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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

美人画

山種で松園と他の作家の美人画を見る。相変わらず人気だが、最近わたしは軸装より色紙などのいわゆる卓上芸術に多く惹かれるようになった。とはいえ現今のは別として、龍子の良さはまた格別だ。今回なら〈真珠〉これがすばらしい。三人の裸女がいる。右二人、左に一人。海士なのかと思ったがまたなにか違うようだ。もっと不可思議な存在らしい。龍子はそうした女人がまた実に巧い。寝そべる女、ワカメの上に座し膝に置いた掌に一粒の真珠を持つ。その顔はこちらを見ているが、果たして現実の眼差しなのか。またその真珠を眺める女もいて、こちらは気だるい。三人の色香に負けてしまいそうだ。
松園の小品が愛しい。最近は世評の高い大作より小さな絵に惹かれる。ささっと描かれたような、しかも味のある美人が心に残る。今日は野間記念館と永青文庫でもすてきな日本画、美人画をみたが、私は美人画が最愛だから幸せだ。野間では12ヶ月色紙シリーズを見たが、今回は実に18作家の佳品を味わった。清方、松園、深水は美人画を他は花鳥を楽しませてくれた。富士のシリーズもいい。揺るぎないのや大小や…ああいいものをたくさんみたなあ!
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