美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

琳派と秋の彩り

もう一か月以上前に行ったのに、もう閉幕が近づいてきたのに、「琳派と秋の彩り」展が感想を挙げられないままになっていた。もうほんと、わたし、だめだめ。
反省を込めて感想を挙げよう。

イメージ (7)

1.琳派の四季

宗達と光悦コンビの綺麗なものをみる。
鹿下絵新古今集和歌巻断簡
四季草花下絵和歌短冊帖
どちらも金銀泥が使われている。
文字の配置・箇所によって変わる肥痩、濃淡、強弱。
いずれも素晴らしい。
当時の京雀等を喜ばせたのもわかる。

宗達のわんこもいい。見返りわんこ。可愛いものよ。
伝・宗達の芦鷺図は寝癖の強そうな鷺がいい。

乾山は定家の12ヶ月シリーズの絵(2月)で、キジがいる図。
芳中は見返る鶴を描く。

抱一の作品は秋らしいものが並んでいた。
菊図や秋草図、秋草に鶉図。
三幅対でも仁徳帝は紅梅だが雁行や紅葉が左右にある。
宇都の山も並ぶ。

其一は伊勢絵から高安の女と東下り。
いつも思うのは光君にしろ昔男にしろ「夢ばっかり見るな!!現実をねじまげるな!!」といってやりたくなるのだよなあ。
それはやはり絵がいいからそんなキモチになるのですよ。

田中抱二 萩兎図 可愛いのう。二匹の可愛い兎さん。

イメージ (8)

2.琳派に学ぶ

蓬春 新宮殿杉戸楓1/4下絵 これはホント、好きな作品。チカチカと輝く楓の愛らしいこと。たまに本画がTVなどで映ると嬉しいものな。

又造さんの60-70年代の頃の琳派風な作品が出ている。
あの階段の壁画も今回の展示の一つです。

古径 狗 ナデシコが咲いている。可愛いわんこやなあ。まだまだお子様なわんこ。

3.秋の彩り
秋の絵は豊かな色彩で寂しさを描いている気がする。

遙邨 まつすぐな道でさみしい 山頭火 好きな絵。小動物がぽつんと顔を出したりするこのシリーズ。明るい諦念とでもいうものがある。
やっぱりそこには「どうしようもないわたし」があるわけで、それをみつめつつ遙邨は突き放すこともなく描く。

栖鳳 秋夕 薪にバッタが止まる。木を削いだ匂いと共にバッタが。うら寂しいような心持になる。

古径 猫 うむ、神様。さっきのわんことは違うのです。こちらは埃及の猫神様のご親族。

蓬春の錦秋が二点。どちらも華麗。色彩感覚が素晴らしい。

橋本明治 富有柿  実に甘くておいしそうではないか。ああ、家に今ありますわー

10/25まで。
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