FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

大倉コレクションの精華Ⅲ 工芸品物語 美と技が語るもの

大倉集古館で「大倉コレクションの精華Ⅲ 工芸品物語 美と技が語るもの」をみた。
今は前期で、来月から後期。
moblog_f225239as[1]

工芸品は好きで、古いものから新しいものまで満遍なく見る。新しいものに古い良さがあったり、古いものにキラリと光る新しいものが見いだされもする。

鶴松文様染付花瓶 明治時代 これは開館記念という由来があるそうだ。鶴は大倉喜七郎とゆかりのある動物。鶴彦というのが喜七郎の雅名。

長生殿蒔絵手箱 鎌倉時代 梨地に扇面図という構成。めでたい絵柄でまとめた手箱。

青磁染付宝尽文大皿 鍋島焼 江戸時代 発色がきれいな大皿で、お宝もくっきりハッキリ。

時期は違うが、菊柄のものがたくさん出ていた。
菊水蒔絵硯箱 江戸時代 よく咲いている。密度が高い。  
菊水蒔絵乱箱 江戸時代 この菊水は湊川神社紋に似ている。大楠公の菊水。

菊蒔絵香合 明治時代 正方形。かっきりしている。
菊蒔絵香割道具 明治時代 繊細。偶然か、菊水は江戸、菊だけというのが明治に多い気がする。

名所を描く工芸。
田子浦蒔絵文台・硯箱 明治時代 富士山の下に広がる田、田、田。そこにいるいる、つるつる、びっくりするくらい鶴がいる。鶴たちが田でついばむ。
これはあれか、かるがも農法ならぬ鶴農法か。

吉野山蒔絵五重硯箱 繊細な作り。中に入る墨が金に藍色で桜を意匠化している。

香道具を見る。
説明を聞いても覚えられないが、優雅な道具が揃っているので、見るだけで楽しい。

花唐草文蒟醤塗菓子器 タイ・20世紀 なかなかきれいな線描で文様が入る。

自在置物 明珍家の人の手によるものなど。蝶、鯉、カニ、カマキリなと゛。見るからに可愛い。日本の技術の高さを感じるわ。

秋草蒔絵文台 富田浩七 明治時代 高台寺絵巻の写し。後の世にもこうして美は受け継がれる。

蔓葉蒔絵大棗 田口善国 1993年 とてもモダンな、と思ったらほんの20年前の作品だった。かっこいい。

本渓湖煤鐵有限公司図花瓶 1935年 これはその当時完成した工場の様子を映したもので、記念品として作られたものだそうだ。時代を感じる。

銀製宝石箱 東京地下鉄浅草新橋間開通記念 1934年 これも記念品。この日本初の地下鉄の工事には大倉組が当たったとか。

能面 小面 出目満毘 確かに若さを感じる。口角があがっているだけでも若さがある。
能面 増女 出目洞水 こちらはやはり小面より少し年が上で、厳しいところも感じる。

能装束 白地銀竪縞萩蜘蛛巣模様縫箔 江戸時代 たいへん綺麗。ハッ となるほど綺麗。

能道具 鳥兜・烏帽子・団扇 江戸から明治 けっこう大きい。実際のものもそうなのかどうか知らないが。

能装束 鼠地葦模様長絹 江戸時代 シックな色合い。

柳螺鈿手箪笥 江戸時代 これが素晴らしくセンスいい。綺麗わ、すごく。ほしいなあ。

須磨浦蒔絵書棚・冠台・手箪笥 江戸時代 片輪車が浮かぶ。舟が溺れるようにも見える。漂流する様子。

籬に葡萄図 江戸時代 金地に金雲と葡萄、緑地に緑の籬の組み合わせが上下に続く。型押し多く、金唐革紙のようにみえた。素敵。

かなり能装束がたくさん出ていた。
思えば5、6年前までは正月は能の展覧会をよく開催していたな。
工芸品の良さを堪能する展覧会だった。
関連記事
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア