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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

六月の東京ハイカイ録 1

六月の東京ハイカイは、雨から始まった。六月だから雨は当然なのかもしれないが、実はわたくしの地元・北摂T市はその日、日本最高の暑い土地になっていたのだ。
37.9度。猫もべろ出してぐったりするくらいですから、クーラーなしで生きてるわたしなんぞもアタマがおかしくても当然かもしれない。
そんなんで東京にきたら、新横浜から雨は降ってるわ涼しいわでハラタツがなー。
でも送迎バスのとこまで行くと雨がやんでたのでほっとしましたね。

さて本格的な指導は金曜からでした。
例によって例のごとく、展覧会の細かい感想は個別に後日記します。

清杉通りの紫陽花は今年ちょっと少ない気がするが、それでも浅草橋に近づくにつれ可愛らしい姿を見せるようになった。
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白や青や紫や、そしてガクアジサイなどなど。130614_0913~010001

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江戸博の開館同時に入ったはずなのに、もぉファインバーグ・コレクション展は大繁盛。
すごいもんです。非常にいい展覧会で、これはもぉ朝イチに来てよかった。
結局2時間弱かかった。
アンケートに答えたら、絵葉書もらった。うれしい。
会場入り口すぐに待ち構えてる可愛さ無双のトラちゃんと、三羽連続降り立つスズメ群団描いた芦雪の大きい絵葉書買う。うう、たまらない。
後期も行きますよ。

三井記念美術館へ河鍋暁斎の能狂言画をみる。前期も良かったが、後期がまたいい。
前期は能画がよいが、後期は狂言画がいい。下絵も見どころ多いが、前期のほうがいい。
こういう企画展は本当に考えたこともなかった。面白かったなあ。

どうも昔から日本橋界隈で忙しい自分に合うランチの場所を見出せないので、新橋へ向かう。汐留についてから、ランチ。

汐留では松下幸之助と伝統工芸の中期。クイズがちょっとよくわからない。私の理解不足なのか、これは好きなのを選択してもいいということなのか。
こういうのがいちばん困る。

綺麗なものや面白いものを見たので機嫌よく出る。
次は畠山記念館。

電車の乗継がうまく行き助かる。畠山の道がわからない奥さんに声をかけ、ともに歩く。
この程度の親切と言うのは日常のことなのでなんとも思わないが、やっぱりこの気質は関西人特有のものなのか。

それにしてもあのあたり、知る人は知ることだろうが、例の建物がいまや完成し、その用途がナゾだったので、それに対する住民の不安の幟が立てられてたのが、今回はきれーになくなっていた。周辺住民と和解できたのだろうか…

畠山では漆芸のいいのを見る。先日徳川美術館でもいいのを見たが、ここのは本当に数もいい。重苦しさがないだけでもいい。
特によかったのは棗で、住吉もの。松が繁茂しすぎのきらいはあるが。
むかしの工芸品のいいのを見ると、気持ちが安定する。
絵は乾山のタチアオイ図が出ていた。

五反田経由で新宿のはずが、大崎にいるわたし。
…疲れてたということで、イヤイヤ、さにあらず。大崎からなら座れるから、と言うことで。

損保ジャパンでルドンを見る。好きな作品も出ていて、一安心。ただし黒のルドンはグロテスクなのが多すぎる。しかしカラー作品を見ているとあの黒の世界が懐かしくなる。
久世光彦が『怖い絵』で取り上げていた堕天使を見る。この空虚なまなざしは確かに「怖い」。
久世さんの妄想がひしひしと自分にも迫ってくる…

さて、丸の内線から乗り換えて出光へ向かうのだが、国会議事堂で乗り換えるとけっこう手間取るな。
とはいえ霞ヶ関で乗り換えるのとどちらが早いかがわからない。今度実験する。

古染付と祥瑞のすばらしいのを大いに楽しむ。わたしは<濃み>が好きだけど、かすれた薄さと言うのもいいものだなと思った。絵柄がまた面白いものが多い。これだけ集まったのは壮観。
石洞美術館からは形が面白い揃いものが来ていた。笑ってしまうくらい、明るい楽しい器。いいねえ~
また出ている屏風がどれもいいものばかり。初見の盆栽図屏風などはシュールだったなあ。
この取り合わせは巧いと思う。

ここでちょっと休憩してから、次に日本橋高島屋へ。すでに京都で見たユトリロを見る。
前回見落としていたことがあったり、日を置いて見たことで新しい感想が湧いたりで、いろいろと楽しめる。
ユトリロはやっぱりどう考えても、自由になったらなったで何にもできなくなるのではないだろうか。
強欲な女たちに支配され続けることでしか生きられない、描けない、そう思った。

浅草橋へ。パラボリカ・ビスへ三原ミツカズ「毒姫」原画展を見に行く。
ここへは以前に諸星大二郎トリビュート展を見に来てるが、やっぱり道を間違える。
ショーウィンドーのディスプレイ。130614_1915~010001
「毒姫」5巻の巨大版と、棺のめいた散華のようなカードが散りばめられている情景。
ゴスロリは正直ニガテだが、この高い画力で押してこられると、ついつい走りそうになる。
たいへん綺麗だった。無惨な物語だからこそ、こうした圧倒的な画力が必要なのだ。

ここで終わり。初日はこんな感じで歩き倒しました。
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