FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

四月の東京ハイカイ録 その1

今回は都合で定宿やなく、皇居近くにいます。
たいへんに朝食が美味しくて、言うたらそこに惹かれて来た感じ。
たまにはそんなハイカイもいい。

朝からウソのように寒い。
とりあえず千駄木の森鴎外記念館に向かう。雨はパラパラ。少し早めに着いたから辺りをウロウロ。白のハナミズキがたくさん植わり、綺麗。そして野花もいい。
源平小菊というそうな。

鴎外記念館では息子の於菟が少年の頃にドイツ語習得&習熟のためにグリム童話を翻訳し、父鴎外が添削したものを展示している。
かなり面白い。
子煩悩なパッパとマジメな長男のコラボ作品は当時の文芸誌に掲載され、更に40年後の戦後すぐに脇田和の挿絵で刊行されている。

例により、展覧会の感想は後日詳しくシタタメます。

常設は明治大正の文芸、文化を愛するわたしにとってはたいへん興味深いもので、こちらも熱心に眺める。
中村不折、橋口五葉らの仕事も展示されているのが嬉しい。
胡蝶本も並んでいる。
鴎外の名言がピックアップされてパネル展示で読むのだが、これも同意できるものが少なくない。

機嫌よくサラバ。団子坂上の元は観潮楼。周辺は汐見という名を持つ。

次に岩田専太郎作品を集めた金土日館に行く。
挿絵文化に根っから狂っているわたしは、嬉しくてたまらない。
挿絵や雑誌口絵が特にいいのだが、ずらりと並ぶ美人画にも圧倒された。ヴァイタリティ溢れる彼女達のタブローは、女性である喜びと自信に満ち、官能性よりもそのイキイキしたところに惹かれた。
とは言え様々な技法を持つ専太郎、浮世絵風美人画には昭和のえろさが滲んでいて、それも面白い。

ほかに彼の師匠筋の深水、清方、仲間の立美らの作品があり、昔の図録も多く、時間が足りなかった。
また行きます。

そこからてくてく歩いて根津神社に。久しぶりすぎるわ。いつ以来かな。かつては町歩きに重きをおいてたから、この界隈もよく歩き倒したなあ。勿論その師匠は森まゆみさんの著書。お化け階段にもまた行きたいがあるかなあ。

ツツジ祭り。
楽しかったわ。色とりどりのツツジに会うて、感心するばかり。
ツツジは可愛らしいよ。

根津駅そばのランチ屋に。2回目。特に美味しいわけではないが、奥さんが明るい世話焼きなのがいいよ。
商売人はそうやないとあかんわ。

弥生美術館、開館30周年記念。
わたしは91年の4期目からの会員で、一度も見逃しはない。会員前には一度来たが、あの頃はまさかこんなに長い付き合いになろうとは思わなかった。
卒業しないつもり。いつまでも訪ねたい。

先の岩田専太郎の絵をまた見たり、ほかの多くの作家たちの親しんだ名作、まず見ない作品などをたくさん眺め、無限に弥生美術館の繁栄を願う。

徒歩で根津を越えて都美に。
バルテュス展の内覧会。
凄いものを見たと思った。
若い頃の作品より、晩年の節子夫人登場からの作品が、わたしの嗜好にあう。やっぱり深いエロティシズムを感じる。しかし節子夫人の音声ガイドの中のトークや家族写真などを見ると、家族思いの優しい父親の姿が見える。
節子夫人はクールだった。

2階レストランのレセプションには少しだけ参加し、寒いからスパークリングワインを飲んで、再びみたび、根津駅。乃木坂に向かう。

サントリー美術館で江戸の楽しさ、不思議さを堪能する。
ああ、すごく多くの作品にまみえた。

初日はここまで。

なお、無関係なコメントは消去いたします。
関連記事
スポンサーサイト



最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア