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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「能の雅 狂言の妙」後期をみる

7/25まで開催のサントリー美術館「能の雅 狂言の妙」のうのエレガント きょうげんのエスプリ展の後期を見てきた。

能装束や能面も大幅に入れ替わっていたが、見たかったものが幾つか出ていて嬉しかった。

微笑みすぎる萬媚はとても楽しそうだし、銀杏の前髪を持たぬ大喝食は笑窪はあっても剛毅な感じがする。
表情の強い面が出ていた。
茗荷悪尉などは目の形が茗荷に似てるからだと言うのには笑った。確かにそんな目をしている。

衣裳でも好きなものが来ていた。
紅地雪持椿模様唐織  これは細見美術館での巡回でも見ている。
cam330.jpg

狂言面では武悪があったのが嬉しい。かなり不気味な顔つきである。ユーモラスなところはない。これで働かないヤカラなのだから、主人も殺意を抱くのは仕方ないのかもしれない・・・(いや、それはちょっと)

「百万」絵巻と絵本が見たかった。
前期でわたしが見たのは前半部分だった。この日はラストに近いシーンを見た。
tou263.jpg
烏帽子をかぶり、笹を手にする物狂いの女というスタイル。
「わが子恋しや」と文にもある。
やがて生き別れたわが子との再会。
着物もきちんと着て装束を調え、わが子とともに嵯峨大念仏狂言へと向かう。
絵本も絵巻もともに念仏狂言の楽の人々を描いているが、絵巻では更に、そのうちの若い楽人が子供と面識があるような雰囲気を漂わせている。
まるで「家なき子」のような感じがする。

これが見たかったので本当によかった。
次の展覧会は鍋島焼。いつもサントリーは素敵な展覧会を企画してくれるいいところだ。


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