美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

黄金伝説 古代地中海世界の秘宝 その二

第2章 ギリシャ 
その続きから
イメージ (26)

ニコラ・ プ ッ サ ン パ ク ト ロ ス  川 の 源 の ミ ダ ス 王  1 6 2 6 年 頃 ア ジ ャ ク シ オ 、 フ ェ ッ シ ュ 美 術 館
やっとまともな人間に戻って「ああ、しんど…」な王様。あほですな、とは言い切れない。何故ならしんどなってぐったり寝そべる王の足元に砂金が残り、それを必死のパッチで拾う青年がおるからなあ。

フランド ル 製 ア タ ラ ン タ と ヒ ッ ポ メ ネ ス  1 7 世 紀 半 ば 頃 東 京 、 国 立 西 洋 美 術 館
丁度林檎拾っててそれで走りに負けるところ。
この姫は計略に負けてしまったが、頑張るキモチ自体はいいのだよな。しかしおじさんたちはそれを許さない。

アッテ ィ カ 赤 像 式 陶 器 、 ペ レ ウ ス と テ テ ィ ス  紀 元 前 4 6 5 年 ア テ ネ 国 立 考 古 学 博 物 館
仲良くしてる2人の像が前後にある。

ヒリス・ フ ァ ン ・ コ ー ニ ン ク ス ロ ー 「 パ リ ス の 審 判 」 が 表 さ れ た 山 岳 風 景  1 6 世 紀 末 ― 1 7 世 紀 初 頭 国 立 西 洋 美 術 館
遠景の中での行為というものは、自然の影に隠れてしまうな。

ピエール = オ ー ギ ュ ス ト ・ ル ノ ワ ー ル  パ リ ス の 審 判  1 9 0 8 年 三 菱 一 号 館 美 術 館 寄 託
ふっくら三人組の豊かな肌。温かさと輝きが活きている。いい絵。

ピエール = オ ー ギ ュ ス ト ・ ル ノ ワ ー ル  勝 利 の ヴ ィ ー ナ ス  1 9 1 4 年 頃 国 立 西 洋 美 術 館
彫刻。台座には上記のと同じ構図。

マルカン ト ニ オ ・ バ ッ セ ッ テ ィ  ダ ナ エ  1 6 2 0 - 1 6 3 0 年 頃 国 立 西 洋 美 術 館 1
寝そべっているので立派な背中からお尻が目立つ構図。何だろうと首を挙げるところ。

エドワー ド ・ バ ー ン = ジ ョ ー ン ズ 《 黄 金 の 雨 》 『 フ ラ ワ ー ・ ブ ッ ク 』 よ り  1 9 0 5 年 個 人 蔵
円形に描かれたシリーズ。牢内でマントをまとう女。金が降ってくるのをおびえたようにみつめる。

ボイオ テ ィ ア 赤 像 式 ク ラ テ ル、 ダ ナ エ と 黄 金 の 雨 紀 元 前 4 3 0 年 頃 ア テ ネ 国 立 考 古 学 博 物 館
なかなか美人。既にこの時代には神話を描いているのか。

ゴルゴネ イオ ンを 表 すア ッ ティ カ 黒 像 式 平 皿  紀 元 前 5 1 0 年 ― 紀 元 前 4 9 0 年 ア テ ネ 国 立 考 古 学 博 物 館
ファンキーな顔をしている。

クリムトの絵が二点来ていた。
グスタフ ・ ク リ ム ト  第 1 回 ウ ィ ー ン 分 離 派 展 ポ ス タ ー ( 検 閲 前 ) 1 8 9 8 年 川 崎 市 市 民 ミ ュ ー ジ ア ム
おおー、こちらが来ていた。嬉しいわ。ミノタウロスと闘うテーセウスの筋肉にときめく。

グスタフ ・ ク リ ム ト  人 生 は 戦 い な り ( 黄 金 の 騎 士 ) 1 9 0 3 年 愛 知 県 美 術 館
この絵が愛知県美に入った時のことを思いだす。展覧会のチラシも素敵だったな。
今でも絵の前に立つとドキドキする。黄金のチカチカがこちらにも届いてくるようで。

第 3 章 IIIトラキア
ヴァルチトラン遺宝から始まる。
何でもあるとき発掘されたそうで、たいした価値もなかろうと豚さんのエサ入れになったらなんとなんとまさかの黄金。13点合わせて12kgだというから大したものです。
ブルガリアのまさかのお宝。
その13点は大鉢、杯、柄杓、蓋などでいずれもピカピカの金だった。
紀 元 前 1 4 世 紀 後 半 ― 紀 元 前 1 3 世 紀 初 頭 ソ フ ィ ア 国 立 考 古 学 研 究 所 ・ 博 物 館切妻形 デ ィ ア デ マ 紀 元 前 4 世 紀 末 ― 紀 元 前 3 世 紀 初 頭

トラキアといえば安彦良和「アリオン」で最初に出てくる土地がトラキアだった。
中学生のわたしはそれでトラキアと言う地を知ったのだ。
アリオンは騙されて母親の手元から連れ出されてしまう。
バルカン半島から地中海沿岸はどうも地理的にも政治的にもニガテなのであまり知らない。
だからアリオンの旅の実感がいまだにわからない。

螺旋状のディアデマ 紀元前4世紀末―紀元前3世紀初頭 ソフィア国立考古学研究所・博物館
女のサテュロスを噛むヤギやヒツジ、それらに続くライオンとヒョウ。さすがに精密な構成。
イメージ (25)

次はパナギュリシュテの遺宝
アンフォラ形リュトン 紀元前4世紀―紀元前3世紀 プロヴディフ考古学博物館
なかなかいい画像つきのアンフォラ。
フィアレ 紀元前4世紀―紀元前3世紀 プロヴディフ考古学博物館
こちらもアララなもの。
こういうのは見ていて秘かに楽しい。

ギュスターヴ・モロー  ヘラクレスと青銅の蹄をもつ鹿 1872年頃 パリ、ギュスターヴ・モロー美術館
夕暮れの中、棍棒を持つヘラクレスと。どことなく疲れているのがいい。

ジャンボローニャ(ジャン・ブーローニュ) ヘラクレスとケリュネイアの鹿 1590年以降? フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館
こちらの角の鹿は半分折れている。

第4章 IVエトルリアと古代ローマ
そういえばエトルリアを知ったのは小学生の時に読んだ文月今日子「エトルリアの剣」だった。なんでもマンガから知り、そこから調べていったのだ。

動物模様のある留め具 紀元前7世紀第1四半期 ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館
チラシにも挙がっていたあれ、無数にいるかのようなどうぶつたち。131も!

蛇の頭部のあるレベス 紀元前7世紀第1四半期 ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館
にょろっとしたのが鉢に張り付いているのはあまり気持ちのいいものではないな。
絵柄は妙にエジプト風。

垂れ飾りのある首飾り 紀元前650年頃 ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館
「レゴリーニ・ガラッシの墓」の出土品。
2500体の一つで守られていたそうな。

イメージ (28)

それにしても6000年以前になるとギリシャ神話の時代になるのか…
それとイアソンらの黄金羊毛とが結びつく。

素晴らしい宝飾品がここにもずらりと並んでいた。
紀元前7世紀ころからの装飾品。
やがて少しずつ時間が流れ、紀元前から紀元に入る。
パールやサファイアのついた耳飾り、エメラルドの耳飾りなどが現れる。

最後に菱刈金鉱から掘り出された金鉱が出ていた。
住金の所蔵品。小さな粒がキラキラ光っていた。

欲望もここまでのものを見ると、そんなに巨大化しない。
古代の人々の造形の感性に感嘆しながら会場を出た。
きれいだったなあ、しみじみ。
関連記事
スポンサーサイト
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア