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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「ミホトケをヒモトケ」 + 醍醐寺展再訪

鎌倉国宝館の夏の展示「ミホトケをヒモトケ」展は楽しかった。
今回のとは別な「ミホトケをヒモトケ」展に行き損ねたので反省していたのだが、今回は前にそそられたチラシのそれを見たりで、満足しておるのでした。
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ちょっと前に奈良博に鎌倉からわんさと神仏像が出開帳においでになり、そのときは「おいでやす」というキモチでお出迎えしたのだが、今度は自分から出向く。
もしかするとここにいてはる神仏さんらもわたしを見憶えていてくれて「おお、よく来たな」くらいの気持ちを持ってくれてはるかもしれない。
ちなみに奈良博のときのキモチはここに書いてます

…えっ5月やったっけ?
とりあえずいつものようにぐるぐる見て回ります。

木造 薬師三尊及び十二神将立像 15軀 平安~江戸時代  こないだはほんまに失礼しました。いえいえ、十二神将さんはいつもいつも好きやーーっと騒いでるので忘れることもないのですが、御本尊の三尊さまを覚えてなくて…反省してます。

木造 地蔵菩薩坐像 1軀 鎌倉時代 浄智寺  おでこに太めの十字架がついたような、でも美人さん。あれは木の都合なのか、お地蔵さんでも耶蘇なのか。

木造 観音三十三応現身立像 3/33軀 室町時代 長谷寺  あら、三体がこちらにおでまし。
ほな長谷寺の方はどうしてはるのか。あの宝物殿の中の33変化がずらーーっというのはええ眺めでした。3面の赤い人、馬を乗っけた人、女神スタイルのお三方。

木造 倶生神坐像 2軀 鎌倉時代 円応寺  「まいどー」とご挨拶したくなるね、いつも思う。

木造 初江王坐像 1軀 建長3年(1251) 円応寺  奈良博ではチラシ表でこんにちは。

木造 韋駄天立像 1軀 鎌倉時代 浄智寺  こちらも奈良に来られた。生真面目なお顔。

木造 明庵栄西坐像 1軀 鎌倉時代 寿福寺  □なオツムのおじいちゃん。こないだ東博で展覧会もありましたなあ。

木造 椿文笈 1基 室町時代 鎌倉国宝館  鎌倉彫の椿さん。いつもこのランドセルええなあとみております♪

木造 須弥壇 1基 鎌倉時代 建長寺  今回は上に鎮座まします弁天さんがおられぬ。
(と思ったら、企画展の「ミホトケをヒモトケ」に出演してはりました)

さて企画の「仏像入門 ミホトケをヒモトケ」を眺めます。
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絹本著色 苦行釈迦図 1幅 中国・明時代 鎌倉国宝館  丸くて横広がりのお顔。
絹本著色 出山釈迦図 1幅 中国・明時代 鎌倉国宝館  髯も爪も伸び放題。
どちらも大変そうなご様子。

木造 仏涅槃像 1基 江戸時代  厨子の中に寝てはる。二人だけおそばについている。そして壁画の中に嘆く人々がいる。リスがいるのは鎌倉らしさを感じるけど、まぁそれは後付の感想ですわな。

絹本著色 文殊菩薩像 1幅 鎌倉時代  眉を寄せ、きりっとしたお顔。やや下ぶくれの美男風な美女に見える。
宝塚で演じてもきっと素敵だと思う。わたしが宝塚沿線の住人だから思うのか。

絹本著色 地蔵菩薩像 1幅 鎌倉時代 鎌倉国宝館  またこちらは艶めかしい。

絹本著色 大威徳明王像 1幅 鎌倉時代 神武寺  前回のチラシの方ですがな~~
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牛に乗ってガーーーッとどこぞへか攻めてゆくご様子。かっこよかったなあ。
これを観れて、それだけでも満足。

銅造 五百羅漢像 3軀 江戸時代 建長寺  山門楼上に納められていたとか。わたしは山門といえば南禅寺しか上ったことがないな。「絶景かな、絶景かな」のあの南禅寺。
建長寺も行きたくなってきた。今度近藤さんを誘おうかしら…

絹本著色 十王図 2幅 中国・明時代 鎌倉国宝館  まずここにいる人間は基本悪人だと言うことで。いや、悪人だと本人は自覚してないかも。しかし罪人なのは確実。
罪の裁きは厳しい。女たちは木に髪をくくりつけられている。これは世界共通なのか、スイスのセガンティーニもそんな絵を描いていた。
悪い母は髪だけでなく足首も木に括り付けられて、座ることも出来ない。目の前にいる子供は虐待死されられた子で、その訴え状を閻魔さまに出す。その巻物を見せて罪状確認中。

紙本著色 頬焼阿弥陀縁起(模本) 2巻 江戸時代 光触寺  惜しくも話がよくわからない。
調べたらこういう話でした。

疑いはいかんけど、確実に疑わしい奴がのうのうとしている現実もあるよな。
と、苦界というか穢土というか娑婆に活きる身としては思うものですわ。

叱りつけられそうな感想を懐いて、鎌倉国宝館を後にしたのでありました。
9/7まで。
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それからこちらは奈良博で開催中の「醍醐寺」展の再訪の話をちょっとだけ。
前回の感想はこちら

やはりね、なんというか、たかが1カ月くらいの間隔で再訪するとね、感想てあんまり変わらないもんですね。
初手にええなと思うたものはやはりええわけです。
それが1年くらい間を置くと、また人間その間に知識が増えたり感情が変わったり色々あるから、「ああええな」になるか「うーん」になるか、わからんのでした。

如意輪観音坐像 1軀 木造 金泥塗・截金 鎌倉時代 13世紀  画像のない細身さんの方。
艶めかしく綺麗ですね。足裏ぴたりと合わせているところがまたよろしい。

弥勒菩薩坐像 快慶作 1軀 木造 金泥塗・截金 鎌倉時代 建久3年(1192) 今回もやはり写真より実物の美貌に打たれた。向かって右の頬に経年劣化の瑕が見えるけれど、それがちっとも悪くない。むしろこうした傷があって尚の美貌だと思うのですよ。

毘沙門天像 絹本著色 鎌倉時代 14世紀  わたしは所は違う信貴山だけど、そこの毘沙門天さんに一家揃って申し子しに行ったというので、毘沙門天さんを見ると、どちらさんのであれ、親しい気持ちがある。

伝釈迦曼荼羅図 絹本著色 鎌倉時代 14世紀  色はあまりきれいではないようだが、こういうものは初めて見た。伝がつくということは「もしかすると違うかも…」ということなのか。

訶梨帝母像 1幅 絹本著色 平安時代 12世紀  元・鬼子母神。立派な婦人。

崇徳天皇綸旨 1通 紙本墨書 平安時代 天承元年(1131) … ^^; … 

2度とも好きなものは変わらず、いいものを見せていただきました。
ありがとうございます。
9/15まで。
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