美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。
グランフロント大阪で貴重な展覧会をみた。
金沢工業大学の所蔵する世界の稀覯本の初版を展示する「世界を変えた貴重な書物」展。
撮影可能。本当にすごい知の集積体である。

建築関連の貴重な書物が最初に現れる。自分が好きなものばかり撮る。




クロード・ペロー「柱の五種のオーダーについて」パリ、1683年、初版



こちらは大阪展のみ展示。

今回本ばかり撮影し、本棚を撮りそこねた。
唯一バウハウスだけ撮る。

縦のままにする。
星座の本。挿絵が魅力的。(ここから三枚は大阪展のみ)

様々な分野の本がある。
わたしはやはり挿絵に惹かれる。


ゾウさんが可愛い。


磁石の性質を説明するための挿絵なんだろうが、たらいに桶を浮かべ、そこにタケノコ入れてるのかとばかり。

本はこのように装丁も見れる。

カラーもある。

錬金術か。

物理学や化学などの本が多々。
工業大学らしいチョイス。
レントゲン。

鳥が飛ぶことを追う。



最後にインスタ。
言葉が降る空間


このインスタの中に入ると自動的に文字が身体に転写されます。
…のなら、耳なし芳一も和尚さんも楽だったろうな。
一冊の書物から飛び立つ無数の知識、教養、知恵、善意、悪意。


蝶として言葉は海を渡る。
面白い展覧会だった。
一冊の本は一つの宇宙だということを改めて実感する。
知性を手放してはならない。
11/23まで。
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