美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

信行寺、若冲の天井画をみる

春秋恒例の「京都非公開文化財特別公開」今秋の最終日に初公開の信行寺に出かけた。
雨にもかかわらずたいへんな人出でだが、それでも雨のおかげでこの日はまだマシだそうである。

ニュースでも取り上げられているが、ここの本堂の天井画が若冲描くところの花模様167枚で、これまで本当に非公開だったのだ。
そもそもこのお寺はバス停のほん近くにあるという場所だが、だれも入ったことのないお寺なのだ。
見たいという声に押されての初公開だが、次の公開があるかどうかは不明という状況である。
それもそのはずで、確かにやばそうな感じがする。

御庭も小さいながらもいいし、本堂そのものも屋根の具合などが大変魅力的なのだが、そうしたあたりも撮影は禁止。
今回、朝日新聞が特別号で出したのをここに紹介したい。

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なんでも元は伏見の石峰寺の観音堂の天井絵だったそうな。
晩年の作品で、しかしやはり構図がいかにも若冲らしく一筋縄ではいかない。
妙に人間臭いような植物たちなのである。

以下、全てクリックすると拡大化します。
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菊や朝顔や牡丹、それから小手毬に南天、百合、秋海棠は他の絵師も描くが、まさかのサボテンとヒマワリも仲間入りである。
そして最後は本人サイン。88歳とあるが実際は84歳で、サバを読んだのは88の方がおめでたいから。

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照明もないし雨で薄暗かったが、目が慣れてくると却って外光が邪魔になり、手の甲を眼の下にかざしながら絵を見ると、けっこうよく見えた。
見えたが、やはりこれは修復するなりなんとかしないと危なそうだとわかる。
今秋、よく公開してくれたと思う。
今後のことを考えるいい機会にもなったはずだ…






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