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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

九月の東京ハイカイ?

九月の東京ハイカイは非常に暑かった。
行く前日まではなにやら涼しげであったようだが、西の熱気を共に運んだのか、めちゃくちゃ暑い金曜だった。
大阪より暑いんとちゃうかしら。
思わず一人ごちるほど暑かったせいでか、京成電車ではよく寝た。しかし佐倉に行くのに飛び乗った電車が成田行きなのはええとしても、佐倉へ止まらないと言うシロモノだったので、乗り換えたり色々して、惰眠をむさぼりましたということにはならなかった。
佐倉に降りたら、いきなり蝉の声がするやないですか。
やっぱり田舎やな?と思いながら坂を上ると、さっき見えてたはずの佐倉市立美術館がない。
暑いんで蜃気楼でも見たのかと我がアタマを疑ううちに、出ました、美術館。
IMGP8361.jpg
津田信夫展。
例によって例のごとく、各展覧会の感想は後日。

遠い地にまで来てよかったと思いつつ、坂を下る。
傾斜の都合で足が速くなる。
そういえばこの美術館たしか「海抜20Mから市内一望」とかなんとか謳うてたな。

駅に着いたら上野行きが来たので津田沼まで行く。
千葉へ出ました。
初めて赤いわんこの「ちーば君」を見る。
かわいいキャラ。国体の宣伝してた。「半島」とあるので不意にペニンシュラを思い出したが、よく考えたら千葉は房総半島、インドは亜大陸、彼岸島はマンガだった。

暑いのにやっぱり道を間違える。
だーーーーれもいない道を延々と歩くが、なぜこんなことになるんだろうと自問する。
炎天下、民家が道の向こうにあり、道路も走っているのに、本当に誰もいない道を延々と歩くと、人類が滅亡したとか、ここらの人々は夜にならねば姿を見せぬ種族だとか、色々な妄想がわき起こる。
映画「パリ、テキサス」がきらいなのは冒頭が今のこの状況に似ているからだが、とうとうあきらめて元の道にもどり、そごう沿いに歩いた。

千葉市美術館に着いた途端、さっきの無人の道はこのせいかと錯覚するような状況が広がっていた。
田中一村展、大行列なう。
せっかく苦労してここまで来たからと並んだが、参ったなぁ。
やっぱりわたしは晩年の色彩の鮮やかなのがよかったが、ちょっと酸欠になる。
隣の企画では同時代の画家の展示もあったが、お気の毒に割を食っているようだった。

千葉から深川経由のお堀端というルートで、近美に行く。
松園さんの気品のある婦人像を見る。
大方はなじみのあるご婦人方だが、やはり初見がいくたりか。
だからこそ、こうした大がかりな回顧展は面白いのだが。

常設にもいいものがたくさん出ていて、パチパチ撮りたおした。それだけで一本の記事が書けそうだ。
前回の展覧会で作られたものがまだそこにあるのが嬉しい
IMGP8391.jpg
外に出てもまだ暑い。
しかし夕方のやさしい情景がそこにある。
IMGP8392.jpg
大正新版画の世界みたい。

丸の内についた。三菱一号館。中庭のきらめき。
IMGP8393.jpg IMGP8394.jpg
靴音を立てないでとあるので、絵を見る楽しみの他に、「抜き足差し足忍び足」で歩く面白さを満喫した。今日の私はお能の人にも誉められるかも、と自己満足。

さて近くの丸の内カフェに向かうのに、逆方向へ歩いたり色々あり、なかなかたどりつけない。
先にご飯を食べたけど、なんでこんなに道に迷うのか再び自問。
「善財は道を尋ねて文殊に会った」とか「逃げた牛を探し歩いて、みつけてから宥めたりすかしたりして、やっとこさ連れ帰る」・・・そういう説話を思い出しても、実際のところは全然自分と無関係なのだよな。

やっとみつけたよ、モォ?。IMGP8399.jpg
最初に通り過ぎたとこやんか。

ここでは柏木麻里さんの詩の展示を見る。
白い壁に文字がある。文字と文字との余白に感情が沈んでいる。
目というライトがそれを浮かび上がらせ、言葉が呼吸を始める。
そういう感覚を楽しんでから、カフェを出た。

立派な明治生命ビル。IMGP8400.jpg

夜になってもやっぱり暑いんで、その日は何もせずただただ寝た。
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