美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

加地邸の一般公開

遠藤新の仕事を見る。

葉山の加地邸が公開されたので見に行った。
内部は撮影禁止。だから外だけを挙げる。
全体の構造はいかにもいかにも。
細部が遠藤とその師匠のライトの趣向・志向に固まっていた。
大谷石の使い方を始め部屋割り等々。

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石の組み方一つにも嗜好が現れる。

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こういう配置がかっこいい。

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窓枠は傷んでいるが、それを改修するとまだまだ暮らしていける。

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この日は庭園でお茶もあった。リュウゼツランがあるのも建物とマッチしている。

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これだけ見てたら旧山邑邸と区別がつかないくらい。

大谷石はわたしの家の塀にも使われてるけど、好きな人は多い。日本の大谷からしか出ない石。

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組み方を見るとインカぽいな。

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玄関から見上げる。かっこいい家です。

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入り口からの眺め。

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素敵な邸宅だった。

今回の公開に尽力された井上祐一先生から様々なお話を伺う。
ホールを見おろす位置に二つの部屋がある。どちらも窓はなく、ホールを舞台とすれば桟敷席のような位置にある部屋だが、そこは何のための部屋かというと、玄関の上部に当たる方は、グランドピアノを置いて、演奏し、下のホールの人々を楽しませるためのピット的な役割を担っていたそうだ。
これは教えてもらわなければわからなかった話。グランドピアノを置くだけの小間…。
向かいの部屋はそうではないが、そちらは後方に客室が並ぶので、一種の寄合空間だったのかもしれない。

家具なども残り、遠藤の設計だというのがよくわかる。
現在は残っていないが、画家の亀高文子の展覧会を見たときに彼女の住んだ邸宅写真を見た。(亀高五一邸)。あれはライトの弟子・南 信の設計なのだが、南は遠藤と一緒に事務所を開いていた。師匠も弟子もやはりよく似ている。
こちらのサイトにその写真などがある。井上さんの丁寧な解説と写真。

カーテンや絨毯などについても色々と質問させてもらい、大変有意義な時間を過ごせた。
とても有難い。

一般公開されることで命脈を保つ建物もある。
なんとかこの加地邸も長く生き延びてほしいと思っている。
公開は残り二日。11/29と11/30.
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