美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2月の東京ハイカイ録 2

前回は思わせぶりな終わらせ方をしたけれど、それはもう当然。
わたしが葉山館にの展示室に入ってしばらくすると、なななんと、天皇・皇后両陛下と秋篠宮様と姫様がおいでになったのだっっっ!
天皇陛下も皇后陛下もとてもお優しそうで、宮様は素敵で姫様は愛らしくて…どきどきしました。
ああ、陛下、お体を大事になさってください。
全然知らなかった、本当に。
今は御用邸に滞在なさってるのね。どきどき…

行幸・行啓のおじゃまをしてはいけないので、別室へ移って鑑賞したりメモ書いてると、なななんと、秋篠宮様と目が合うて、あちらさまからご挨拶なさってくれたのだっっっ!
わたし、もう空飛んじゃいそーーーっ!
あまりにどきどきしすぎて苦しくなって一旦退去した。そして友人知人らにメールいっぱいしたわ~~ww

再び戻ったらもう静か。あれだけいたSPやおつきの人々もいない。彼らも平服で来てはるけど、まぁ一目で違いがわかりますわな。
それでなんとなく気持ちも落ち着いて再度鑑賞とメモし始めたら…なんと秋篠宮様がまたお戻りになって、また目があってにこにこと軽くご挨拶をくださったわ~~
もう~~~高揚するーーっ
結局都合三回もwああ、本当にどきどきした。

とかなんとか絵は「サーカスの景」で終わったが、この展覧会の内容の濃さは声を大にして宣伝したい。
普段は日本画の平明な表現が非常に好ましいのだが、洋画を見ているとある種の悲哀を感じるのだ。
とはいえ梅原や中川みたいに生きてるうちから大成功の大繁盛で、しかも本当にいい作品を送り続けた人もいるから、一概には言えないのだが。
また後日感想を詳しく。

逗子から鎌倉へ。大船軒の鰺の押し寿司だいすき。
でもこういうハイカイの途中ではかじれないので、駅併設の大船軒でアジのミニ丼とうどんを食べる。
妙にここのうどんのツユは甘辛いので、それはそれでおいしく感じる。
鎌倉に行くと何故か必ず食あたりするので、逗子で食べることにしている。
わたしはある土地にいくと具合が悪くなる、ということが少なくない。
地霊にきらわれてる可能性がある。

小町通を行くがこれがまた凄いヒトデで、いつものことながら参る。
清方美術館にはたどり着けず、そのまま近美別館への道を歩むが、こちらもえらいヒトデで。
ふと見たら近美本館への道が見えたのでそちらへわたる。おや工事中か。
「実験工房」展。

……困ったな。オペラシティや世田谷で、武満や瀧口の展覧会を見てはいるが、非常にわたしの中ではまとまりにくい内容。つまり一番苦手な'50~'70年代でもあるわけだし。学生の頃に読んでた本を取り出してまた勉強しなおしてから、この展覧会の感想を書くか。…どう考えてもむりそう。
無理は続く。場所がないせいでか、中庭のあの吹きっさらしの隣の、やっぱり風ビュービュー空間で、VTR視聴のセッティングがされている。これは困りました。これもまた実験なんだろうか。

色々アタマが痛くなり、やっぱり自分のわかりやすい親しみのある世界へ戻ろう。
というわけで鎌倉国宝館へ。
氏家コレクションの肉筆浮世絵と、十二神将をはじめとする神仏像。
ほっとするわ。

疲れすぎてるのか、若宮大通を歩きながらも時々道路の外へ落ちそうになる。
まずい。それでもなんとか鎌倉駅に入り、横浜へ向かう。
本当はハマ美でキャパを見ようかと思ってたのだが、来月にする。ハマではほかにも重要な企画が来月色々あるので一日ハマの日を作ろう。よかったらえびさんとご一緒したいな。
…と、本気ではあるが全く予定の立たない状況でそんなことを夢想する。

そごうへ。ブンカムラで見損ねたスイスの絵本作家クライドルフ展を見るが、やはりミュンヘンで画業を学んだというのを感じる。よかったのは彼の「白雪姫のその後」たる「ふゆのえほん」。これは面白いし絵もよかった。
福音館から刊行されている。130209_1619~010001
それにしいもバッタ好きやなあ。

地下でありあけハーバー買おうとしたら店がない。場所変えで遠いところへ移ってる。
白と黒を買うてから千葉へ向かう。
千葉まで延々と寝てしまうが、半分意識があるのでそれはそれで苦しい。

KIMONO beautiful展、非常によかった。弥生美術館から華宵やまさをらの叙情画の貸し出しもあり、とても見ごたえがある。こんなによいのならもっと早く来たかったが仕方ない。
九州へ巡回だというが、きっと向こうでも愛されるだろう。

併設の文人画もよかった。
なにしろ近年わたしもこの分野と親しむようになっているし、全くわからない、ということはなくなっている。
それに文人画を見ると、ご先祖筋にあたる中国絵画にもいよいよ関心が向かうので、これら二つを学ぶのがまた楽しくてならない。

出口へ向かうと、夜間開館で一緒になった中学生くらいの少女がわたしを待っていた。
ここへは初めて来たそうで、やっぱり道が怖いから、大人の女の人の後にと思ったそうだ。
そこでPALCOバスに乗せてもらうことを教え、一緒に駅まで行く。
まだ中学生なのに二年前から日本美術の展覧会に独りで行くようになったそうな。
えらい!
わたしが中学のときといえば、早売りジャンプを買いに駅まで飛んでいってたか、阪神が負けてたかのどっちかだっっ!←後者は関係ないと思う。

たまたま持ってたゆとりのあるチケットを何枚かあげる。
そしていつかあなたが後進にこんな親切をしてあげてねと話す。
わたしも見知らぬ奥さんがたからそんな親切を受けてきた。
なんとなく世代の順送りというのを感じる。
この少女が大きくなって、どんどんいいものを見て、豊かな内面を持つようになってほしい。

この日は朝から行幸・行啓に遭遇するという幸せに始まり、こうして後進への親切で締めくくれた。
本当にいい日だったと思う。

幸せなキモチで少女と別れて宿へ帰った。




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コメント
貴重な貴重な体験
 まあびっくりするやら すばらしいやら。
 日ごろの行いへの ごほうびかな。
 さいきん ご褒美を かんじることがありますので・・・
 素敵な少女との出会いも くまれた邂逅のような予感が。
 良き2月の出来事に うれしい気持ちです。
  
2013/02/11(月) 05:15 | URL | 小紋 #-[ 編集]
凄いですねー
凄いですね―。そういう場に出くわすなんて。
私なんて生まれて初めての一般参賀で、目立たないような地味な服を着た、
却ってそれで目立っている服装の人たちが余りに多い東京から皇居まで、
それだけで圧倒されてしまったのに。
(皇室の方々のお姿は、豆粒で、レンズを通して大きく見ただけですから)

思い出に残るハイカイでしたね。ようございました。
2013/02/11(月) 08:45 | URL | 寧夢 #SiaNZQo6[ 編集]
葉山メールを受けたで
いやはや、最初なんのメールかと思ったですよ~(汗)
昨年、私の姉は大山詣りの皇太子さんにクルマから挨拶
されたそうです。やっぱ、イヌ連れってところがミソ
だったかと思われます。姉の隣にはおこちゃまがダッコ
されていたからなおさらだと思います(笑)そう考えると、
なにゆえに遊行さんは再三挨拶を交わせたのだろうか?フフ。

そうそう横浜のキャパ展行ってません。ぜひご一緒しましょう。
2013/02/11(月) 18:15 | URL | えび #-[ 編集]
まったくもってそのとおり
☆小紋さん こんばんは
ドキドキしました。
こんなこともあるんですねえ。
本当に素敵な時間でした。

あの少女もやがて他の人に幸せを分けていってくれたら、と思います。
わたし最近、幸せは独り占めしてはいかんもんだとつくづく思ったりします。
幸せを感じたらそれを違う形で皆さんに分けて配れば、いよいよ幸せは増すように思うのでした。
2013/02/13(水) 00:08 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
ほんまにびっくりしました。
☆寧夢さん こんばんは

オーラが違いました。ピカピカしてました。
あちこちにメール飛ばしたら、一人から「参賀に行きたいねん」という返信があり、普段は「え~~正月は箱根駅伝見ないとアカンでしょ」と思ってたのが、このときばかりは行こう!という気になりました。
2013/02/13(水) 00:13 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
ついついコーフンしてまいました^^:
☆えびさん こんばんは
おお、大山詣でで。
わんころツアーに皇太子も「おお、わんころ」と思われたのでしょう。

> なにゆえに遊行さんは再三挨拶を交わせたのだろうか?フフ。

美貌・人徳・教養のおかげ。えへん。
・・・・・・・・・あれぇ~~?

> そうそう横浜のキャパ展行ってません。ぜひご一緒しましょう。

今のところよければ3/16考えておいてください~
2013/02/13(水) 00:18 | URL | 遊行 七恵 #-[ 編集]
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