FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

おん祭と春日信仰の美術

奈良国立博物館で「おん祭と春日信仰の美術」を見た。
数年前にわたしは勤務先のグループ企業のトップのヒトが日の使いになりはったので、そのときおん祭に行き、ご挨拶などをしたが、あの行列はかなり面白かった。
ああいう祭はやはり古式床しいところが胸に響くものだと思った。

今年は祭を見る代わりに展覧会を見た。ちょっとは勉強しておかないと、おん祭の意義そのものがよくわからないので・・・(←フラチ者)

鹿島から春日へ来た神様と鹿ご一行の図が色々出ているが、ここらを見ると石川淳「六道遊行」の鹿の精を思い出す。
奈良県は茨城県のカミサマを受け入れたわけです。

氷室神社縁起絵巻  奈良博のお向かいにある神社。ここの枝垂桜はまったくもって素晴らしいの一言に尽きる。
絵巻自体は江戸時代後期の作品なので、絵にも色々と遊びがあり、なんとなく行楽図風にも見えて楽しい。

舞楽面が何枚もあった。これらをよくよく眺める。
非常に個性豊かな面ばかりで、何一つ誰とも似ていない造りをしている。
陵王の頭には龍がつく決まりだが、ワイバーンとでも言うべきドラゴンがついていて、道頓堀あたりのカラオケ屋の立体看板のようだった。
また古い朝鮮の面に面差しが似たものもあるし、レゲエな髪の面もあった。

それで舞楽の楽の方では、笛などが展示されていて、原羊遊斎のデザインした漆芸品もあり、意外なところで嬉しい出会いもあった。

千切台という造花を飾る台などもあり、それは京都の千切屋さんが再現したもので、春日大社に納められている。

春日権現記などもある。関白のドッペルゲンガー的現象の物語などが描かれていた。

春日大社のお膝元・奈良町では今でも「春日講」しゅんにち・こう を開催しているそうな。その祭に掛ける春日曼荼羅をたくさん見た。町内ごとにそれぞれ違うものを大事に保管している。それぞれの個性が出ていてとても面白かった。
地の奈良の人に聞くと、今でも講は活きているということだった。

こうした展示は奈良でしか見ることが出来ぬので、こちらに来られる方々は、ぜひお運びください。なかなか面白く思えた。
関連記事
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア