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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

鎌倉ゆかりの天神様 

鎌倉国宝館で開催された「荏柄天神社宝物と常盤山文庫コレクション」展も終了したが、面白い展覧会だった。
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まずこのチラシからしてよい。
ぱーーーんっと言う感じで天神様登場。

学問の神様と言うだけでなく、やっぱりあれよ、御霊信仰の最たるお方で、とうとう神様になりはったくらいのお方。
色んな天神像がありますわな。

鎌倉の天神様、というのはむろん菅公ご自身は生前に鎌倉には寄っていないので、勧請したわけです。
北野天満宮、太宰府天満宮、大阪天満宮、この三か所がまぁやはり御本拠でしょう。
そして太宰府に左遷された時に立ち寄ったりなんだかんだで長岡天神、服部天神、と高名な神社もあるわけです。
これはご生前の話。
本物の神様になられてからは関東では亀戸天神などがありますね。
無縁の地にもご勧請されて結縁されて、信者さんが増えて、と言うのは結構なことです。
わたしも実は某天神さんの氏子で、25日=天神様の縁日という意識は常にあります。

関東と関西とでは神仏への関係性は随分違うけれど、鎌倉はさすがに古都だけに、関東の中でも意識がちょっと違うのかもしれないということを感じる。
この展覧会は鎌倉の地元の天神さんと、菅原通斎の常盤山文庫からの宝物で構成されている。
そう、菅原。ご本人は天神様の子孫を自認していたとか。
ここで思い出すのは今東光「春泥尼抄」のご附弟さんの春鏡さん。
彼女は菅原家の末孫で、北河内の門跡寺院へご附弟さんとして・ご法嗣として入られている。
彼女は小説のキャラだが、実際に菅公の末孫を自認する人々も少なからずいるだろう。

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神武寺の十一面観音などもお出ましになり、天神さんだけでない展示である。

荏柄天神に伝わる包丁正宗などは天神様ゆかりの梅が刻まれていた。とても綺麗。

さまざまな天神像が並ぶ。天神様は牛に乗られるので、郷土玩具にもなる。
それからきたのか、「菅原伝授手習鑑」では牛飼舎人の白太夫とその三つ子の息子たちそれぞれの葛藤が描かれる。

浮世絵も出ていた。文楽でも歌舞伎でも「寺子屋」や「車引」などは今も人気の演目で、当時はさらに浮世絵で人気がより高まったろう。

お怒りの天神、祈りをささげる天神、綱敷天神、渡唐天神など、様々な型がある。
雷神が御所を襲う姿もいい。

とても興味深く眺めた。
なお、現在松濤美術館では常盤山文庫の天神コレクションを集めての展覧会が開催されている。
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学問と言うか、このブログの発達・上達を願って、拝みに行こうか・・・



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