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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

東映アニメーションギャラリーへ行く

大泉学園に東映アニメーションギャラリーがあるのを、閉館のニュースで初めて知った。
建物を建て直すための閉館で、数年後にはまたグレードアップして開館するらしい。
石神井公園までは行ったがその先を知らんのもあり、イソイソと出掛けた。
しかしYahoo!地図はわかりにくく、ムダに遠回りし、もったいないことをした。

イメージ (3)

入口で入館証を受け取り、中へ。
東映アニメーションの長い歴史が分かりやすく展示されていた。
「白蛇伝」「安寿と厨子王」「西遊記」「わんぱく王子の大蛇退治」「わんわん忠臣蔵」「シンドバッドの冒険」「どうぶつ宝島」などの初期名作群から「ゲゲゲの鬼太郎」「銀河鉄道999」「惑星ロボ ダンガードA」それから「聖闘士星矢」「北斗の拳」やがて「プリキュア」「ワンピース」に至るまでの人気作品の資料などが集まっていた。

企画展コーナーでは「さよなら大泉スタジオ その誕生と成り立ち」として往事の風景などの写真資料が展示されている。
わたしはこれをみてコージィ城倉「チェイサー」を思い出した。

前述の昭和30年代の長編カラー作品のガラ・シーンや予告編が流れている。
わたしは「白蛇伝」が非常に好きなので嬉しい。

受付のご年輩の方は案内人も兼ねておられて、わたしが「白蛇伝」のファンだというと、このコーナーで放映されることを教えてくれはったのでした。
「白蛇伝」については数年前にかなり詳しく感想をあげているので、こちらへどうぞ

日本神話を描いた「わんぱく王子の大蛇退治」も懐かしい。スサノオである。彼の乗る馬が埴輪だというのもいい。可愛らしい。


手塚治虫が参加した「西遊記」もいいシーンが流れていた。牢に入れられた孫悟空に会いに恋人のリンリンが猛吹雪の中を必死で歩くシーンである。牢内の孫悟空は「来るな!」と叫ぶが声は届かず、リンリンは必死で歩こうとする。

ふと思い出したのが、手塚が最初このリンリンを死なせる予定だったという話である。
(無論それは反対され、現行のようにリンリンは生き延び、孫悟空の帰りを待つのだ)
いかにも手塚の考えそうな話だと思っていたが、今回この吹雪の中を必死で向かうリンリンを見ていると、こんな疑いが浮かんできた。
「いったい、手塚はリンリンをいつ・どの状況で殺すつもりだったのか」
もしかするとこの吹雪のシーンでリンリンは殺される予定だったのではないか。
そして雪に埋もれるリンリンに血を吐く叫びの孫悟空・・・というのがヴィジュアル的に魅力的だが、もしかしてその死骸は孫悟空の目の前で、しかも手の届かない目の前で、ずーーーっと捨て置かれたままなのではあるまいか。牢の中から恋人の死骸がどんどん傷んでゆくのを目の当たりにさせられる孫悟空。
・・・地獄のようだな。


どうぶつ宝島。 ♪ゆくぞゆくぞマイミア号~

OPEDを色々みる。モノクロ時代の「ゲゲゲの鬼太郎」。わたしはさすがにこのモノクロのは見ていない。
熊倉一雄のあの声が懐かしい。

昔の方の「サイボーグ009」もある。
これはこれで名曲だと思う。

パネルを見る。
大好きな「花のピュンピュン丸」も「キャプテンフューチャー」も東映だったのか。今回初めて知った。

「聖闘士星矢」のポスターもあるが、最新版の映画ポスターはCGなのか、みんながガクトみたいになっていた。
アリエスのムウさまがメガネ青年になっているのにもびっくりだが、ミロもカミュもわからない。ちょっとびっくり。
わたしは「冥王篇」にはときめいたな♪

資料を見る。
「夢見童子」がある。蕗谷虹児の作品で、これは前に蕗谷展で見ている。
「ホルスの冒険」を見ると、わたしは和田慎二を思い出して胸に来る。

東映動画、いま思っても独自の滑らかな動きがあったなあ。
このことについては前述「チェイサー」にも書かれている。つまり手塚の「アトム」よりも東映動画の方がよく動いているのだ。
独自の動きといえばタツノコアニメも独自の動きを見せていた。あとはもう金田伊功の独特な動き。
忘れることができない動きだった。

びっくりしたのは「リングにかけろ」がアニメ化されていたこと。「えっマジですか」と言いそうになった。
わたしは中学三年間をほぼすべて「リンかけ」に捧げていたのだ。今も「リンかけ」への愛情は深い。

先ほどのおじさんと色々お話する。
ツイッターで仲良くしてもらっている脚本家の金春智子さんの話が出たり、いい作品が多かったとかどうのこうの。

場内には「ワンピース」のぬいぐるみ、「プリキュア」の記念撮影コーナー、聖闘士のフィギュアなどなど。
そして巨大なダンガードAのロボット。ううむ、大きいなあ。
そういえば「ダンガードA」のOPみるとパパと僕の関係性を歌っているのだが、73年当時の企画書を徳間書店刊行の資料でみると父権回復とかなんとかあったが、あの当時で既にもうおとっつぁんの権威は地に落ちてたのだなあ。

長居してしまった。
もう23までだが、本当に楽しかった。
また再開すればぜひ来ようと思う。
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