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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

れんげの花畑

 れんげが満開になっている。小さい子どもがその中に入って花を摘んでいる。
子供の頃、シロツメクサの花輪を作ったが、れんげでは作っていない。 大分昔、自分たちのシマとは違う少し離れた場所でれんげ畑があり、知らない中学生のお兄ちゃんに私や近所の子どもらは案内されて半日楽しく遊んだ。私たちは夕方になると帰ろうとしたが、一緒に遊んでいた知らない兄妹の二人はその中学生と意気投合して、今日は家に帰らないと言ったので、バイバイと機嫌良く別れて帰った。
翌日は日曜で、新聞に子どもたちが行方不明と出ているのを父が読み上げた。『あっその子ら知ってる!』無邪気な私たちは新聞に知ってる子らが載ったことが嬉しくてたまらない。しかし大人にしてみればとんでもない話だったろう。
―――結局その子らは機嫌良く遊びすぎてれんげ畑の中で寝入ってしまっていたらしい。新聞が配達された少し後には警察に保護されていたようだった。面白い子どもたちだった。もうあのれんげ畑も民家が立ち並んでいて、どこだったか思い出せなくなった。
行方不明になった女の子は小学校の廊下でよく見かけたが、互いに何も口をきいたことがなく、それっきり知らない。
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