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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

熊谷守一美術館で見たもの

先日、池袋の隣の要町にある熊谷守一美術館へ行った。6/12まで全館で彼の作品が展示されていたのだ。
お誘いのハガキはこのウサギ。sun513.jpg
天童市美術館に住んでいるそうな。それがここへ里帰りしているのだから、やっぱり行かないといけないと思った。

数年前埼玉近美で大掛かりな回顧展を見たが、やっぱりこうしてたくさんの絵が並ぶのを見ると楽しくなる。
理屈を考えずに「かわいい~~」としか見ていないからかもしれない。
熊谷守一はどうぶつが大好きだったそうで、猫の絵などはどれを見ても欲しくなる。
明快な色彩、はっきりした線、そしてそこはかとなく漂うユーモアのようなもの・・・
館内を歩くことで、そんな守一の空気を吸うことになる。

桃色の空に白い日輪が描かれた絵がある。私はそれを見て長く見ていない絵本「ももいろのきりん」がムショウに読みたくなった。作家の意図するところではないだろうが、そんな作用が心に齎されてしまった。

宵月sun513-2.jpg
ブルーナイトに白い半月と黒い木と葉っぱ。遠近感が巧い。稚拙なように見えてとても計算されているようにも見えるが、もしかすると何にも考えていないのかもしれない、と思わせるようなのんびりさもある。

アマガエル 福々しい黄金のアマガエルが気持ち良さそうに木の上で休憩している。蛙の表情まで読み取れるくらい「近くまで見に行った」守一を想像する。撫でると「ゲコ♪」と返事をしそうな蛙たち。
sun513-3.jpg

どろ人形 金太郎と鯉という「泥人形」らしいが、それは別にどうでもいい。赤い金魚の目つきがいい。守一の「鯤」という作品を思い出す。コンは鵬が魚化したものだが、そんな大仰な風もなく、ポンッと岩場にいるような感じだった。
このコイだか金魚だかもオレンジ色の泥人形をヨイショとばかりに抱えている、そんな様子。
sun513-1.jpg

てくてくと出かけて、機嫌よく見て回った展覧会だった。
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コメント
猫のいる美術館
私も熊谷守一の美術館、大好きです。
いなくなった自分んちの飼い猫にそっくり
な猫の絵が常設されているので、特に
思い入れが強いのですよね。
(かつてブログで紹介しました)
http://plaza.rakuten.co.jp/langusute/diary/200901280000/#comment 
熊谷守一の絵は本当に理屈抜きで楽しめますね。
私も久し振りに行ってみたくなりました。
2011/06/20(月) 09:30 | URL | えび #-[ 編集]
Re: 猫のいる美術館
☆えびさん こんばんは
あ、ホント似てますね。えびさんとおねえさんが涙ぐんでる様子、想いました。
うちは今、リアルにちびねこの間に風邪とか流行っててヤバイ状況です。
小さすぎてお医者にかけると却ってマズイくらい・・・

この美術館は今は区立ですが、私設で始まったことで特色が出て、いいなと思いました。
2011/06/21(火) 00:30 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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