉がいっぱい。
「香藕園」こうぐう・えん。藕は「蓮の根の意」。なるほどぴったり。
IMGP6186.jpg

客殿絵天井は昭和初期から現代までの日本画家が腕を振るっている。
こちらはリーフレットから。この御所人形の絵は三宅凰白のもの。
cam162.jpg
画家の短冊をご遺族からいただいたことは、本当にありがたいことだった。

追記:2014.10 修復が完了したそうです。
イメージ (15)


霊宝館には映画「死者の書」のスティールやこのお寺の門の大道具などがあった。
こちらは映画ポスター。IMGP6201.jpg
それから江戸時代の「中将姫」伝説の絵解き、姫を描いた肖像画などが展示されていた。
門跡寺院・霊巌寺の何代目かの方が中将姫伝説に沿うように、いい言葉を書き残していた。
「幸不幸は我が心にあり」 全くそのとおりだ。近藤ようこさんの「花散る里」のオビにもそんな言葉が書かれていた。
「幸せかどうかなんて、自分の心に聞けばいい」
とりあえず「幸せです」と呟いてみた。

このお寺は役の行者とも所縁があるからか、陀羅尼助を販売していた。日本最古の胃薬・ダラニスケ。
買って帰ってもいいが、わたしの義弟はただいま某社で胃薬の開発に関わっているから、ちょっとあれかなぁと、やんぴした。
お抹茶とお干菓子をいただく。IMGP6202.jpg

門前に柿の葉寿司「たなかや」の支店があったので、三輪素麺のにゅうめんと柿の葉寿司をいただく。
わたしは子どもの頃からバッテラ・鯖の棒寿司・柿の葉寿司が好きで好きで仕方ないのだった。
うどん系とバッテラ・おいなりさんの組み合わせだと飽きることがない。
関係ないが、東京に行くと、ちよだ寿司の鯖寿司を買うことが多い。

のんびり電車に乗って橿原神宮駅経由で大和西大寺で乗り換えて奈良についたら、1時間以上かかった!!凄い遠いなぁ・・・
大阪と違い、奈良は大きいのだ。
葛城から奈良か。よくもまぁ藤原南家郎女は歩いたものよ・・・
遊行ナナエ郎女ではそんなもん、歩けませんわ。

それで奈良博で鑑真和上展を見たり、大和文華館で江戸時代の絵画を見たりしたことは後日に書くとして、奈良も氷室神社の滝のような枝垂桜は散っていたが、公園内のもこもこした桜は満開だった。奈良博の裏の桜たち
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會津八一の詩碑と桜。
はる きぬ と いま か もろびと ゆきかへり ほとけ の には に はな さく らし も
全篇かな文字の秋艸道人の詩歌が、とても好きだ。
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こちらは大和文華館の菊桃と、八重桜。春を実感し、春を堪能した気分。
IMGP6209.jpg
既に新緑に変わった「三春の滝桜の子孫桜」は写さない。価値がないからではなく、<最も美しい>とされる時期の直後、衣を脱いだばかりの姿を写すのは、却ってこの桜に対して失礼のような気がするから。
ただしそれが正しいかどうかはわからない。

それからナンバの高島屋で片岡球子展を見て、梅田の阪神で猫のダヤン原画展を見たりしてから帰宅。
随分電車の時間の長いツアーだった。ああ、くたびれた・・・・・・・・・
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