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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

丹羽文雄の死

丹羽文雄が亡くなった。百歳。満にしろ数えにしろこの年まで生きた作家は他に野上弥生子と小島政二郎だけではないか。芹沢光治郎もそうかな。
丹羽文雄は二十年前から書けなくなったそうだが、十年前頃、私はよく丹羽文雄を読んだ時期があった。小説より文壇の話・随筆・ゴルフの話などが面白かった。タイトルのつけ方も巧いとよく思った。『飢える魂』や『厭がらせの年輪』などだけでなく、『鎮花祭』はヒロインの状況とマッチしていて絶句したことがある。
数年前ドキュメントを見たときにはかなりの衝撃を受けた。丸谷才一のエッセーの中で、マダム小説のモデルか何かを質問する丸谷に『8000枚も書いた人間に聞かないでくれ』と応える丹羽文雄に私はウケたが、今から思えばそれさえもなんとなく悲しい。ご冥福を祈ります。
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