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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

中国近代絵画と日本

昨年一月から一年余に亙って「関西 中国書画コレクション展」が開催されている。
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関西の9館がリレー形式で計17もの展覧会を企画開催してきた。
それもいよいよこの京都国立博物館の「中国近代絵画と日本」でフィナーレを迎えることになるらしい。
(ちなみに八幡市松花堂美術館では、この企画に参加している「観峰館」の所蔵品から借りた中国近代書画展を三月まで開催する)

明治から戦前の関西では中華民国の文人墨客との関わりが深く、心に残る交流も多かったそうだ。それが財産になって、今日こうして素晴らしい企画が立てられたのである。

京博では近年になり、戦前の外交官でコレクターとして名高い須磨弥吉郎のコレクションを受け取り、そのお披露目もしている。
今回は須磨コレクション、同じく京博所蔵の森岡コレクション、香港芸術館などを中心にした名品を集めている。
なお、出ない漢字については残念ながら伏字にした。
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第1章 筆墨の交歓:清末民国初期の海上派と京阪神の文人たち

・書画合璧 趙之謙 清時代 森岡コレクション  
団扇絵というのが合うと思う。姫芭蕉という植物が描かれていた。

・雑画冊 虚谷 光緒6~7年(1880~81) 上海博物館
豆を描いたものがいい。あとはフグらしき魚と筍?がいい。やや手は荒い。
・金魚図 虚谷 光緒19年(1893)
縦長の画面に赤い出目金が縦横無尽に泳いでいる。自由な姿。

「雑画冊」「金魚図」の作者・虚谷は元は武官で太平天国の乱に出動したが、疑問を感じて出家したヒト。念仏は唱えず、絵を描いて過ごしたそうだ。
そういえば太平天国の乱は、未完だが甲斐谷忍が作品化しているのを読んでいる。

・馮耕山肖像 任伯年 光緒3年(1877) 上海博物館
辮髪姿の男性が鷹揚に読書する肖像画。

・牡丹図 張熊 光緒7年(1881) 京都国立博物館
華麗な牡丹。墨牡丹、緋牡丹、白牡丹・・・いずれも芳情潤花。

・蝉過別枝図 呉熙載 清時代 19世紀
柳からセミが飛んでゆく。意味のある絵らしいが、わたしはただ見てるだけ。

・花鳥狸奴図 胡鉄梅 清時代 19世紀
これは狸奴と書いているけど、にゃんこなの。白地に黒ぶちの、いかにーもワルな猫たち!
わがままで愛らしくて、乱暴モノで甘ったれで・・・可愛くて仕方ない。
・牡丹▲蝶図 胡鉄梅・王冶梅 光緒7年(1881)
大阪の森琴石さん宛に、と王冶梅の一文がある。また書簡も展示されている。
クロアゲハが飛んでいる。わたしには嬉しい図。

・月瀬真景図 森琴石 明治15年(1882)
その森の描く月ヶ瀬梅林図。しかし雰囲気としては桃源郷。梅も桃も存外変わりがないかもしれない。趣のある絵。

豆本が並んでいた。大阪で出版された袖珍本。上海でもよく売れたそうだ。
・冶梅石譜 王冶梅作 1帙2冊 明治14年(1881)
・墨場必携 題画詩集 森琴石編 1帙4冊 明治12年(1879)
・皇朝清国名家画帖 森琴石編 1帖 明治13年(1880)
こういうものは中身を見ずとも、外観を一目見るだけでも嬉しくなる。

・墨梅図 呉昌碩 中華民国3年(1914) 京都国立博物館 長尾コレクション
長尾雨山に贈られたもの。ふくよかな白梅が描かれている。
長尾は関西で、中国の画家たちやコレクターたちのために「寿蘇会」「赤壁会」を企画していたそうだ。実行者であり、支援者。
・桃花図・聯 呉昌碩 中華民国6年(1917) 京都国立博物館(富岡コレクション)
3幅のうち中だけがピンクの枝垂れ桃に燕図で、左右は何の書体かわからない文字が書かれている。隷書体にも見えるがよくわからない。

富岡コレクションとは、鉄斎の長男・謙蔵が寄贈したもの。謙蔵氏は中国考古学の泰斗で、神獣面鏡などで功績がある。
富岡家はさすがに中国と縁の深い家だけに、こうした宝が後世に遺された。

・前赤壁図 富岡鉄斎 大正11年(1922) 清荒神清澄寺
こちらの絵などは鉄斎が自ら「代金を会のために使え」と勧めてくれたものだった。
今から小舟に乗り込もうとする文人たちと、下方で待つ船頭とが描かれている。
遊覧船、乗り込み直前図。
・東坡故事図 富岡鉄斎  大正11年(1922)
こちらも同様に「赤壁会のために」描かれた作品。和やかな図。
いかにこの時代の関西の名士に中国文化への愛があったかの証に感じる。
実際、同年の「赤壁会出展書画」目録 も展示されていた。

・呉昌碩筆談 呉昌碩等 1帖 中国・中華民国時代 白沙村荘橋本関雪記念館
これは呉昌碩と橋本関雪の父・海関とのやりとり。

京都帝国大学の関係者と(地理的にも)その周辺の人々の交流が思われるようだった。
村上もとか「龍 RON」の背景が、これらの資料などで裏づけされたようにも思う。

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第2章 美術による革新:中国絵画の近代化と日本
高剣父、高奇峰兄弟の作品を中心に眺める。
中国絵画の近代化は日本に倣ったそうだ。新時代の絵を「国画」と称した。
四条円山派の動物画に関心を寄せ、竹内栖鳳と山元春挙とを手本にしたらしい。

・烟江疊嶂図 高剣父中華民国14年(1925) 京都国立博物館(須磨コレクション)
朦朧とした空気の中に、遠く霞んでラマ塔が見える。小さく峰に乗るようにして立つ。
・鎮海楼 高剣父 中華民国15年(1926) 香港芸術館
こちらは竹内栖鳳の絵を手本にしたもの。夕日に建物が映える。
・弱肉強食 高剣父 中華民国17年(1928) 香港芸術館
月下に、頭の丸い狐が鳥を咥えて進む図。秋の終わりのある夜の情景。見るからに日本風だと思った。
・烏賊 高剣父 中華民国時代 20世紀 香港芸術館
非常に面白い図。画面上部は朦朧とした薄墨が広がっている。それがイカ墨だと気づくのは、下部に広がるイカたちの姿を見るから。丸木俊の作風を思い出す。

・ 巫峡飛雪 高奇峰 中華民国5年(1916) 香港芸術館
あれ?と思った。雪中で遊ぶ「ニホンザル」たち。顔の丸い手の長い中国猿ではなく、森狙仙の猿の親戚のような猿たち。高奇峰は狙仙の後継たる寛斎の孫弟子に当たるそうだ。

・芦雁 陳樹人 中華民国17年(1928) 香港芸術館
望月玉泉の写し。月下、二羽が水へと向う。静かな情景。
・蕉樹 陳樹人 中華民国25年(1936) 香港芸術館
これはとてもおしゃれだった。明るくて大きな木がシンプルな背景に置かれている。
Still Lifeとでも言う感じ。実際この絵は明るい室内に設置されていたそうだ。
少し前のアメリカを思った。

・梟図 何香凝 中華民国元年(1912) 観峰館
丸々して可愛くてカラフル。木はボタニカルアート風。女性の画家。

・秋桜草 鮑少游 中華民国9年(1920) 香港芸術館
綺麗。茎が長く花が開く。花の様子の綺麗さ。白とピンクにときめく。

・月下狐狸図 西山芳園  江戸時代 
ススキの野、首をひねって月を見上げる狸。

・瀑布図 山元春挙  明治時代 滋賀県立近代美術館
大きい。水が勢いよくドドドッと下へ落下し続ける。何か新鮮なものが胸に開く。
しかし表装の紫色が絵にあっていない・・・

・宿鴨宿鴉 竹内栖鳳 大正15年(1926) 東京国立近代美術館
遠目にも「栖鳳の絵に似ている」と思うくらい、栖鳳の個性があふれる一枚。
もあ~とした雰囲気がとてもいい。

・西城寒食図 金城 中華民国11年(1922)
広い庭園の一隅にある亭へ人々が集ってゆく。ゆったりした時間の流れがある。
・百合図 金城 中華民国15年(1926) 京都国立博物館(長尾コレクション)
西洋風な描かれ方をしたユリ。豊かで清楚なユリ。

第3章 海派と京派:上海・北京二大都市の画壇とその展開
中国絵画の近代化に、二つの大都市の違いが見えてくる。

呉昌碩の作品が並ぶ。わたしはその中でも以下のものに惹かれた。
・墨松図 呉昌碩 光緒25年(1899) 京都国立博物館(森岡コレクション)
力強い作品。桑名鉄山に贈られた絵だと文がある。

面白いものがある。
・暗香疎影 陶冷月 中華民国22年(1933) 上海博物館
『暗香疎影』ネガフィルム 1枚
本絵はとにかく大きな絵で、カラフルな夜が描かれている。青みがかった白梅が綺麗。
ネガフィルムは無論その絵を反転して記憶する。わたしはむしろこちらのほうが好ましかった。七宝焼にしたくなるような綺麗さがある。

・百果図巻 張大千 中華民国12年(1923)・同21年(1932)加筆 京都国立博物館(須磨コレクション)
レンコン、なす、サトイモ、しし唐、ざくろ、シイタケ・・・おいしそうなお野菜がコロコロコロコロコロ・・・

斉白石の登場である。
・宋法山水図 斉白石 中華民国11年(1922) 京都国立博物館(須磨コレクション)
チラシにもなっているが、なんだか非常に面白い。桂林の風景を基にした絵。戯画ではないが、何かしらある種の諧謔味を感じる。
他にも「桂林山」という二年後の作品(北京・故宮博物院)があるが、やはりこの景観はなにやら忘れがたい面白味に包まれている。

・松堂朝日図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
これは冒頭の「関西中国書画コレクション展」のチラシにも選ばれている。
朝日の下に小さく可愛い家がある。松も「おはよう」と言いそうな絵。
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京博のメインホールでは故事や物語図などが集められていた。
・耳食図 斉白石 中華民国時代 20世紀 京都国立博物館(須磨コレクション)
耳にご飯を食べさせようとする人、その比喩を絵にしたが、ちょっと可愛い。
・鉄拐仙図 斉白石 中華民国時代 20世紀
立つ鉄拐。眼は遠くを見ているのか。
・ 偸桃図 斉白石 1幅 中華民国29年(1940)
白ザルが大きな桃を抱えてあちこち見回す。つまりこれは西王母の桃を盗んだ孫悟空なのだった。
・乗龍跨鳳図 蘇仁山 道光28年(1848) 香港中文大学文物館
・吹簫引鳳図 蘇仁山 道光28年(1848) 香港中文大学文物館
この二枚は簫を吹く簫史と弄玉の恋物語を描いている。仙人の二人は機嫌よく鳳に跨ったりしながら、仲良く合奏している。弄玉だけの絵を岩佐又兵衛も描いている。

次には斉白石の魚類オンパレード。
・三餘図 斉白石 中華民国19年(1930) 京都国立博物館(須磨コレクション)
三匹の魚がいる。魚は中国では餘と同じ発音。吉祥物。八大山人風。
・魚蝦 斉白石 中華民国27年(1938) 北京 故宮博物院
こちらも八大山人に倣っている。凄く楽しそうな水中世界。川えびも参加。
・蝦蟹図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(森岡コレクション)
釣ったろかーと思うような図。
・紅蓮遊魚図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
上にピンクの蓮が咲き、下では変な顔の魚たちがいる。(・皿・)こんな貌の魚。

こちらは斉白石の鳥類図鑑。
・鷹図 斉白石 中華民国時代 20世紀 京都国立博物館(須磨コレクション)
やっぱり八大山人風。へんな鷹。
・老松双鳥図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
おしゃべりな九官鳥。
・鶴図(独鶴漫歩) 斉白石 中華民国16年(1927) 京都国立博物館(須磨コレクション) 前向きのやっぱり変な目つきの鶴。
・雑画冊 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
叭叭鳥、雁、雀、鶺鴒、青虫に雛にウズラ・・・にぎやか。

1920年代の斉白石はとにかく八大山人に倣う画風だったのだ。
それでどこか諧謔味があるのか。

最後は斉白石の植物絵。
・紫雪香清図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
藤が非常に綺麗だった。
・樹林図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
コブシの花。薄紅。さまよいたい林。
・花卉図冊 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
白地にカラフルな花卉類。水仙、紅桃、楳、藤、枇杷、柿、南天、紅梅にこちらを見る雀。
・枇杷図 斉白石 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
うっすら黄色が可愛い。
・芭蕉図 斉白石 中華民国14年(1925) 京都国立博物館(須磨コレクション)
この絵は「須磨弥吉郎さん江」の一枚。
・蓮藕馬蹄図「情絲長而不絶」 斉白石 中華民国13年(1924) 京都国立博物館(須磨コレクション)
レンコン、慈姑などがある。吉祥画。思えば冬の野菜。

他の画家の絵を見る。
・青蛙蟷螂図扇面 王雲 中華民国12年(1923) 京都国立博物館(須磨コレクション)
賢そうな茶色い蛙や蟷螂がいる。表情が活きている。
・凧揚図 溥儒 中華民国22年(1933) 京都国立博物館(須磨コレクション)
ずーっと遠くからの目。蝶形のたこが揚がってゆく。赤い衣の子どもが遊ぶ。

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第4章 油画と国画:拡がる絵画表現と日本
こちらも大正時代に活躍した日本洋画家たちに師事した画家たちの作品がある。
以前台湾で何徳来という目黒にいた中国人洋画家の回顧展を見たが、彼の絵もやはり日本洋画を基礎にした作風だった。
それだけに何かしら、懐かしい、親しい感じがある。

・自画像 陳抱一 中華民国10年(1921) 東京藝術大学  
藤島武二に師事した。色合いにもどこかそんな風を感じる。

日本の洋画作品二点。
・ 賺蘭亭図 中村不折  大正9年(1920) 東京国立近代美術館
唐の太宗が蘭亭序ほしさに、あの手この手であちこちから「掠め取る」「騙し取る」故事を描いている。これはお寺から巧く騙し取る図。
・チューリップ 和田英作 昭和2年(1927)石橋美術館
顔を背ける裸婦。椅子による。そのそばにチューリップ。視線は裸婦へ向けるべきか、タイトルどおりチューリップへ向うべきか・・・

劉海粟の作品が並ぶ。
・巴黎聖母院夕照 劉海粟 中華民国19年(1930) 劉海粟美術館
パリのノートルダムを、モネの絵(ルーアンの大聖堂)を元に描いたもの。モネ様式の踏襲、ということである。非常に力強い。
・波濤図 劉海粟 中華民国21年(1932) 京都国立博物館(須磨コレクション)
・洪濤悲嘶図 劉海粟 中華民国16年(1927) 京都国立博物館(須磨コレクション)
どちらも普陀山ツアーで生まれたもの。

・杭州湖畔 王済遠 中華民国21年(1932) 京都国立博物館(須磨コレクション)
セザンヌ風。そういえばセザンヌだけがジャポニズムと無縁だったのだ・・・
・秦淮河辺 王済遠 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
夕日に照らされる、立ち並ぶ家並。低い屋根の歓楽街。

徐悲鴻の登場。どうしてもいつも「悲鳴」に見えて仕方ない・・・
・蒋碧微像 徐悲鴻 中華民国時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
駆け落ちまでした相手の女性。青い服を着て一心に読書をする。
・驚艶図 徐悲鴻 中華民国24年(1935) 京都国立博物館(須磨コレクション)
白地に黒ぶちのわるにゃんこが蝶々を狙う。可愛くて仕方ない。今回この展覧会では白地に黒ぶちの猫たちを見たが、みんな本当に可愛くて仕方なかった。
徐悲鴻もたいへんな猫好きだったそうだ。
・鵝伏図 徐悲鴻 中華民国24年(1935) 京都国立博物館(須磨コレクション)
ガチョウの集まり。羽毛の白さがよく見える。くちばしや足のオレンジも可愛い。このあたりはやはり油絵を実感するが、ガチョウたちの周囲に咲く雑草が墨絵風なのが面白い。
・松上老鼠図 斉白石・徐悲鴻 中華民国時代
二人の合作。リスです、リス。

ここから憂国の念やプロレタリアートとか色々。
・白骨猶深国難悲 高剣父 中華民国27年(1938) 香港芸術館
髑髏がコロコロコロ・・・
・天乎人乎図 胡藻斌 中華民国時代京都国立博物館(須磨コレクション)
炎から人々が逃げる。災害図。
・義無反顧 胡藻斌 中華民国時代 香港芸術館
巨大画面に動物たちがドドドドドーーーッとにかくあんまり勢いよくて多数なので何がいるのかどれだけいるのかもわからない。これは実は抗日の気持ちを込めたものらしい。
・水災 鄭野夫 16枚 中華民国21年(1932) 神奈川県立近代美術館
版画の連作。水害で土地を失った人々が職を求めてさまよい、みつけた先でただただ働く。どうにもならない日常。見ていて息苦しくなった。

ガラスケースの中に、当時出版されていた西洋画教本などがある。
専門向けから児童書まで。

中国に写生旅行した栖鳳と間雪の写生帖などがある。
・中国風景 竹内栖鳳 4枚 大正9年(1920) 京都市美術館
・上海写生帖 竹内栖鳳 1帖 大正10年(1921) 京都市美術館
・北京写生帖 竹内栖鳳 1帖 大正10年(1921) 京都市美術館
・普陀山 橋本関雪 1帖 昭和時代 白沙村荘橋本関雪記念館
ゾウさんを描いたものが可愛かった。

最後の室には須磨コレクションを中心にしたものが集まっている。
・山水図冊 蘇仁山 道光7年(1827)
・山下出泉図 蘇仁山 道光23年(1843) 香港中文大学文物館
どちらも細密描写すぎてびっくりした。これらが墨絵なのが凄い。
・百鳥万歳図 蘇仁山 清時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
こちらはまた巨大な絵でびっくりした。モノクロと言うのが似合う絵。

須磨弥吉郎との交流を示すものもある。
・須磨帖 高奇峰等 中華民国20年(1931) 京都国立博物館(須磨コレクション)
・昇龍山人剣舞 劉海粟 中華民国22年(1933) 京都国立博物館(須磨コレクション)
・須磨弥吉郎像 陳宏 中華民国19年(1930) 京都国立博物館(須磨コレクション)
・須磨はな像 陳宏 中華民国19年(1930)
昇龍山人とは須磨のこと。剣舞もするらしい。肖像画も面白かった。本人は半裸で腕組姿、奥さんのはなさんはきちんとした佇まい。

最後に日本洋画が出ていた。
牛 重松岩吉  大正時代 京都国立博物館(須磨コレクション)
キュビズムと未来派の混ざったような牛だった。

非常に長々と書いたが、見る価値の高い展覧会である。
前期は2/5まで。後期は2/7~2/26まで。
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