FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

浅沼記念館にゆく

建築会社・浅沼組の社長宅は現在、記念館になっている。
奈良の学園前アートウィークというイベントが開催中で、知らずに学園前の大和文華館に行ったわたしは、皆さんに勧められてノコノコ出かけた。

戦後の邸宅である。
立派な豪邸で、さすが浅沼組の社長宅だと感心する。
ここで現代アートの展示が開催中である。ご存じのようにわたしは現代アートがニガテだが、綺麗なもの・可愛いもの・オモロイものは好きなので、やはり見なくてはと思った。

とは言え、ブログを作成するにあたり、撮った画像を見直せば、建築の割合が多いのも事実だった。

庭の一隅に茶室がある。

みごとな造りの茶室である。
そこから始めたい。

待合。なんかおる。

このとき思ったのが、茶の湯は利休周辺があまりにも厳格だとは言え、規律さえ守れば、ある種の戯れを喜びもしていたはずだ。
だからここにこういうオバケみたいなのがいたかて、茶事を楽しみに来た人らには「これもお楽しみ」と楽しんだに違いないということだった。
だから、この現代アートの作品がここにあることに違和感はない。



おじゃまします、こんにちは。
そう言いながら茶室にあがる。




これは巧い。
光をじっとみるのはよくないが、この空間はカッコいい。


愛らしい照明器具。






秋から一度に緑蔭の頃になったようである。

虎と十二支の燈籠

母屋に。

座敷。畳一畳が!


テーブルクロスが!

文字が躍る!

ソファの背後にこういうのもいい。

刺繍のトリック。

オブジェとして置物として。


間近で見るとその執拗な描き込みに驚く。


作り付けの棚の中にも。

記念館とはいえ個人住宅での展示の場合、その箱を裏切るようなものを出すべきではない、と思っている。
あまりにそぐわないものは不快になるからだ。
今、見て回った作品たちは自己主張しすぎず、場になじみ、いい存在感を出していたと思う。
アートが全て過剰に過激なものである必要性はない。
どこにあるか。
そこを考えるのも大切だと思う。
どの場にあっても違和感を感じさせるものは、どこで見るべきかを考えていない。
それはそれでいいかもしれないが、その存在感に疲労する。

シャンデリア
IMG_20151107_132053.jpg



音声は聴かなかった。

ベランダから見る大和文華館
IMG_20151107_132757.jpg
あの森の向こうに建物がある。
手前の辰野金吾の和風ホールでは三瀬夏之介さんらの作品展が開催中。
浅沼組記念館へゆくことを勧めていただき、こうして素敵な邸宅と茶室を愉しみ、現代アートの面白さを味わったのだった。
関連記事
スポンサーサイト



最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア