FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

アールデコ

最近アールデコ展が多いので嬉しい。九月に大丸心斎橋でパリモダンと店そのもののすてきな展覧会があり、喜んだところだ。今回は各国の元からの文化や美意識がどのようにアールデコ化し、融合したかをみる機会でもあった。
知られているように1925年のパリからアールデコは始まり、当時パリにいた朝香宮夫妻はそれを自邸として再現し、ヴォーリズは大丸の建築様式をそれに決定した。東西に二つのすばらしいアールデコが現存することは誇りに他ならない。
各国特有の文化と融合と言ったが、例えばアフリカや南米ユカタン半島やアボリジニなどのプリミティブな、と形容されるセンスがデコと調和する状況を指している。
それらを見ていると、実にアールデコ的なデコラティブだと感じるのだ。装飾様式か。しかしそれはライフスタイルまでも変化させる力を持っていた。
またカーター博士によるツタンカーメン発掘のあおりを受けてやたらエジプトブームが起こったと言うのも、面白い。
1925。そういえば、このミュージアムそばに同時代に作られたと思しきビルを二つ発見した。商船三井築港ビルと天満屋ビルだ。
スクラッチタイルとモダニズムと。

・・・感想文のはずが評論になったので、ここでリタイアしよう。
とにかく見る機会のある人は、皆さん見てほしいし、楽しめると思う。
随分見所のある面白い展覧会だった。

また文化の日の本日、サントリーミュージアムは開館11周年記念で全館無料だったので、沢山のお客さんが来ていた。
大勢のお客さんを混乱させることなく会場へ案内する係員さんたちも、忙しくて疲れているだろうにニコニコしてとても感じよく、また会場内でガムを噛むと言う違反者の人にはハッキリとそれをやめるよう告げているのが、とても感じよく思えた。親切と、毅然とした態度と。
一方わたしも親切を受けた。ロッカーに入れ損ねた荷物をどうしようと思ったとき、入り口の係員さんがわざわざ五階でそれを預かり、四階出口にまで持って降ろしてくださったのだ。
ありがとう。

人間、こういうことに心が動かされるものだ。ささいなことだがわたしは当分サントリーの商品を愛用することに決めた。わたしなりのお礼。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア