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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

ほんわか、ちくちく

心ほんわか、な出来事ですね。
もう時効なので告白します。

『タイタニック』上映の待ち合わせの場所には風が吹き込んでいました。
サングラスを外した途端、ねじが飛びました。店に行けばサービスで直してもらえますが、やはりねじを捜しておこうとしましたら、何やらおにーちゃんが地面に這うようにしています。そして私にニコッと笑って、
『コンタクトでしょ、落としたの』
捜してくれていたのです。ねじだと言えず、詰まった私の目にまた別な人影が。高校生くらいの女の子三人がやっぱり這ってくれていました。
『おねーさん、映画見るのに気の毒』と言って。
そこへサラリーマンのオジさん、主婦のひとたちも加わって…
更に最初のおにーちゃんのカノジョが到着した途端、
『何してんの』『この人のコンタクト捜してるんやっ』
カノジョのひとが急に周囲に向かって、
『すみませーん、こっち来ないでくださーい、コンタクト捜してますから』
仕切り始めたではないですか。

結局十数人の人が探してくれているのです…
私は言えない状況にありましたが、罪悪感と、それからわけのわからない幸福感に近いものを感じました。

上映時間が近づいてきましたので、私のほうから『もう皆さん、よろしいですから…本当にありがとうございました』お詫びして回りました。
皆さん、残念そうな感じで、慰めてくれました。
でも、本当は…
そこへ友人到着。『えーっ大変』私がコンタクトなしなのを忘れている。

捜してくださった方々と共にエレベーターで劇場へ入ったときも、まだ座席指定のないころでしたが、とても親切にされました。

『タイタニック』の内容よりも、このときの親切が今も胸に残っています。
心はほんわかほんわかしましたが、ちくちく痛むのも確かでした。

あのときの皆さん、本当にありがとうございます。そして、ごめんなさい。
告白しないでおこうと思っていましたが、告白致します。
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