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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

松方コレクションとその後

西洋美術館の所蔵水彩画・素描展に行った。
まずチラシがいい。
モローの「聖なる象」は最初見たときに強く惹かれた作品だが、これを実際に見るのは初めて。今までずっと待っていたのでとても嬉しい。
cam418.jpg

アングル ジェニー・ドラヴァレットの肖像  こんなスタイルの時代のご婦人方はけっこう暑かったのではないだろうか。ちょっと頬高で魅力的な微笑を浮かべる顔。

ドラクロワ ヘラクレスが戦う。二枚ある。ロマン派らしい物語性のある作品が多いので、ドラクロワを見るのはいつもドキドキわくわくする。
しかしこれがヘラクレスかどうかはわからなかったが。

セザンヌ 永遠の女性  もこもこしているのは何?

ドガ 髪をとかす女、背中を拭く女  パステル画の中の女たちは日常の動作をする。画家の望んだ仕草とはいえリアルな状況。ドガはこうした女を描くときモデルにそのポーズを取らせて撮影もしたそうだが、ドガは女の背中に何を見ていたのだろう・・・ 

モロー 聖なる象(ペリ)  象に乗る女はペリというペルシャの精霊。「幻想の宝石」納得の修辞。中空の羽根のある女たちはその頭の周りに光の輪があるが、東洋的な様相。
この一枚を見ただけでも嬉しかった。

聖チェチリア  聖女は素知らぬ顔で弦楽器を弾く。その足下にはうずくまる男たちの姿がある。男たちはいずれも廃れものになるだろうことがわかる。
なんとなく秋元松代「常陸坊海尊」を思い出す。

シャヴァンヌ トレヴーの肖像  小杉放菴が憧れていた画家だということを思いながら眺めると、現実に目の前にある作品を見るだけでない感慨が浮かんでくる。
結局そちらに意識が向いてしまう。

セガンティーニ 花野に眠る少女  死んではいない。時々セガンティーニの描く女たちの中に死んでいるかのような姿がある。

エミール・ルネ・メナール 「水浴する女たち」のための習作  きれいな二人の女。どことなく女同士の秘密な愉しみを味わっているかに見える。

ロダン 蛇を巻く男  マジメな意図の下での作品だろうが、どうもエキスパンダーやってます?にしか見えないのだった。

アンドレ・シュレダ アラビアの女  立て膝の女。白い肌なのはオダリスクということか。

藤田嗣治 自画像  1926年の自画像。背後から猫がにゃ?と出てくる。

やっぱりいい所蔵品が多いなぁ、とつくづく実感する内容だった。5/30まで。
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コメント
だゃ‐まる
おはようございます。
印象派の方々でしょうか。 ドガ は、深刻そう。

私はマティス好きなんです、切り絵シリーズが。
明日は、家族の誕生日なので、大丸から、錦行ってみますね。  こないだ、近くまでパシラされたので前田珈琲店見つけました。 さっそくお豆買いました。  ・・・artな会話じゃありませんでした...
追;歌川さん、いいですね! 関西でも催されますか?
2010/03/29(月) 09:58 | URL | よし #-[ 編集]
☆よしさん こんにちは
印象派もロマン派もまぜまぜでした♪
ドガは間違いなく背中フェチでしょう。

大丸の地下で買い物してからそれをパティオでぱくぱくするのってけっこう楽しいです。
買ったものチンできますしね。

歌川さんは色々いてはりますが国芳でよろしいですか。
う~ん、府中のが巡回してくれたらよろしいのですが、わからないのです~
2010/03/29(月) 12:41 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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