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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

四月の東京ハイカイ録 1

関西はまだ桜もある程度みれますが、八重洲についたとき、ああ東京のソメイヨシノはもおすっかり葉桜なのだと実感しましたな。

今回は木曜の朝は会社で働き、昼は龍谷大学を見学し、夜から東京へ潜伏という忙しい状況での上京。
関係ないが「上京」はやっぱり上京区でしょうなあ。

さて金曜の朝からガチガチの予定で動こうとしたところ、いきなりランチのお誘いが。
正直なところこのお誘いは断るべきだったのだけど、まぁ久しぶりだし相手も遠いところからわざわざ東京に出て来ているのだし、とOKしたのがやっぱり後に響いた。
パンでランチ可能か尋ねると返事がないので諦めて、パンを買いに行く。

この日は人形町のまつむらパンへ出向いたのだけど、色々と行き違いもあり、思うとおりに行かず、とりあえず2つだけ買う。これで二つ目の蹉跌を踏んで、店を出たら「よろしく」と返事が来た。タイミングが合わないなあ。
戻るのも厭なので今度はタンネに向うもそれもうまくゆかず時間も来るしで、上野に出た。
上野でサンドイッチと焼タケノコおにぎりを二人分追加購入して、東博へ。

本館2階を堪能した後、時間を図って一旦退出して藝大の「ダブルインパクト」を見に行くと、これがまた面白すぎて。
なお例によって展覧会の個別の感想は後日また別項。

約束の時間が近づくので慌てて戻ると相手から遅れると返事。
とりあえず待ってますと返すが、そうなると「インドのイム」が見れない。
本館一階を動く。それから東洋館で先に食べだすが、おにぎりがちょっとビミョーなのでこれはいかん。
相手の分は返品することにした。
いっそ2時に来てと返事して、その間に「インドのイム」を楽しもうと中に入ってしばらくしたら到着とメールが来た。
しかも東洋館の「ゆりのき」に入ったそうだ。
二重の意味で泣きたくなる。
相手のことも考えないといけないので泣く泣く「インドのイム」を途中でサラバした。
また来月見に来るよ、シクシク・・・

店に行き、奥に待ち合わせの人がいるのでと言うたが、対応がたいへん感じ悪かった。
なんでこんな言われ方をしないといけないのか。
全く踏んだり蹴ったりである。
2度とここには入らないぞ。

合流したが、相手もしょんぼりしているので可哀想になるが、わたしの方が可哀想ではないか。
パンの話をすると「あっ!」になったので、やっぱり慌てると人間何もかも飛ぶのだなと思った。
わたしは歯も磨いていたのでちょっと困るが、いっそと杏仁豆腐をたのむ。
おごる予定だったが、結局逆におごられた。
色々あるよなあ、人生。

わたしもわがままだからやっぱり誰とも合わない。
突発的なお誘いは、昼間の間は今後はどなたであろうと辞退すべきかも、と思っている。
夜間はまだ何とかできるけれど…
そういえば町田に行ったとき、庭園美術館でお茶しましょう待ってるわといきなり誘われたことがあり、あのときもクラクラしたなあ。皆さんやっぱり「たまにはあいつの顔を見てやろう」と思い出してくださってるわけだが、わたしのことはやっぱり放念してください。

人に合わせることが出来る人は偉いと思う。わたしはしようにも出来ない。
最初から待ち合わせての同行ならよいの。途中でというのがムリ。

らいおんさん、ごめんなさい。


おにぎりは返品するが、店員さんたちは感じいいのに店長の責任逃れの言動が凄い。
わたしも別に責めに来たのではなく「酸っぱいからこれはもう怖いので」と現物を持って行っただけ。
「別にネットであげたりしてませんよ」と言ったが、これだけ責任逃れしようとする姿勢は店長としてどうなのか。
店員の方も呆れてじーっと見てたな。
どこで買ったかとか画像はなしで、話だけ伝える。

三菱の印象派を諦めて、ブリヂストンへ向かう。
ブリヂストンも今回の展覧会を最後にビルの建て替えで長期間の閉館。
前回のリニューアルのことを想う。

武二「天平の面影」青木「わだつみのいろこのみや」が向かい合う空間に身を置く歓び。
かつてこの二枚が通路を挟んで並んだこともあり、あれ以来のときめきである。
ああ、素晴らしい。

昔のポスターを見る。懐かしい89年のクールベ、93年のモネ(このとき図録についた紙袋は今も手元にある)、95年の小出楢重の自画像。去年のチャイナドレスもよかったなあ。
折々の心に残る展覧会が蘇る。

雨が降り出したので乃木坂から国立新美術館直通のコースをとる。
もう4時なのだ。しかし雨のおかげでルーブル展の人もそんなに多くはなく、具合よく見て回れる。
オランダの風俗画が多いな。犬や猫の数を数えながら見て回る。

マグリットを見る前にサンドイッチをかじる。
持ってきていてよかったよ、結局のところは。

マグリット展、これがたいへんよかった。わたしのようなシュールレアリスムがわからない人間でさえもが楽しめた。
それどころか今回のマグリット展で、マグリットの思想についても色々と共鳴できた。
なるほどなあと実感し、作品鑑賞が進み理解が深まったのだ。
それはやはり作品の佳さを・思想を伝えるために、ここのキュレーターさんらが適度な導きをしてくれたからだと思う。

最後に「ジャク・ソン」展。すなわち「若冲と蕪村」展。
正直なところあまりに若冲若冲というのでイラッときてるのだが(なんしかわたしにとっては子供のころから「若冲=鳥オヤジ」なのだ)、まぁやはり若冲は奇妙な面白さに満ち満ちているよな。
一方、近年になり蕪村の良さをようやく味わえるようになったわたしとしては、大いに蕪村の世界を楽しめた。
蕪村の良さを教えてくれたのは間違いなく逸翁美術館なわけで、これはやはり関西人の一得ですわな。
全然違う二人を並べるところにサントリー美術館のチカラワザがあり、そこにも大いに好意を抱いたのでありました。

初日おわり。
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