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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

七月の東京ハイカイ?

三日目ついに最終日。今回のツアーは隙のないツアーになった。我ながら感心する。
とはいえ、最後でコケる。疲れてしまって予定電車に乗り損ねる。
仕方ない。起きたことに文句を言うな。「起きたことは全て正しい」は「マーフィーの法則」と斉しいと思う。それをなんとかねじ伏せなければならんのだが。

新橋でロッカーに荷物を放り込む。前までは宅配してたけど、ポメラさんをお供にしてからは大荷物くんもポメラさんと一緒にロッカーで待機。
9:40発のバスに乗りたいのに、二子玉川についたら38分。しかも降り口の逆方向やん。
走った。お客さんが少なかったのを幸いに、走りに走った。
改札でたら丁度41分になるところ。新しく3番のバス停なんてわからんから、高島屋へ走る。バス停についてゼイゼイとベロ出してたら、バスが来た。ラッキー。予定通りに乗る。

静嘉堂の道は林なので木漏れ日が錯綜している。水玉にも見える。
五分前に館前に着いたので、先にお庭へ。ああ、涼しい・・・
前期はいき損ねたけど、国貞を大いに楽しむ。本当に面白い。江戸末期の市井の女たちの楽しい生活が顕われていて、見てて楽しかった。

この日は日曜なのでバスは世田谷美術館へ向かう。凄い遠回りだけど文句を言うな。
しかしどうもスイカと追加の現金の関係がおかしい。
ゴッチャン体質はアカンと思い、せめて他国(!)にいる間はノートにつけてるんだけど、よくわからんのだった。

世田谷美術館では19世紀末の写真を大いに楽しみ、満足した。
しかし意外だったのは常設室の企画展示・建畠覚造の抽象彫刻。ふだん抽象的な作品はニガテなのだが、彼の作品は非常に魅力的だと思った。
マケット(模型)がたくさんあるのだが、これらが公園の遊具ならどれだけ楽しいだろうと真剣に思ったのだ。特にどう見ても螺旋滑り台なのは絶妙。
わたしは今も甥っ子をダシにして公園で遊んでしまう女だから、もぉ本当に楽しかった。
作者の意図はともかくとして、純粋階段にしか見えない階段などなど、いいものが多かった。こういうものを実物化した公園があれば、本当に楽しいだろうに・・・

お昼。あんまり何も食べたくないのでヤバイと思った。時々こういうことが起こるので、意識的に何でもいいから食べることにしている。
売店で焼餅を買った。思ったよりおいしい。はふはふ。
お餅と言うても純然たるお餅じゃなくてでんぷんが混じってるものだから、暑い日にも却っていいのかもしれない。

大岡山経由で目黒へ。飛行機のチケットのサービスでマクドのコーヒープレゼントがある。
目の前にマクドがある以上、スルーはしない。
ブラックでザーと飲むと、アトクチがなんにもないのがよかった。
それでザリザリの氷を口の中いっぱいに含んで、庭園美術館へデッデッデッ。
解けたところで木陰が。助かるなぁ。

有元利夫。あまりによすぎて、絵を見ながら感想を書くと言う行為を放棄した。
本もいいサイズ。アールデコの館という特性を楽しむことなく展示作品に没頭したのは、これが初めてのように思う。

白金台?日比谷。庭園から出光へはこのルートがいいと思う。
屏風展の後期。こちらも展示換えを大いに楽しんだ。
次は日本のヴィーナス。

日比谷から新橋へ。旅ももう終幕に近い。
汐留ミュージアムでハンス・コパー展を見る。
入ってすぐに彼の師匠筋のルーシー・リーの拵えた陶製ボタンの展示を見てときめく。
煌くようなボタンたち。星の欠片を集めたようだった。
それが鏡に反射して、下方へと繰り返しが無限に続いているのだ。
星は天上にあるが、この無限に続くきらめきは地底へと続いている。
どちらも決して手の届くことのない先で輝き続ける。

コパーの拵えたやきものは、集団で置かれていると、一つの工業都市を形成する。
過去の作品であってもそれは古いものではなく、過去の時代に夢見た未来都市の風貌を見せている。未来都市考古学。それを目の当たりにしていると思った。

羽田までは快速特急に乗ったが、これが一番後ろの車両の最後尾の席なので、密室ぽい。
本当は小田急線で見た箱根行きのワイドビューなのを心に描いてたけど、これはこれでいいですな。品川から羽田までノンストップが凄いわ。

羽田の窓から富士山が見えた。
頂上のMWMなのが見えず、台形のカタチの中に白色が塗りこめられている。
とても綺麗です。IMGP8209.jpg

大阪についてタクシーの運転手さんと雑談する。東京も暑かったけど、大阪もとんでもなく暑かったそうな。
こうして七月のハイカイは終わった。
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コメント
No title
いつもながら、遊行さんの行程を見ていると、目が回ってしまいます。感服!
2010/07/21(水) 06:03 | URL | 一村雨 #-[ 編集]
☆一村雨さん こんにちは
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ(風邪には負けそうでした)、
夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナ身体ヲ持チ・・・
サウイフ者ニワタシハナリタイです。
2010/07/21(水) 12:36 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
書くの放棄もまた思い出
この暑い中、コンクリートジャングル
へのハイカイは冒険ですねぇ^^;
それにしても、毎回たくさん観に行くから
感想を書くのも大変だなぁ、と思ったら、
有元利夫展の「書くのを放棄」宣言には
共感!!私もこの間観に行きましたが、
良すぎな展覧会って、書くのもヤボって
感じで、イヤになっちゃいますね。
まぁ、私は結局書きましたが・・・。
2010/07/22(木) 12:15 | URL | えび #-[ 編集]
心に刻め・・・なかったときはどうするんだ~(汗)
☆えびさん こんばんは
> まぁ、私は結局書きましたが・・・。

いゃ、それがフツーというか常識的なあり方ですよ。
わたしはゴーマンにも「有元さんはこれまでにもたくさん見てきてるから、記事にするときは記憶を手繰れば」なんぞと思ったわけなんですよ。
それでコケたら笑ってやってください。

それにしても暑い。お互い仕事疲れには気をつけつつ、楽しく遊びましょう。
2010/07/23(金) 00:19 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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