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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

京都国立近代美術館の常設室で見たもののうちから

京都国立近代美術館の常設室で見たもののうちから、特に好きなものを少しばかり。
そしてあんまり色のよくない写真だが、見たものの記録として挙げておく。

まず日本画。
榊原始更 幽庭IMGP9569.jpg
始更は紫峰の弟で、甲斐庄楠音と蜜な関係があった。
別れた後、始更は結婚したが、画業のほうは兄と違い、あまり今日では作品が知られてもいない。
タイトルは「静かな、かそけき庭」とでも言うべき意味を持っているのか、しぃんと静まり返った風景に見える。

吹田草牧 醍醐寺泉庭 これは初めて近美に来たときに喜んで絵葉書を購入したもので、秋になると、この屏風が出てくるのを嬉しく思って眺めている。
いつ見てもいい絵であるし、また日本の秋の庭の理想がここに描かれているようにも思われる。

次はアルフレッド・スティーグリッツの写真「NewYork」から。
色の調整でミスッてしまってセピア色に見えるが、実物は綺麗なモノクロである。

野望の街 1910年の「野望の街」。何か予感めいたものがそこにある。ぞくぞくするような何かが。
IMGP9570.jpg

二本の塔屋、NY これも多分1910年代ではないだろうか。百年前のNYの様子が伝わってくる。
とはいえ、構図的には同時代のモンパルナスの画家たちの風景画を思わせるようでもある。
IMGP9571.jpg

日本洋画。
須田国太郎 校倉(乙) そういえば正倉院そのものは数年間保存工事か何かされるので、外側から見れないのだった。

児島善三郎 箱根晴秋 いかにも児島らしい明るい、心ののびやかな色調で繰り広げられた、遠望図。横長な画面がパノラマ写真を見ているようで、古きよき時代の「総天然色映画」をわくわくしながら見ているココロモチになる。
IMGP9572.jpg

鍋井克之 勝浦の夕映 これを見ていると、高島屋史料館に収められている、かつて天王寺駅に展示されていたという、南紀勝浦風景の大パノラマ絵が思い浮かぶ。
習作の一つとして見るべきなのか、画家が勝浦を好きになったことで生まれてきた絵と見るのかはともかく、こちらもいいココロモチになる風景。

河井寛次郎の陶磁器。
三つばかり愛らしいものが揃っていた。
青華瓜虫菱筒、兎糸紋火焔青花瓶、砕苺紅瓶子
IMGP9573.jpg
賞玩したくなる、愛らしさがある。

12/25までこれらの展示は続く。
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