FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

町屋とモダニズム住宅

京都新聞社の近所にある町屋を見物に行く。
文化財登録されたおうち。
ご当主は書家できれいな仮名文字の詩歌の写しなどが並べられている。
ご先祖もキレイな書画を残されている。
化政期あたりの頃に手習いなどで集められた写本も楽しい。
千字文、詩経、易経、論語。明治になると下田歌子、柳原愛子、税所敦子らの歌がきれいな仮名で散らされている。
町屋を見に来たはずが、仮名や周延、年方の絵を見ている。
台所などもなかなか面白い。大阪とはまた違うのだが、多少似たところもある。火伏せの愛宕山のお札がある。清荒神さんのお札もある。
布袋さんが並んでいるのがご愛嬌だ。
少将井の地名通りに少将井がある。

ご近所にはこれまで気づかなかった洋館が所々建てられていて、やはり歩いてなんぼだなーと実感する。
烏丸から堀川までの中京区を踏破しなくてはならない。

お昼は大しておいしくないパスタを食べ、それから山科のほうへ出る。
モダニズムの鶴巻邸の見学のためだ。
芦屋美術博物館で以前、関西モダニズム20選という展覧会にも紹介され、藤森先生の講演会にも現れた邸宅である。
外見よりも内部がとてもよかった。つまり、居住空間としての心地よさがある。ロウケツ染の専門家が施主だけに、襖絵などは可愛い絵柄のロウケツ染だ。家具も本野が設計している。コンクリートは中村鎮式のL型。二階の半円部分はコンクリートなし。
講演会も興味深く、質問にも工芸繊維大の先生方は丁寧に答えてくださり、とても楽しかった。現在は萬年社の社主のご子息がご当主だが、中京区のあの本社屋は可愛くてよかったのに、残念だ。
電話のための電池の液体を入れる瓶の話が面白かった。
『逓信省の時分ですね』
『あなたの年頃でよく知っている!』
そう、わたしは電話の歴史に詳しい人なので、トシに関わらずそうしたことには詳しいぞー。
鎮式のコンクリは煙突によくその形を見せている。
とてもよくわかる。

面白い見学会だった。
河原町に戻り、初めて『六曜社コーヒー』にゆくが、地下のお店で手洗いが階段上がる上にあるので、店内はVの字型なのか。すげー。
ホットリンゴジュースなるものを飲む。めちゃくちゃおいしいです。
ドーナツもほわっとおいしい。いいなー。
夕方なのでわたしはコーヒーを飲まなかったが、今度は飲んでみたい。
しかし京都に来るとイノダかマエダばかりなので、ちょっとそちらに対し、申し訳ないような気もする・・・

古書店でMOA美術館の本が大量に出ていたので、色々吟味して、総合本を買う。『和風モダン』本も見つけたので、これもと言うわけにはいかないからだ。

ああ、充実した。

関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア