FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

プレゼントで困る・らされる

今回のタイトルを見て、いまだに心の謎になっていることを書きます。

大学時代の仲良しの先輩がいきなり結婚することを宣言したので、なにを贈ればよいかわからない23歳のときでした。
「廊下にかける鏡がほしい」
そう言われたので私はインテリアを見に行き、丁度良さそうな40x160くらいの鏡を『お祝い用に』と店員に頼んで贈ることにしました。
数日後、「届いたよ」と電話があり、嬉しそうな感じでした。
やがて三ヶ月後、結婚式にも招かれ、現金のお祝いも差し上げ、皆さんにもお祝いを述べました。
それからしばらくして、新居がきれいになったので遊びに来てと誘いがあり、他に二人と一緒に行く事にしまして、連絡をしました。
三人で行くのを彼女も喜んでくれたので、何の気なしに訊きました。
「あの鏡どうだった?」
一瞬、深い深い沈黙がありました。
私は不審に思い、どうしたのと言葉を重ねました。すると、
「…あんたなぁ」
それっきり言葉が途絶え、そこへ旦那さんが帰ってきた様子なので、
「またね、楽しみにしてるわ」
と切られました。

どういうことでしょうか。万一、鏡が輸送中に割れていたとしてもその場合は店に連絡すれば交換してもらえるのです。
また、全身が映るような鏡がほしいと言うたのは彼女なのです。
なのに何故『あんたなぁ』なのでしょうか。
そしてあの沈黙は…。
約束の日、私たちは彼女の家に行きました。ごちそうになり、楽しく時間を過ごしました。
わたしはプレゼントした鏡を探しました。
当選した、嬉しいと騒いでいた公団住宅のどこにも、わたしの贈った鏡は掛けられていませんでした。

以来十年、わたしはそのことを彼女に聞かず、彼女も一切触れません。
他の友人にもそのことを話せたのはつい数年前です。
その友人にもその件は謎でした。彼女は鍋がほしいといわれて鍋を贈り、それは使われていたそうです。
私は彼女と違い仕事を持っているので段々疎遠になり、やがて今年の正月にちょっとひどい裏切られ方をされて、わたしのほうからも彼女と離れました。

しかし、いったいあの鏡はどこへ行ったのでしょう。そして言われた通りのサイズの鏡なのに、何故『あんたなぁ』なのでしょうか。
なんだかそれ以来、他人に何かを求められても、応えるのがいやになっています。こちらからのプレゼントは全て食べ物にしますし、相手からのもそうしてくれと親しい人には理解してもらっています。

今でもずっと謎です。



関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア