美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

11月の東京ハイカイ録 その2

東京ハイカイ録 その2
金曜日の話。
例により細かい感想は後日また。

京王八王子からバスで東京富士美術館に。
英国ロイヤルアカデミー展を見る。
いかにもなシステムだが、そこにあるのは純粋にわたし好みの物語性の高い作品群。風景もいいが、やはりわたしはそれよりあちら。
今ちょうど朝日新聞が「三四郎」再掲(!)してて、そこに出てくるのがウォーターハウスの「人魚」ということで、本物が来ていた。去年芸大美術館の漱石と美術の展覧会にも来てましたな。
わたしはウォーターハウス大好き。
アルマ・タデマもあり、会長レイトンの政治力も知り、有意義な展覧会だった。
常設はちょっと薄かったな。次回の浮世絵が楽しみ。
 
展覧会に合わせたアフタヌーンティーは魅力的だが、先に八王子に行くことにした。
次は町田。
町田は版画美術館に谷中安規見に行くが、文学館はまた別な機会に。
地図を忘れてひやひやしつつ間違わず美術館に着いた。

谷中展は、そごうで見て以来の充実した内容。彼がモダンダンスする人やとは初めて知った。
時代やなあ。伊藤道郎や村山知義や崔承姫のいた時代を生きたわけやし。
版画だけやなくペン画もあり、当時流行のロボット、オバケ、動物が同居する不条理な空間をサラリと描いてる。
いわば杉浦茂の先達。
同時代を生きた宮沢賢治、武井武雄にも共通するセンス、夢野久作、石川淳にもつながるものはやはり1920年代の空気なんだろうな。

常設はクリンガーの連作が並ぶ。
「手袋」「ある愛」など。
極度の細密描写と不条理さ。非常に魅力的なのは、現代に直接につながるものがあるからか。

さて小田急で都心に帰る。
16時過ぎに出光美術館につく。男性客が多いのはやきもの展だからかも。
仁清と乾山。
京焼の展覧会で、ここまでクオリティの高いのが東京で開催されるというのは、実は事件やないのか。
出光美術館の底力にオノノク大阪人のわたしです。

次に三井で東山御物を見る。わりと親しみのある作品が多い。いつもズキンおじさんと呼んでる六祖もいたし。
いい企画やなあ。

最後は東博。今日までのチケットなので慌て国宝展に。内覧会に来てるのにまだ書けてないから、これでなんとかなるかな。
最初の佛足石から最後の最後まで国宝。こっちをみつめる院政期の佛画にドキドキしたりしつつ、短時間ながら大いに楽しむ。

あとちょっとだけ本館にも。
田能村竹田らの寄せ帖に唐美人図があり、足元の猫が可愛い。


居眠り猫。

雀もいた。

こっちは美人とウサギの襟巻き「あったかさう」芳年ね。


それや浮世絵で三人の色子を描いたのもあり、個人的にニンマリ。


羊遊斎デザインの紅葉柄の箱も良かったな。

金曜日はここまで。
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