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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

民博でみた「チベット・ポン教の神々」

民博で「チベット・ポン教」という特集展示があった。
チベット仏教は知っているが、ポン教とは初めて聞く。
仏教以前にチベットに広まっていた土着宗教らしい。
あんまり宗教には深入りできないが、色鮮やかな曼荼羅のようなものがあるので、それを見て回った。
タンカというのかどうか。
物語として面白いというか、心の揺らぎをも描いたエピソードが綴られている。
下手な写真だが、とりあえず紹介したい。
クリックすると拡大化されるが、腕が悪いのでぶれていたりする。

IMGP6425.jpgIMGP6429.jpg絵と物語「天界からの降臨」

IMGP6434.jpgIMGP6431.jpg 「子息の誕生」

IMGP6430.jpgIMGP6428.jpg 「出家」

IMGP6432.jpgIMGP6435.jpg 「ダンツェトゥン城の悲劇」
IMGP6438.jpg悲劇の情景

IMGP6436.jpgIMGP6437.jpg 「魔王との戦い」
IMGP6440.jpg娘の悲しみ。IMGP6441.jpg子を残して去る。

IMGP6427.jpgIMGP6426.jpg 「入滅」

色合いもハッキリしている。まんなかの神像の周囲で物語が進行している。異時同時図。
中でも他人の子を犠牲にしてまでわが子の無事を願ったが叶わずに自害する夫婦の有り様は、凄惨だった。
また魔王に連れ去られ、その居城「苦しみの城」に幽閉され、育児にも苦しむ娘と、のちに彼女に置き去りにされる魔王との間の双子の子らの哀れさも、妻と子らの別れを隠れて見守る魔王もよかった。

物語としてとても惹かれた。

特集展示は7/21まで。

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コメント
No title
面白そうな物語ですね。
こういうのは、ほんとうは絵解きされていたんでしょうね。
チベット国内に絵解きする芸能者が残っているのかどうか知りませんが。

うちにはブータンで買ってきた六道図がありますが、色合いとか意匠は同じ感じです。
2009/05/29(金) 03:22 | URL | ひろすけ #-[ 編集]
☆ひろすけさん こんにちは
>こういうのは、ほんとうは絵解きされていたんでしょうね
わたしもそう思います。
なんでも現在も信者数は少ないけれど活きている宗教だそうです。
しかし隠れキリシタンでもそうですが、信徒の数が少ないほど、物語性が濃くなるというのは、非常に興味深いです。
元の物語よりもずっと面白かったりしますしね。

>ブータンで買ってきた六道図がありますが、色合いとか意匠は同じ感じです
ああ、やっぱりそうですか。
チベットやブータンはインドとはまた違いますが、派手な色彩で描き方も繊細ですね。
2009/05/29(金) 10:21 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
No title
おととし、長野のお寺で亡命チベット人の絵解きを聞いたことはあるんです。世襲の職業なのですが、亡命先のインドでは絵解きの仕事はできなくて、40年ぶりで思い出しながら再現してくださったんです。絵解きの公開としては世界初だったそうです。
チベット仏教はインド仏教とポン教がせめぎ合いながら出来上がった宗教だそうなので、一筋縄ではいかない感じ。でも日本仏教も同じですね(笑)。

関係ないですが、今日、宝塚の「オグリ!」東京公演見てきました。ほとんど原典通り、「ヅカらしくない」舞台のようです。でも小栗自身は理屈のない侵犯者ですから、宝塚の間尺に合わせるのは無理がありました。とってつけたような宝塚オリジナルの愛の賛歌が挿入されていて、そこだけ違和感が。そういうことは観客のほうがちゃんとわかっているようですが。
2009/05/29(金) 18:45 | URL | ひろすけ #-[ 編集]
☆ひろすけさん こんにちは
>長野のお寺で亡命チベット人の絵解きを聞いたことはあるんです
善光寺の近くの刈萱道心ゆかりのお寺ではないですか。
わたしはそこでだいこくさんの絵解きを見ました。
わかっていても、泣いてしまいました。
そのチベット人の方は世襲だったのに、させてもらえない状況だと言うのがつらいですね。

>宝塚の「オグリ!」東京公演見てきました
いいですね。実は本拠地の宝塚は近いのですが、チケットが取れないのです。
見たかったんですが・・・まぁその違和感そのものが実は宝塚の本質なのかもしれませんが。

これまでに絵解きものぞきからくりも見世物も見ましたが、衛生博覧会だけはムリそうです。
(尤も見に行ってキモチ悪くなるのも予想できますが)
2009/05/29(金) 22:48 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
No title
えーと、わかりにくいのですが、だいこくさんが絵解きするのは刈萱山西光寺、善光寺の近くのは西方寺です。

たぶん、西方寺に西光寺のだいこくさんが出向いて絵解きされたのでは。
私が行ったときも、チベットの人と、そのだいこくさんと、あともう一人の絵解き(全員女性)がありました。
西方寺の住職はチベットに留学していた人で、難民支援をしておられます。
2009/05/30(土) 05:19 | URL | ひろすけ #-[ 編集]
方向音痴のわたし
☆ひろすけさん こんばんは
>刈萱山西光寺
入り口から向って左手に千里御前らの石塔とか建ってたような気がします。ここのお寺に二回行きました。
チラシが国芳の絵のものとかでした。
その西方寺の方は知らないお寺です。
近い、と思っていましたが、もっと近いお寺が(ていうか門前町や~)その現場でしたか。

京都の六波羅あたりにはお盆の頃に地獄極楽の絵解きをするお寺がありますが、やっぱり名前が西方寺だったような気がします。小野篁と縁のある地ですから、この絵解きらしいです。
2009/05/30(土) 21:50 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
No title
はいはい。
そのあたりのマニアですよ~。
西方寺のだいこくさんは、お嫁さんに跡を継がせるべく絵解きを伝授しているそうです。
京都のは西福寺です。向いの六道珍皇寺とともに、迎え盆の時期に地獄絵の虫干しをします。ほとんどは江戸時代のものですが、熊野観心十界図もあります。珍しい檀林皇后九相図もあり、これの絵解きらしいです。私は見ていませんが(今もやっているかどうか)。
近所に「幽霊子育て飴」を売るお店もあります。
2009/05/31(日) 01:47 | URL | ひろすけ #-[ 編集]
さすがです。
☆ひろすけさん こんにちは
> 迎え盆の時期に地獄絵の虫干しをします。熊野観心十界図もあります。
>珍しい檀林皇后九相図もあり、これの絵解きらしいです。

わたしが行ったのは'95のお盆で、生憎ちょうど終了したところでした。
残念。まだ座敷に熱気が残ってましたよ(霊気?)。
そう言えば最初に九相図を知ったのは「ドグラマグラ」でした。
「妖霊星」で姫と侍女が見ていたのは小町の九相図でしたね。
その後、姫が室内でじっとみつめていたモノ、
あれは実物なのか姫の心象のものなのか、時々考えています。

> 近所に「幽霊子育て飴」を売るお店もあります。
近代建築を見て回るツアーを企画したとき、ついでに中世もからめて(アメだけに)ここへ参加者を案内しました。
あの看板やパッケージが好きです♪
2009/05/31(日) 12:28 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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