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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「KATAGAMI Style」にときめく

三菱一号館で「KATAGAMI Style」展を見た。
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4/24からは展示換えもあるということで、そちらはGWのお楽しみ。
私が行った日は展示リストがなかった。サイトにだけ出ていたのか、事前にそれをチェックしていなかったので、ちょっとばかりザンネンな状況になる。
なにしろ膨大な数の展示なので、書くのが追いつかなかったのだ。

「日本の型紙が世界中へ伝播して行く様子がよく伝わる展覧会だった」
感想の主体はこの一文に尽きる。
和の美の深さに改めて感じ入る、そんな企画なのだ。

全ての壁面やガラスケースに、和の美と、そこから影響を受けたと思しき西洋の美術作品が、並んでいる。
一点一点を細かく書き連ねるよりも、総じて「美麗だ」と感じたことをまず伝えたい。
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最初に見本帳、ひいな形などの資料が現れる。稲穂や秋草といったものは「伊勢型紙」と呼ばれるものだった。産地がちゃんとある。
こういうこともここで初めて知った。
ステンシルの力、と言うことを思う。凄い技術。
そしてこれらの所蔵先がサントリー美術館や千里の民博だというところにも、「用の美」を大切に思う心が活きているのを感じもする。
他には紅型、幕末の浮世絵の女たちの着物などに「型紙」の美を見る。

国別の展示がある。
たとえばイギリスの場合だと、アーツ&クラフツ運動の中から生まれた作品が集められている。
モリスの壁紙、マッキントッシュの家具、クレインの壁紙、モーガンの煌く花瓶、リバティのカタログ、ギムソンの家具などなど。
基礎に日本の「型紙」の美があって、そこから自在に展開してゆく。
その変奏のありようが非常に魅力的だった。
カワセミにアイリス、アーモンドの花と燕、水色地にピンクの色あわせなどなど。
ビアズリーの「サロメ」にもそれが転用されているのを初めて「知った」のも、嬉しい。

フランスの場合、パリ装飾美術館からの所蔵品があった。ガレのモザイクを使った机、ミュシャのポスターの細部などなど。
ドニも絵だけでなく何かしらデザインしていて、そこにもやはり和の美が活きているのが楽しい。

オルタの設計した建造物にもその傾向を見出すのは、すごいと思う。こうした示唆がなければそこまで考えが及ばなかった。

ドイツ、ウィーンの作品も並べられている。
コロマン・モーザーの椅子の背の市松模様のような編み方、あれも確かに「型紙」だと言える・・・!!

かなり感銘を受けたのだが、今日の記事はまず前哨戦と言うことにしたい。
今度GWに再訪するので、そのときに詳しく挙げたいと思う。
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コメント
このブログを見て、慌てて観に行きました!
いやはや、ノーマークでした~(汗)
着物の型紙の緻密さは、神業職人さんの
真骨頂ですねぇ。鈴鹿の職人さんの
ビデオが見応えありました。正直、
図録にDVDをつけて欲しかった。
2012/04/24(火) 19:34 | URL | えび #-[ 編集]
あぶなかったですね~
☆えびさん こんばんは
おっとー、これノーチェックでしたか!
お役に立ててよかったです。
見ごたえありましたね~~
ちょっと膨大すぎて書ききれなかったんでリベンジ予定なんですが、それにしても確かに神業。
和の職人さんは凄すぎますわね。
今、こんな技術あるのか・・・
2012/04/24(火) 22:34 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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