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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「松下幸之助と伝統工芸」の中期

「松下幸之助と伝統工芸」の中期に行った。
前期もよかったが、中期もいい。ということは後期もいいに違いない。
機嫌よく見て回る。
中期だけの展示品を中心にして、感想を挙げたい。

茶杓「祥風」裏千家14代無限斎宗室 1945~1954年の間の製作。戦後すぐの時代にこうした茶杓が拵えられているのか。
櫂先は白く、中ほどは飴色。指の腹に沿うような茶杓。

裏千家15代鵬雲斎宗室好み竹蓋置一双(夏) 13代黒田宗玄 焼印が腹に入る。蓋の表の節穴がなんと★型!これは楽しい。あの素敵な先代宗室さんの好みと言うのは、形だろうか★型の節穴だろうか。そんなことを思うのも楽しい。

ところで今回新しくチラシが出ていて、それはこの萬暦赤絵なのだった。
初公開。可愛い龍がいる。nec437.jpg


千鳥蒔絵平棗 松田権六 1980年頃 わぁ綺麗!蓋表にまるで宇宙塵のような千鳥が飛んでいる。1980年か。ほんの30年前ではないか。近年まで生きた名人の作を観れる歓び。

藍地透文羅裂地 北村武資 1992年 凄いすっきりしている。20年前か。かっこいい。

江戸小紋着尺 宝亀 小宮康孝 英語でいえばこれはパープルではなくバイオレットになるのか。とても綺麗な紫。江戸紫と京紫の間くらいの色に見える。

長板中形着尺 紗綾型地蝶と梅 清水幸太郎 1980年頃 可愛い梅。何梅と言うのだったか。

紬織着物 橋懸 志村ふくみ 紬か。かすりのような縞のような。前期の湖北残雪(紺)も複雑な良さがあったが、これもいい。

松皮取りに七宝黒留袖 中村勝馬 1980年頃 裾に柄がある。シック。

双美縮緬地友禅雉子文訪問着 羽田登喜男 1961年 金沢友禅と京友禅の良いところを抽出したような。シダと四羽の雉と。シックでいて可愛い。

縮緬地友禅着物 梅文様 森口華弘  1961年 肩と裾に梅。かっこいい。

友禅着物 流砂文 森口邦彦 1984年 物凄くモダン。ざらつく感触が凄い。

彫漆竜胆文香合 音丸耕堂 1980年頃 竜胆文だけでなくほかの花も可愛い。綺麗なレリーフ。賞玩したい。本当に可愛がりたい。

玳瑁螺鈿華盤 北村昭斎 2005年 ごく近年のもの。実に綺麗。蓮の花型。ときめく。

nec437-1.jpg

双蛸図漆貴重品筥 番浦省吾 1956年 こ、これは面白すぎるっ!わははははは。

方円籠花入 四世早川尚古斎 1970年 魚籠風。

大月(うふつき) 秋山信子 1978年 琉球婦人か。綺麗な人形。櫛巻きにして微笑む。八重山の婦人をモティーフにしたそう。

寂 平田郷陽 1973年 浄瓶を持つ婦人。花鈿をする。天平の婦人かもしくは唐代の婦人か。ふくよかで優しい。しかしそれでも「寂」のタイトルを持つ。

通期の中でもやはり綺麗だと思うものを挙げる。
柳水文朧銀扁壺 鹿島一谷 1979年 やはり綺麗。朧銀(ろうぎん)という技法の美麗さを味わう。

藍青瓷鉢 清水卯一 1978年頃 やはり素晴らしい。青い薔薇、もしくは青い宇宙。

色鍋島緑地草花文花瓶 13代今泉今右衛門 1978年頃 チューリップ文様が可愛い。

後期もとても楽しみです。
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