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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

6月の東京ハイカイ録 2

三日目。
江戸博へ行くのに対岸から歩いて行った。紫陽花が綺麗。
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両国橋を渡ると赤穂義士な気分だが、あいにく逆行。

開館直後についたがもう賑わっている。日本橋を描いた浮世絵や本や新版画が集まっている。
誰のかはわからないが、仕掛けもので裏から光を当てると店屋や舟や花火がパァッと明るくなるのがあり、それが楽しい。
国貞の日本橋は真正面から捉えた構図が面白い。あとはヌエットやハスイらの日本橋そのものを描く新版画がいい。

神田に出た。三井記念美術館で北斎の後期を見る。
琉球八景がひどく良かった。ロングで捉えた想像の風景、なにかしら静かでシュールなものがある。
若冲の描く佛ランドのような奇妙さ、そんなものが。

上野駅なかで例によって季節の野菜をメインにしたカレーをいただく。
相変わらず行列の店だが10分ほどで入れた。しかしいつもながら、いくらミニとは言えジャガ芋は皮をむき芽を取るべきですな、ソラニン中毒て今はないんかな?

芸大で由一を見る。鮭が三枚並ぶ。塩乾物屋の店先なり。一番おいしそうなのは芸大の鮭やな、身の赤みや皮のチリチリ感がたまらなくおいしそうや~

芸大所蔵品を見る。
小虎のオフィリアを初めて間近に見た。新聞の切り抜きしか見てないので嬉しい。

高崎線で浦和。野口久光の映画ポスターは前に見てるが、まあ久しぶりやしと雨の浦和に来たら、これが大正解!前のより規模は大きいし配置もいいし、大きいスクリーンで予告など映像流れるし。
まことに楽しく、結局大変長居してもたのだ。

浦和から千葉へ向かうが事故でいろいろ大変。時間掛かりすぎ、葛飾は諦める。
千葉の英泉と併設のモガの企画はやはり楽しいのでこっちも長居して、今日はそれで終わりにするしかなかった。
宿でぐったりして終わる。

さて最終日。
一旦品川に入るが手間取る。駅員もさまざまやな。私鉄ではこれではあかんよ。ってJRは民営化してたな、ハッハッハッハッまあ西日本よりマシか。

久しぶりに大井町から東急乗る。懐かしい。大分前は大井町に定宿があったのだ。次に後楽園、そして今のとこも三年目か。

二子玉川のバス停に早く着く。歩く。中耕地でコンビニに入りサンドイッチとアンバタ買う。
そこから静嘉堂に。

中国絵画の面白さが最近はわかってきたなあ。
楽しく眺めてから同じ方向のバスで世田谷美術館に行く。

結構ファーマーズショップが多いね、豪農な家もあるし。
せたがや、たがやせ

伊丹に来てた福原コレクションの駒井哲郎展の後期を見る。伊丹でみそこねたのでやっと見れた。
かなり良かった。これも長く書きたい。

徒歩で駅まで戻り渋谷に。
まずたばこと塩の博物館でイラストを楽しみ、クネクネと歩いて松濤美術館の田渕俊夫を見る。
明るく笑った後に静かな絵を見るのもいい取り合わせです。

そこから目黒の久米美術館で明治初期の能楽の歴史をナマナマしく見る。
かなり興味深い。

最後は目黒区美術館でペリアンのデザインを見るが、モダンムーブメントの人は必ずその前代の装飾性豊かな作品を全否定するなあ。デザインも建築も絵も、分野を問わず。

ペリアンのシンプルなテーブルを見ると、確かにそのシンプルさの良さを実感するが、その反面シンプルだからこそその上にものを載せたい、あふれさせたいという欲望を感じる。
装飾性のあるものにはそうは思わないが。

ここで終わり品川に向かう。
新幹線で隣のお姉さんがかなりすごい化粧の人で不機嫌さんなんだが、足元にある巨大なキャリーのせいやなと、読み終えた新聞紙を足置きにあげたら、えらく恐縮し、わたしが新大阪で降りる時も随分お礼をいいやる。
新聞紙でそこまでありがたがられると、普段この人は全く誰からも小さな好意を受けてないんかなあと思ったり。ちょっと複雑。

旅は終わった。円は閉じた。

開高健の名文を〆に置いておいて、とりあえず6月の首都圏ハイカイは完了。
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