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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

高野山へ行きました

初めて高野山へ行った。
行きたくなった理由は霊宝館の企画展示「宝を護れ!大正時代の保存プロジェクト」に強くそそられたからだ。
展覧会の内容については後日詳述するが、非常に興味深いもので、本当に見に来てよかったと思った。
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さて高野山へはスルット関西からオトクなチケットが発売されていて、わたしは阪急版3000円を購入。大阪市営地下鉄利用の友人は2850円。ただしこれは通年販売ではなく期間限定販売で、春季は6/30までらしい。「詳しくはWEBで」。

友人と南海難波駅の高野線ホームで待ち合わせて10:02発快急の先頭に乗ると、向かいに我々より40年くらい先輩の奥さん方が座ってて、やっぱり高野山へ向かう模様。
私は南海電車に乗ることが滅多にないので、風景を珍しく眺める。

ところどころ通り過ぎる駅のそばにレンガ造りの建物がぽつんと見えたりするのも面白いが、予備知識がなかったので撮り損なったりした。
電車はどんどん山を抜けてゆく。最先端に坐すわれわれのところへ小学生のテツ坊やが来てパチパチ撮り出す。ちびでもテツ魂は立派なもので、見せてもらったらアングルも巧い。
トンネルの様子もステキ。

どの駅でかクロアゲハが入り込んできた。SH3B054900010001.jpg
わたしは蝶々が大好きなので嬉しい。

それにしてもどんどん下界から離れ、天空へ近づいてゆく。山深くというより、天へ天へ登るような気がする。
しかしどんな緑深いところにも人家はあるのだった。

極楽橋につく。ケーブルに乗り換えるのだが、あのちびテツくんはその真摯さに打たれた人に、彼にふさわしいプレゼントをもらっていた。
よかったな~。

わたしはケーブルカーが大好きなので喜んで乗る。
これまで能勢、六甲、生駒、比叡といった関西の有名どころのは乗って来たが、高野山は初めて。乗ってびっくりしたのはその傾斜のきつさ。うわ~という感じ。平地にこのケーブルカーを置けば、どんな角度になるのだろう。
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ヤマアジサイ、クサソテツ、杉が林立する。歩いて上る道も歩けど、それは体力の消耗になるので避ける。それに折角「高野山パス」があるのだから使わなくては。
それにしても凄いケーブルロード・・・。

バスに乗り女人堂前を過ぎる。ここは刈萱道心の第二の妻の哀話で知られるところ。次で下車して蓮華定院に入る。真田家ゆかりの院で精進料理をいただく。
庭には梵字の砂文字。SH3B05540001.jpg

個室でおいしくいただきました。SH3B05560001.jpg

襖の手も可愛い。SH3B05600001.jpg

宿坊の見学を進められたので出向く。中庭もいい感じだし、宿坊の襖絵などもステキ。
庭の緑が卓に映える。床みどり、という風情。SH3B05640001.jpg

高士の従者も可愛いし、仔虎も愛らしい。
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本堂を少しのぞいてから、バスで大門方面へ乗る。これは霊宝館直通バス。
たいへん満足してから金堂へ向かう。
友人は母上から「高野槙」購入を頼まれてたので、近くの露店で買う。

左が金堂で中には木村武山の絵と清盛の血で描いた絵とかあるそうだが、大塔に入っただけ。これは昭和13年くらいに武田五一らも参加して拵えられた塔らしいが、実に立派で、今日では「高野山」の代表イメージになっている。
中には堂本印象の仏画と、横長の花鳥図がたくさんある。一本の柱に一佛。壁画の花鳥画は印象の大正~昭和初期のロマンティックな作風が横溢している。鸚鵡や孔雀、椿に梅など…

ゆるキャラ「こうやくん」の看板と2ショットしたりしつつ、歩く。
金剛峯寺へ。
建築の美に惹かれる。折り上げ格天井、透かしの欄間、建具・・・また別殿の襖絵は守屋多々志の手によるもので、四季の風景は見事な彩色で描かれ、大師入唐き殆ど白描に近い世界で綴られている。狩場明神の白犬黒犬の二匹が可愛すぎるくらい、可愛い。
また、東寺同様、砂利の庭の良さを目の当たりにする。
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奥で茶菓子の接待を受ける。ほっとする空間と時間。お坊さんが来られて雑談をする。
奥の院へはまだ入ってないと言うと「来た限りは必ず行かなきゃ」と勧められるので、「実は友人が橋本にいて、『高野山へ行くなら奥の院の墓参りやなく、わが家の墓参りしてきて』と言われまして」と笑わせた。

実際時間がなかった。刈萱堂に行く時間もない。もう終了の時間。
諦めてバスに乗る。

行きと違い帰りはスイスイ進むように感じる。
友人の住まう△△台が見えたので久しぶりにメールをすると喜んでくれたが、何故来ないとなじられる。でも彼女は「垂水のアウトレットなう」なのだった。

河内天美の南天苑にも久しぶりに行きたいと思いつつ大阪難波へ帰還。
高島屋のキャピタル東洋亭で洋食をいただく。このお店は京都の洋食屋さんの草分け。
1897年創業。今夜はその1897にちなんだメニューをいただいた。
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また高野山へ行こうと思う。
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コメント
高野山
こんにちは。
私は四国八十八ヶ所の最後に(最後という表現はおかしいかも知れませんが)高野山に行きました。
山自体、参道自体の霊気が八十八ヶ所とはケタ違いで、八十八ヶ所は必要ないと思いました。
一軒、薬草とか霊符の専門書を売っている小さな本屋がありましたが、閉まっていて残念無念でした。
2011/07/01(金) 19:26 | URL | メルメン #-[ 編集]
おへんろさん
☆メルメンさん こんにちは
「お礼参り」と言う言葉は八十八ヶ所を無事に廻れて、それで高野山に向かえるところから生まれた、と言う説もあるそうですよ。

まあ八十八ヶ所がある、ということ自体が人の心のためにいいようですしね。親切をする・受けることで感謝する・・・

奥の院へ行けなかったのでそこまで霊的なすばらしさを感じることが出来なかったので、次は奥の院から訪ねてみようと思ってます。
2011/07/04(月) 12:56 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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