美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

12月の東京ハイカイ録

12月の東京ハイカイ録。
今回は朝に会社、昼に山科、夜から東京。
朝に礼拝、夕べに感謝、ナム~ではないよ。
そやから荷物を定宿に運送。先に丸ノ内線の定期売り場でTOKYO Subway チケットの一日券買う。exicの半券 のおかげで安くなるのよ。しかし1日より2日、2日より3日が得だぞ~と駅員にユーワクされるが、翌日はJR 休日お出かけパスを使い倒すからなあ。なんしか連続でしか使えんのよ。仕方ないわ。

さて金曜になりました。
天気悪いと言うけど、ほんまに三浦半島がエライコッチャになってた。
都内の方は昼前には雨は止んだが、風がめちゃくちゃ強かった。
まずは西馬込の大森郷土博物館。風雨にヤラレ、フウウな不運な風雲児。はい?

展覧会の詳しい感想は後日に個別に挙げます。

「まちがやってきた」。
面白い企画ですわ。大概都区内の文化施設はいい企画展、しはります。惜しむらくは宣伝力のないことかな。
大田区に、まちが・学校が・工場が・企業が・文化が・それに天災も人災もやってきたのでした。

駅に着く頃は雨止んだが、強風のために電車がけっこう大変みたいでようさん遅れたみたい。
五反田から渋谷のハチ公口に出たとき、空を見たらスゴいスピードで雲がきれていってた。

ハチ公バスに乗る。都内にはほかに猫、ビーグルのバスがある。パンダもあったかな。動物と無縁のバスもあるよ。

白根記念郷土博物館で杉浦非水と翠子夫妻の展覧会をみる。非水の作品紹介が良かった。翠子は短歌よりもその人物像に焦点が当たってたな。仲良しカプなので合作もあった。
仲良しカプなのはいいが、妻は世間と相容れないところがあるな。しかしそれでもまっすぐ立つのはいい。

向かいの國學院博物館に入る。奈良絵本や絵巻のオバケなどを特集。
珍しいことに賢学草紙が。しかも道成寺絵巻と並べて。
江戸時代ので、鍾馗が双六を、孔子、弁天、稚児文殊らが博打してて、中でも稚児文殊なんか「ご無礼、ロンです」くらい言いそうな感じだったな。
むこうぶちな奴め。

そこから根津に向かう。銀杏がスゴい。道はまっ黄色。
ここでも日本の絵巻物や屏風に描かれた物語絵を堪能する。良かったわ。賢学草紙もあったな。伊吹山系の酒呑童子も。

根津を出て表参道から町田へ。
町田市民文学館で日影丈吉と「宝石」の作家たち展を見る。
これは先般立教界隈で開催された乱歩や敗戦の頃のイベントの折、ミステリー博物館から紹介されたのだ。
よろこんで出かけた甲斐のある展覧会だった。
日影丈吉の世界を彩る村上芳正、建石修志、乱歩の春陽堂文庫表紙の多賀新、角川文庫の横溝正史シリーズの杉本一文、旧くは「黒死館殺人事件」の松野一雄の挿絵までもがい展示されていたのだ。
耽美の淵に溺れる快さから、なかなか浮上できなかった。

新宿についたのはもうだいぶ暗くなっていた。損保で東郷青児の絵と彼のコレクションとを楽しむ。特にいいのは洋菓子屋の包装デザインなど。要するに都会的でモダンでオシャレで、それがかっこいいのだ。
彼のコレクションは同時代作家のモノで、これらはいえば東郷作品を内側から見た感覚のものだと言える。

吉祥寺へ。moicafeさんで一休みしたかったが、時間がない。吉祥寺武蔵野美術館で三岸節子展を見る。めちゃくちゃ気合が入った。
甘えたことをぬかすな、と言われた気がする。しっかりしろと背中をどやしつけられ、生きてる間は何があろうとなかろうと、がんばろう!という気にさせられた。

昂揚した気分もそのままにまさかの東近美突入。
藤田の猫を中心に見る。裸婦や自画像に二匹、闘争するのが14匹の16匹。
戦争画はパス。というより、語る言葉を持たない。

九段下経由で帰る予定が間違えて大手町。もうええわ。
いつも竹橋ではこうして間違えている。

2日目・土曜日
とにかく朝早い。7時半には宿を出た。それでぴったりやから遅れてたらどうなってたか。
JRの「休日お出かけパス」2,670円を購入して横須賀へ。
横須賀まで遠いなと思いつつ寝てたが、駅についてこんなのが視界に入りますと目もぱっちり。
「いずも」号。スゴイ大きい。


横須賀、今度1日かけて歩きたいな。軍艦三笠にも乗りたいし、猿島にも行ってみたい。
佐藤さとる「わんぱく天国」の現場も歩いてみたい…80年前の横須賀の、ちょっと架空の町を。

