FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

洛中洛外図舟木本

洛中洛外図舟木本の公開が東博で1/13から始まっている。
10012701.jpg

喜んで行く予定を立ててたら、色んな方の記事で1/4スケールの屏風が地下のショップで販売されたと知る。
自分のカメラだけでもいいかなーと思ってたけど、わたしは所詮かなしいシロート。
屏風仕立てのものはやっぱり屏風で手元に置けるなら置きたいよね、ということで機嫌よく東博へ向かう。
これは作者不詳と言うことだけど岩左派の工房ぽい絵で、実にキャラの表情や行動が多彩も多彩。
2500人の描き分けが出来てるのはやっぱりスゴイです。
丁度屏風の前に立ったら、熱心に単眼鏡で眺める年配のご婦人と立派なカメラを持ったオジサンとがいて、それぞれ非常に長い時間をかけてそれぞれ楽しんではりました。
わたしはデジカメをメガネ代わりに使用する。
単眼鏡は使わない主義なので、これでいい。

以前から「ここのシーンはみつけるぞ」と祈願してたシーンを探しだすのにもたいへん時間をかけた。
いやもぉ予想以上に面白かった。
もともと遊楽図や都の名所図なんぞが好きな身としては、これはやっぱり楽しい屏風ですがな。しかも現存する建物も描かれてるし位置関係がビミョ?なのも楽しいしで、なんぼでも見て楽しめる。

舟木本の詳細を書いた本もあるけど、数ヶ月前に立命館大学で開催された近世の春本・春画展の講演会でも、この舟木本の記事も出ていた。
わたしは講演会には行かないが、それに参加したあるyoginiさんから機密扱いで文書が届き、ときめきながら展示を待ったなぁ。

なにしろありとあらゆる人間模様が展開している。
僧と尼の密会、少年と戯れる老僧、仲良しさんたち・・・
働く人々もいる。商売熱心な遊女、実の親子なのか親方子方なのか、重そうな荷物を持つ大人と子供、牛に方向を示す人もいる。
鐘の絵を描いた幟を持って勧進する僧たち、食べ物屋、売り店、それをのぞく人々。

大仏殿から大勢の人がこぼれる。あちこち開かれた戸の隙間から顔を出すなかなかイケてる若い男、男同士で仲良くしているカップル、お主である振袖若衆の警護をする人々の中で一人だけ妖しい目線を少年に送る奴・・・
こういうのはまたとても好き好き好き。

ああとても楽しいなぁ。
どれくらい時間がかかったかわからなくなったが、充実した。
しかし自分のぱそが画像取り込み不可能なので、折角ぱちぱち撮りたおした写真が出せないのは、非常に残念なり。こういうときに焦ったり反省したりするのだった。

ところであの1/4スケール屏風、意外なくらい重かったので、それを持ち歩いた身としてはちょいと疲れてしまった。

2/21まで展示しているので、また見に行くつもり。今度は気楽に。
(でもたぶん映像上映を見ることはわたしはないだろうな・・・)

洛中洛外図 舟木本―町のにぎわいが聞こえる (アートセレクション)洛中洛外図 舟木本―町のにぎわいが聞こえる (アートセレクション)
(2001/03)
奥平 俊六


この本もやっぱりいいなぁ。
関連記事
スポンサーサイト



コメント
洛中散策
先日、高麗・楽・御池しんしん堂・三月書房と、散策してまいりました。虎とかささぎの関係やら、説明があって、そういうたらこの二人、ペアーなん?て感じで。  楽も柔らかみと照りで温かい気持ちになりました。当代吉衛門さんによる、虎柄茶碗など、ここでも虎堪能いたしましたよ。いずれもこじんまりと、個性派なので、満足な散策でした。
2010/01/29(金) 08:53 | URL | よし #-[ 編集]
どこもが楽しい♪
☆よしさん こんにちは

> 先日、高麗・楽・御池しんしん堂・三月書房と、散策してまいりました。

ああ、いいルートですねぇ。

>虎とかささぎの関係やら、説明があって、そういうたらこの二人、ペアーなん?て感じで。

トムとジェリー風な関係やとおもろいですよね。

>当代吉衛門さんによる、虎柄茶碗など、ここでも虎堪能いたしましたよ。

樂は今度「茶道資料館」と併せて出かける予定ですが、虎柄茶碗とはこれまたそそられますね~!タイガース優勝祈願もこめて作ってくれてはったら、なおよろしいんですが(笑)。
2010/01/29(金) 12:29 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア