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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

柳宗悦 暮らしへの眼差し

昨夏からの柳宗悦展の巡回が大阪歴史博物館に来ている。
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松屋銀座、横浜そごう、とここへ来たが、民藝人気は高く、どこでも観客がにこにこしている。

正直に言うとわたしはいわゆる「民芸品」はニガテで、手元に置きたいとは思わない。
しかしながら「民藝」運動に関わった人々の大半には敬意を抱いている上、そのつながりのある人々で深く好きな人も多い。
要は観念的には好きなのだが、現実としては好まないということだ。
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わたしは以前からこの場で度々記しているが、技巧に技巧を重ねた作品と言うものが好きである。
やきものは好きでも分厚い陶器などより、薄い磁器が好ましい。
作家性の高いものより工業製品に良さを感じもする。
濱田庄司の作品やライフスタイルを特集した汐留ミュージアム「濱田庄司スタイル展」も楽しかったが、それを自分の実生活に取り込みたいとは全く思わない。
豊かな心根を感じるが、それはわたしの生活には必要のないものだった。
だが、しつこく書くが、総体的に民藝を見るのはとても好ましく思う。
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朝鮮のやきものがある。
主に並んでいるのは朝鮮王朝時代に生まれた白磁である。
わたしはそれ以前の高麗青磁に深く魅了されている。
しかしこの白磁の良さと言うのも捨てがたい魅力がある。
それらがいくつも並ぶのを目の当たりにすると、「その空間の居心地のよさ」というものを実感する。
一つで見るよりも多くで見て「素敵だ」と感じるのである。

ちょっとした道具や工具の類を見る。
中には「何に使うのだ?」というものもある。
しかそれらには機能性と共に、形容の面白さがある。
知ってしまえば「なるほど」と納得もゆく。
民藝の楽しさとはそういうことなのかもしれない。
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木喰上人の木仏はニガテなのでパス。
琉球の紅型は可愛いので好き。
版画はやっぱりいいなあ。

そういう感想を持ちながら見て歩くのが楽しい。

ところでそれぞれの会場ではチラシがみんな違う。
集めておいたが、それを見るのも興味深い。
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大阪での展覧会は2/29まで。ただしこちらは火曜休みなので明日は閉館。
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