バスで観音崎へ。馬堀海岸からと違いバス代高いわ。
横須賀美術館。幕末から明治の神奈川を描いた浮世絵を見る。
今年はこの辺りの浮世絵で楽しいのをたくさん見た。
最後は清親と巴水でシメ。
常設の、朝井閑右衛門の南画が意味不明な迫力に満ちていた。洋画もそうだがこの人の南画もなんだかたまらん。
松本竣介の青緑系の絵を見て、ちょっと心が和む。
谷内六郎も可愛いが、時々ビクッとするものもあるからなあ。

さてわたくしはですね、走水神社前まで向かいまして、味美食堂に入りました。
横須賀美術館に来たら必ずここに入りたいと思うお店です。
防大生の青年らが居住まい正しくごはん食べてるのを楽しく眺めながら待つうちにアジフライ定食来ましたがな~
自家製のポテサラも美味しくて、ほんまにここはいいなあ。
ああ、アジは美味しいなあ。


横須賀から横浜に。みなとみらい線に乗りに行ったら、東京か埼玉か来たらしき特急から信じられんくらい大量の降り客が。うわーーーーーーっ
びっくりしたわ。これだけの数を詰め込んで走ってたのか、電車。息苦しいやろなあ。

開港資料館で「その音奇妙也」という明治初期の西洋音楽と東洋音楽の出会い、摩擦と西洋音楽の波及との展示を見た。すると本町通りの時計塔の絵がここにもあって、今の開港記念館がその2代目やと知る。そうやったんかー。

上野まで乗り換えなしで出て、東博で兵馬俑をみる。また来月も見るけど大きいなあ。
並べ方が面白いよ。兵馬俑に群がる人々をみる、というのもまた興味深いものでした。
それで撮影可能の兵馬俑たちは今回の展覧会のために中国側で新規作成されたものだそうで、ありがたいことだ。

常設では12月らしく忠臣蔵。
やっぱりいいなあ。

上野の森美術館に入り、肉筆浮世絵を見る。
大阪で見たものの巡回だが、前後期に分かれての展示もあり、ちょっと残念なところがある。

千葉に行くのに東京から快速線に乗る。
ありがたきPARCOバスに乗せてもらうが、もう来春にはなくなるんやったかなあ。

杉本さんの写真と骨董を堪能する。
撮影することで杉本さんの信徒になるのを実感する。
面白かった。

13日、日曜日。
ロッカーに荷物を放り込んで、日暮里に行く。何年ぶりか、ほんまにビックリした。スゴい変貌を遂げてますなあ。
90年代初頭、谷根千ハイカイが大好きだった。あれから四半世紀、朝倉彫塑館の道を忘れてますがな。

雨のため屋上に出られない。それ以外は機嫌よくたのしめた。
朝倉文夫は文章もよいが、思えば朝倉摂の父上やもんなあ。

アトリエ、和室、中庭。どこを見ても素晴らしい!
所蔵品も東洋の古美術、膨大な書籍など味わい深いものばかり。

千円でなにやらお得なセットがあり、それを購入。


さてここからは京成線。一日券よりバラにした方がいいというススメをうけ、そのまま中山に。
法華経寺。7年ぶりの再訪。



立派な門。近くの中華屋でランチ。
まあまあ美味しかったので今度また行こう。


この五重塔、巴水に作品があった気がする。

道案内がいいので東山魁夷記念館にも迷わず行ける。
あら珍しい、ロッカーが無料になってますがな。
日本画のいいのをみて楽しいわ。

それから千住大橋に行ったが、ビックリした!ここどこや!というくらいクリーンになってた。商業施設も出来て賑やかだった。
石洞美術館で埴輪からのやきもの見たが、やかましい集団がいたのでさっさと出る。

次は三ノ輪の一葉記念館に行きたいが、ほんまはチャリで行きたい距離やな。
町屋から地下鉄のりつぎ。上野からやなくこっちにした。

ボランティアガイドさんが熱意をこめるのはいいが、身だしなみを館の方もチェックするべきやな。
あと、距離感。近付きすぎてこないで。はっきり書いてしまったけど、やはり都の施設なんだからなあ。

わたしは「たけくらべ」にイライラするけど、挿絵の色々みてまあ満足。
これまで。

日本橋に出る。丸善でダヤンの展示があるので寄る。
ダヤン好きだ。
しかし実はダヤンの友人ジタンがもっと好きだ。
二人が一緒の話がすごく好きだ。

缶バッヂがあった。ご当地ダヤン。
博多は祇園山笠ダヤン。
カッコいい。で、大阪は?と見たらダヤンとジタンの二人がマイク前で並んでるが、なんかこれは…
どっちがボケ、どっちがツッコミかはわかりません~

色々おみやげ物買う。
また来月までサラバ。

東京ハイカイ2015年はここまで。




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