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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

旧羽室邸

先日、旧羽室邸を訪ねた。
昭和初期の北摂に生まれた和洋折衷の邸宅である。
原田城跡に隣接というより、それを含めた史跡公園の一隅に広がる、というべきか。
この辺りはわたしにとっては隣の小学校の学区で、中学の同級生たちの住まう場でもある。
今も地元にいる友人も多い。
わたしはこの辺りは小学校の頃、時に訪ねたりしたが、この界隈は瀟洒な和洋折衷の邸宅が多かった。それを見て回るのも楽しかったが、今はもう代替わりして、大方は社宅の集合住宅になっている。
実は、以前少しばかり怪談として書いたことのある、「猫屋敷」もこの近くなのだった。
無論その建物はとうになくなったが。

さてこの邸宅は元は羽室さんの持ち物だったが、今は地元の市の所有になり、文化財登録もされて、NPOのお世話で大切に守られている。
わたしの母はこちらのお子さんのどなたかと高校の同級で、昭和30年代当時から「素敵なお屋敷」として、憧れていたそうだ。
この町は少し歩いた駅前に、戦前には北大路魯山人の星岡茶寮の大阪店もあり、空襲で焼失したが、今も塀の一部が残されているようだ。
わたしも子どもの頃からこの辺りはよくうろついたが、変わりようの激しさにはため息が出るばかりだ。
古い話を知るものも本当に少なくなり、何もかも今は新しい人々の住処となって、新しい歴史を築き続けている。
そんな中に、この閑静な地にこうした邸宅が守られていることは、ただただ嬉しく誇らしい。

まだ始まらない。IMGP0376.jpg
ここを横目に見ながらまっすぐ。

玄関周り

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すぐ隣の和玄関
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洋玄関からはいる。IMGP0359.jpg

たたきのタイルは布と共に焼き付けられ、その触感を残す。
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洋間
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模型もある。IMGP0327.jpg

こういう合理的でおしゃれなところが素敵。
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こちらのお部屋もいろいろ工夫がある。
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和室へ
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茶室もちゃんと支度されている。
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竹を使った窓IMGP0341.jpg

和の楽しみもおこたりなく。
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窓の工夫が楽しい。IMGP0336.jpg

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欄間もいい。
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この廊下から庭の眺めがまたいい。
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緑の美、紅葉の美も共に楽しかったろう。
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暗室
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モダンな趣味の一室なのだ。
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今は雑然と物置にされているが、昔はハイカラだったろうことは品々からもしのばれる。
アイロン、ミシン、旅行カバンなどなど。
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上がれないが、二階も少し。
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ドアの形にしても面白い。IMGP0320.jpg

光も美しく入る。IMGP0321.jpg
これは先の和玄関の内側。

今はちょっとしたホールになっている、かつての応接間。
作り付けのソファなど。今日はパイプ椅子がたくさんあるので全体は写さなかった。
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サンルームもある。カーペットが敷かれているが。
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残っている家具IMGP0350.jpg

サンルームの床模様IMGP0352.jpg

緑の楽しみ。
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「眺めのいい部屋」IMGP0347.jpg

そういえばこんな工夫を見つけた。
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この暖炉も可愛い。IMGP0344.jpg

これらはガス灯IMGP0357.jpg IMGP0360.jpg

洋間から和室への切り替えがまた巧い。
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広がりを感じさせる。

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雨の日もこの廊下で物思いにふけるのもいいだろう。
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いい工夫。IMGP0358.jpg

外へ。
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家の外観。緑の繁茂で全体はわかりにくい。
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窓も外から見るとこんな感じ。IMGP0366.jpg

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ここからもかつてはとおれたのだろう。IMGP0364.jpg


庭の様子あれこれ。
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今となっては純粋階段WIMGP0370.jpg

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ああ、くつろげそう。
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灯篭は十二支。午のところ
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羽室邸の由来について
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本当に素敵お屋敷だった。土日開館。


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コメント
No title
いいお家ですね〜 ディテールも材料も吟味されてます。
残ったことが嬉しいですが、なぜ今はこういう住まいが好まれないのでしょうね?
2012/06/30(土) 03:36 | URL | とんぼ #uaIRrcRw[ 編集]
☆とんぼさん こんばんは

わたしのほうがしりたいくらいです。
しかし理由を知っているようにも思います。
2012/07/03(火) 00:05 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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